前に予告したように、糸の話を再開します。
切る、切らないの手術内容にこだわらずに、より良い結果とより経過の良い手術法を、検討していきたいと思います。切る切らないを組み合わせて、ダウンタイムと結果と持続性のバランスを取りながら、美容医療を受けましょう。
先に念を押して置きますが、糸を始めとした体内埋入物は、身体に対して害を及ぼす物はありません。生物学的な害=ばい菌等はあり得ないし、化学的な害=毒性のある物質などもあり得ません。この点は医学ですから、科学的にカットされています。生体が反応する異物反応=いわゆるアレルギーを呈する物は原則として使用しません。物によってはアレルギーはごく稀に起きますが、私達は使用不可とします。
体内に埋入するだけで、いやがる人がいますが、食べ物だって
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カテゴリー別アーカイブ: 目の整形
美しい女(ヒト)の楽しみ
いよいよ、私が長年携わってきた症例写真の御紹介をいたします。
14年前の写真が見つかったそうで、送っていただけました。
昔の写真なので、画質が高くないので、トリミングはできません。患者さんも言うのですが、メイクが派手で雰囲気がよく解りません。
さらに、昔の写真と現在のセピアカラーの写真を比較します。
ところで、12月26日に鼻下短縮手術をしました。症例提示(展示と言える程の濃厚な内容。)をさせて頂く機会を得ました。今回特別に、アドバイザリースタッフとしてお願いして、症例写真の選定と経過説明と、所見について聴取させて頂き、ブログの記載時に協力いただく事になりました。願ってもない事です。
上記の2枚の写真の間に、どのような、治療をしてきたのでしょうか?。一つずつ解き
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続きで、話が飛んで、視力について-眼瞼下垂と関係があるような?ないような?‐Ⅲ
視機能の編の、続きの続きで網膜です。像を結んで光を感知し、神経に信号を与える臓器、カメラではフィルムです。網膜は視信号を作るところなので、信号を送る神経や信号を受けて脳内に像を造る脳の話も加わります。
その前に前回書き忘れた白内障の件を書き足します。
白内障は、水晶体の透過性低下です。加齢によることが多く、だれでも必ず年齢とともに生じます。薬剤性や、先天性や、物理的な要因もあり得ますが、ほとんどは加齢性です。視力としては、すりガラスを通してみていることになる訳で、ぼやけるのです。老視も同時に進むので、近くが見にくくなり、離すとぼやけるので、字が読みにくくなります。手術で人工レンズに入れ替えれば治せるのですが、屈折調節ができなくなります。レンズをどの焦点に設定するかですが、日常生活
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続きで、話が飛んで、視力について-眼瞼下垂と関係があるような?ないような?‐Ⅱ
続きです。
水晶体は、ご存知の通りレンズですよね。とは言っても、カメラのレンズはガラスですから、厚さを変えられないので、前後に位置を変えてピントを合わせます。しかし、人間のレンズはガラスではなく、軟らかく厚さが変えられる仕組みです。厚みを変えられるということは、屈折率をかえることができると言う事です。凄いですよね。ここで屈折が出てきました。目に入ってきた光は、水晶体で曲がって、近くの物を見る時は水晶体が厚くなって(丁度遠視や老視の人が厚いレンズの眼鏡をかけているのと同じですね。)網膜に像を結びます。遠くを見る時は、水晶体が扁平になってピントを合わせます。これが屈折です。
よくカメラや目の仕組みを説明する絵として見ますよね。ろうそくが網膜で逆さに映ったり、フィルムに写るヤツ。レンズ
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続きで、話が飛んで、視力について-眼瞼下垂と関係があるような?ないような?‐Ⅰ
眼球が視機能の主体なのですが、本来は眼科医が担当する臓器です。ところが、眼科医は、検査するばかりで説明が下手な様です。私の患者さんと話していても、的を得ない説明しか受けていない場合が多いです。
それはそれとして、眼球は前から、角膜、前房、虹彩、水晶体、硝子体、そして網膜があります。そのどれもが視機能に関与します。つまり、光がちゃんと通るか、通った光が網膜にちゃんと像を投影するかです。よくカメラに凝らせられますので、引用します。写真は私達形成美容外科医に取っては、欠かせない物です。ちなみに私は、中学生時にアサヒペンタックス(今は無い名器です。)を買ってもらい、のめり込みました。カメラを勉強しました。また星空に夢を見て、天体望遠鏡も買ってもらいました。だから、レンズや画像投影には科学的な知
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