今回のブログは、ボウストリングス,Bow Stringsといきなり難しい言葉から始まります。直訳すれば弓の弦です。この部位を側面から見て、頤からのど仏(甲状)から鎖骨と胸骨までの弧を弓としますと、正面下から見て紐バンド状に二本の弦が張っています。だからボウストリングスと呼びます。他の部位でも局面にひも状に橋渡しが出来ると、ボウストリングスと称します。
鳥類は頚が長く、顔が小さく啄む為に頤が前形している為に、生来バンドを呈しています。欧米では白人は頤が長く、前突しているがためにバンドが出来易く、これをターキーネック,Turkey neckと呼びます。鶏でもいいのかも知れませんが、チキンは臆病の意味なので使いません。
実は広頚筋の狗縮が皮膚に反映しています。頤が長いと弓の弧が長い為に
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学
口周りは鼻、口、顎の関係。頤もです。頤プロテーシスから計画的に先行して、本題の上口唇短縮術と口角挙上術
口は上下唇が包んでいます。口腔内には前方に28本の歯牙と上下歯槽骨(歯の植わっているU型の骨)があり、上は上顎骨等、下は下顎骨(下歯槽骨は下顎骨の一部ですが)に乗っています。これらの位置関係は様々で、正面像での形もバリエーションがあります。側面像での3次元視では前後関係も様々です。側面像でのE-ラインは見た目に反映しますし、正面像では上下左右の長さが見た目に大きく反映しますが、人間は遠近感を感じ取りますから、正面視でも前後関係が意識されます。さらに頤(下顎中央)に梅干し(*脚柱)ができると動的形態に影響します。他の部位も表情により動的形態は豊かです。しかも話す、食べる際に頻回に動く部位ですから、表情筋が交錯しています。
こうしてみていくと、口周りの動的&性的な形態は数字だけでなく、周囲
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面長の症例では人中部中心の白唇短縮術のデザインを検討の余地があります。〜じっくり時間をかけて縫合しました。バッチグーです〜
私は口周りの手術をたくさん施行してきました。美容外科医は体中の美容的な向上を図るのが務めですが、 私は首から下は(乳は除く)あまり好きでない。割と体力を使うからですし、服の下は出来上がりがよく目に見えないからです。顔面の美容外科は医師となって30年来の、いや美しさを作り上げるのは産まれながら60年来の天職です。
顔の輪郭も重要なファクターですが、部品としては、眼瞼、外鼻、口周りが大きな部分を占めます。眼瞼形成術はもちろん好きな分野です。特に目頭形成術は形態と機能の改善に欠かせませんが、当院の二人の医師は、どちらが上手か言明しないとしても、国内第一と第二人者です。鼻にはI型プロテーシス+軟骨移植が適切で、自然で美しい形態を安全に作り上げられると評判です。
口周りはつい5年前まではあ
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眼瞼に引き続きアンチエイジングにPRP
このところ眼瞼セット=眼瞼下垂手術+目頭形成術が流行っています。SNSでは評判の様です。目頭形成術という手術名も理解されてきました。先日は早速患者さんが「目頭形成術はどうですか?。」と口にしました。目頭の蒙古襞の狗縮は目頭切開(切除)手術をしても治せません。基礎的な数学(幾何学)的な理論に基づきます。中学生でも理解出来る理屈です!?。また平行型の二重を造る為に目頭切開を奨める美容整形屋が横行していますが、それとこれは別です。ただし一重瞼を二重瞼に変換する重瞼術を施行する際には、二重瞼の標準的な蒙古襞の程度に治さないと不自然になります。その為にはZ−形成法が最も適切です。ですからあくまでも目頭形成術と称します。
でも本症例は、実は友人が私の手術を受けて余りにも素敵なので受けたくなったそう
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さすがに白唇短縮術は不要です。比して口角は下がっていますから、挙上術したい。
口角挙上術単独の適応症例は数少ないのですが、計測に依る診断上あり得ます。では患者さんはどうして知り得るか?。ブログを見れば判ります。最近はSNS上に症例が散りばめられています。でも手術法として、横径の改良まで触れている医師は少なく計測も為されていない様です。私の手術術式と適切な診療方針は唯一かも知れません。私に行き当たった人は幸せです。ご覧の様に悦びをもたらします。
症例は29歳女性。昨年末に来院。白唇長13㎜と長くない。一目見て口角だけ下がっている。上下の口唇(赤唇)が接する線を交連線と言います。波を打っていながら中央と両端が同じ高さなら口角が下がっていないと認識されます。当たり前ですが、口角の高さが中央の上口唇結節の高さよりしたなら口角が下がっていると認識されます。内眼角間距離33
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