歯槽とは、歯牙(歯)の植わっている骨のことです。歯は噛む為の臓器ですが、ついばむ作用もあり、鼻や頤よりも前にある方が使い易いのです。ただしそれは人間以外の動物のことです。人間は(一部の類人猿も)手を使い食べます。それが進化の一つです。正視なら口を前に出さないで、手で箸やカトラリー類を使い、約30㎝の距離から持っていって食べることが出来ます。読み書きするのも30㎝前後が楽です。細かい道具(パソコンなども)を使うのも同様です。つまり人間は食べる姿勢も上半身は直立するから安楽なのです。頭を使う仕事でも見易く安定した姿勢なのです。つまり人間は細い作業時に、目と手を使い易いから進歩してきたのです。その結果啄ばまなくなったのかもしれません。だから人類は口が鼻と頤より後ろにあるのが標準です。とはいってもバ
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カテゴリー別アーカイブ: 医学
人中部白唇短縮術は両側鼻翼下間を同じ幅で切除します。真皮縫合が命!。実は丁寧に時間をかけるしかありません。
人中部白唇短縮術に於いては数字上の差異はありますが、デザインは定式化しました。重要な事は、両側鼻翼下間を同じ幅で切除しないと富士山型になるからです。更に重要なのは縫合です。私は必ず3層縫合します。筋肉処理とは筋縫合時に外反C-カールを造る技です。しかも半分寄せます。真皮縫合は皮膚の裏側の一番支えられる真皮層を縫い寄せて隙間を無くします。表皮は約0.4㎜厚しかなく、その深層の真皮は約2㎜厚です。真皮通しを合わせて数週間で癒合すれば永久的に拡がりません。拡がると表皮は引き伸されてツルッとした凹んだ帯状の傷跡が出来ます。その分後戻りする訳です。皮膚表面からの縫合は、1㎜以下の厚さの表皮層を段差なく合わせるために加えます。
他科(形成外科以外)の行なう中縫いは真皮層を合わせる技術を持ち得ません
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赤唇を強調したいから白唇短縮術は正解。口角挙上術を併用しないと富士山型になります。
巷間では人中短縮術と称する人が多く、私はいつも「人中だけ短縮したら富士山型唇になってしまいますよ!」と警鐘を発して来ました。唇とは赤い部分が赤唇で、その上の皮膚(鼻の下)もくちびる、白唇です。だから人中部中心の上白唇短縮術と称しています。私は両側の鼻翼の下の間を同じ幅切除しますから、富士山型にはなりません。ただしその両外は引き上げませんから、症例により(口角が挙がっていない人)口角挙上術を同時に施行する事が多く、そうする事で富士山型の逆に弓型の赤唇縁を造って来ました。
人中中央の長さを測り、15㎜以上の人は短縮術の適応だと云われています。この長さは加齢と共に10歳で約1㎜は伸びていきますから、長いと年齢を感じさせます。でも、長さだけを治すのではありません。赤唇の形態や3次元的前後位置の
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口元の可愛らしさは人格を変えます。静脈麻酔では術中にも人が変わります。
本症例は初診時には楽しく診療しました。結構フランクですが、やりたいことの主張が強く、巷間いわれているように私もそうなので、二人で丁々発止の診察でした。こうして密な診療の結果、適応が高いと考えられ、手術に至りました。術前の計画は看護師に任せて静脈麻酔の希望も汲み、麻酔医が立ち会えるようにスケデュールを立てました。
静脈麻酔は点滴に静脈麻酔薬剤を混ぜて眠り具合をコントロールするだけです。口周りの手術では挿管する吸入麻酔(所謂狭義の全身麻酔)では邪魔になるために避けたい。通常局所麻酔だけで出来ますが、口周りは注入量も多く硬い部分なので痛い。例えば眼瞼手術時は両側で約3cc以下なのに白唇では3cc以上、口角も2cc以上必要です。だから希望に応じて局所麻酔時に静脈麻酔で眠らしてあげます。
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外鼻の手術は軟骨移植が安心で綺麗!。若年者でも適応あり!。
症例は16歳女性。他院Sで鼻尖を切らないで軟骨寄せた。高くなったが小さくならなかった。そして戻った。鼻翼幅35㎜:鼻尖幅22㎜:内眼角間35㎜。鼻翼は丸く張り出していないで、幅がある。だが鼻尖は鼻翼の1/2より大きい。
小顔の割に大きい鼻翼をまず縮小したい希望に応え、バランスを考えて目頭形成をする条件で鼻翼縮小術皮弁法から施行し鼻翼幅33㎜にした。
後戻りが止まったのを確認して、鼻尖縮小術を施行することとした。鼻翼縮小術の影響で鼻尖は上方へ移動していたので、軟骨3枚を下向きに入れて下方移動も加えることとなった。1枚目はダイアモンド型でも下向きに入れる。2枚目を鼻柱前に帯状に入れて下げる。3枚目を粒状に高く入れる。術前に私がこのデザインをイラストに書いて見せた。
とにかく画像
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