保険診療は保険医の登録をした医師だけが行えます。保険診療は厚労省が細分化して決めた診療内容それぞれに点数を設定していて、点数の10割の料金が保険基金から支払われます。通常そのうち3割は患者負担です。ですから、保険診療では、建前上は同じ手術なら同じ行為が行われるはずですが、実際は診療技術には医師の差があり、医師を選ぶのも難しいのが現状です。
何故なら、医療機関は誘因行為としての広告宣伝が規制されていて、決められた範囲でしかできません。近年はインターネット上のホームページやSNSで啓蒙活動が自由に行われてきましたが、 それも嘘や画像の改竄などが横行していたために、2016年に規制する法令が成立しました。一般医療では、医師や病院を評判で選ぶ人が多いようです。
ですが、美容医療の分野では
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カテゴリー別アーカイブ: 重瞼固定法
眼瞼形成術を受けたかった女子。時間が出来て、周囲の理解も得られて、タイミング良く出来て、結果が見えてきてお喜びです。
何故か眼瞼痙攣状態の患者さんが来院します。誰かがどこかに広告宣伝したのでしょうか?。私達でなく他の美容形成外科医?。眼科医?。眼瞼痙攣は眼瞼下垂の随伴症状だという知見が認知されて来たのでしょうか?。ちなみに眼瞼下垂症の診療は真面目な形成外科医、または美容形成外科医が担当するべき分野です。
本症例の患者さんは、眼瞼痙攣とは診断出来ません。ですが、眼瞼を開く力はあるも、開く意志が常時は伝わらない症例です。神経性は器質性と精神性がありますが、精神疾患は認められないのでよく判りません。医療上は、眼瞼下垂症を前葉性と後葉性、更に先天性と後天性に分けます。更に神経性や外傷性、及んで医原性まで原因は多岐に渉ります。この辺りは形成外科以外の専門の他科の診療も求められます。本患者さんにはこれらの原因は診
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4年前からの患者さん。いつも明るい楽しい患者さん。目元を更に明るく、綺麗にして似合います。
症例は26歳女性。3年以上前に初診。先天性二重まぶたも前頭筋は収縮。LF右11:左12と右が弱かった。前転が必要。重瞼は右の上にすると蒙古襞が目立つから上から2番目の線。フェニレフリンテストで半分挙がった。術当日。平行型希望なので目頭切開が必要と説明すると、当日は予定が立てられないので、6ヶ月以内なら同時施行扱いですることになった。左のラインで2㎜幅切除し、1点ずつ挙上前転し、2点ずつLT法で重瞼固定した。前頭筋使わなくなって喜んでいた。その1週間後に抜糸時には、開瞼が良好で、腫脹で幅が1.5倍以上でも重瞼がくっきりしていた。その後来院をされずいつ出来上がったかは不明。いつ頃か後戻りが起きてきた。
今回、LF右13㎜:左14㎜で右が再発した。右は先天性後は性眼瞼下垂症を伴っていたからで
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3年前の眼瞼下垂手術後、懸案の目頭形成術と右側切開手術に続けて左側切開手術に目頭部重瞼固定を加えました。
眼瞼下垂症は前葉性と後葉性。先天性と後天性に大別されます。鑑別診断が大事です。手術法の適応も変わります。そうしないとやってみただけになり、中期的に結果が得られなかったり、後戻りが起きたりします。偉そうな事を言っても、結果が全てと云われそうです。当院でも診察を疎かにして、手術適応を検討しないで、丁寧な説明を省く事がある様です。初診医師と手術時の医師が変わる事もまれにあります。本症例の初診時がそうだったかも知れません。短期的結果は得られても、中長期的結果は予想が着いても、説明していなければ、患者さんにとっては経過不良になってしまいます。何回か記しましたが、先天性後葉性眼瞼下垂症にLT法をすると、後戻りが起きます。短縮術でも起きる事があります。診断の下にきちんと説明しておかなければなりません。また
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