カテゴリー別アーカイブ: まぶたの美容と機能

2015 . 7 . 23

黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!の1週間後

先週の症例;黒目整形=切らない眼瞼下垂手術;NILT法とZ−形成法による目頭(蒙古襞)拘縮解除術=当院の目頭切開手術の1週間後の経過です。 術前 術直後 術後1週間   上に3枚の画像を並べて見てみます。 術前の開きが良くないまぶたの原因が、蒙古襞の突っ張りのためであることが判ります。 術直後は、目頭が開きすぎて鋭角になってしまっています。これは襞を縦方向の突っ張りからの横方向へ方向転換したためです。そのため開瞼は明らかに強化され、強過ぎます。麻酔の影響で動きが変なのもあります。 1週間で抜糸したら、かなりいい形になっています。残念ながら一部に内出血したのがまだ見えます。もう1週間で引くでしょう。 術直後と1週間後の違いは
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2015 . 7 . 16

黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!

一昨日久しぶりにブログに紹介する提示症例に巡り会えました。何故最近無かったのかと言いますと、5月来患者数が多く、診察が忙しかったため、症例提示の依頼をする間がなかったのです。結構気を使うもんで・・、精神的な余裕の問題です。 今回の症例は快諾していただきました。これまでに何回か、他院や当院で改善を計って来た患者さんですが、ゴールが高くなかなか辿り着けなかったケースで、今回思い立って治療を受けたかったそうです。私のこれまでの症例提示も参考にして頂き、修正をご要望いただいたのですが、費用の問題もあり(もちろん症例提示の承諾を頂くからには何らかの利益供与します。)、今回手術に至り、提示させて頂くことになりました。 患者さんは28歳女性。他院で数年前に切開法の眼瞼下垂症手術を受けています。
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2015 . 7 . 14

お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅳ

今回4回目となりましたお勉強シリーズですが、まだまだ眼瞼の論文で説明したいのがありますので、続けます。っといっても、今回は私の書いた医学博士論文です。医学博士とは、オリジナルの(つまり初出)の研究をして、欧米の医学雑誌に掲載された論文を、著者が説明して大学院の教授陣が審査員になり、科学的有用性があると認定された後、国会図書館に提出して医学博士の登録をして付与される称号です。テーマはオリジナルですから、時間と手間が掛かります。 Aesthetic Plast Surg. 2001 Jan-Feb;25(1):20-4. Scanning electron microscopic study on double and single eyelids in Oriental
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2015 . 7 . 8

お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅲ

これまで2回、お勉強シリーズを書いてきましたが、シリーズ化してきました。そこで、表題を「お勉強に励んでいます。」として続けます。前回本邦の腱膜性眼瞼下垂の初出論文の紹介をしましたが、内容を説明しなかったので、再掲します。 Ann Plast Surg. 2001 Jan;46(1):29-35. Etiology and pathogenesis of aponeurotic blepharoptosis. Fujiwara T1, Matsuo K, Kondoh S, Yuzuriha S. Author information 1Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Shinshu University S
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2015 . 7 . 6

お勉強に励んでみました。−医者は一生勉強です。−Ⅱ

前回から、お勉強シリーズを始めてみました。長編となってしまい、とても読めないと思います。いいんです。英語文のところは無視して頂き、要約を読んでいただければ、言いたいことは伝わる筈です。というか、私としてはこういう勉強を日夜しているのですよ!。ということを知っていただきたかっただけです。 前回は、4編の論文を載せました。一応繋がりのある内容で、ハードコンタクトレンズの長期装用が眼瞼下垂症原因となる。ソフトコンタクトレンズでも起きる。組織検査では筋のダメージが見られる。腱膜性眼瞼下垂症の診断と同じである。との論文の説明を致しました。 そこで今回はさらにたどってみました。私達眼瞼の治療に邁進する美容形成外科医にとって、一丁目一番地ともいうべき、後天性腱膜性眼瞼下垂症の論文です。 Arch
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