カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学

2018 . 6 . 21

口周りの手術。難しくも面白い症例が増えています。

標題に書いた様に込み入った症例です。先天性疾患があり、その付随症状として上口唇が長く、下顎の後退もありE-ラインがプラス。口蓋裂の治療に付随しての構音障害はリハビリを継続しているため、口輪筋を訓練しているから厚みがあり上口唇が内反している。これまで診てきた症例と比べていろいろな点を留意しなければならないということです。知識を駆使する為に頭脳を駆使しなければならなくて難しいけれど、それぞれ解き明かしてみれば結果が予想出来て面白いのです。 口周りは白唇と赤唇の口唇。上下の鼻翼、頤。後ろには歯牙と歯槽と口腔内。それを作るのは骨格と口蓋、舌の関係性も考慮しなければなりません。実は口周りといえば、先天性疾患の知識も必要です。口唇裂と口蓋裂が主ですが、上下顎の疾患もあります。ここは形成外科医のステ
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2018 . 6 . 21

丸顔の人に適応する白唇部短縮術。口角拳上との組み合わせで更に可愛い!

口周りの手術は適応が広く、白唇部長が15㎜以上ならば適応症例と成り得ます。ただし顔面の形はバリエーションがあります。 面長の人は大抵下顔面が長く、下口唇から下も上白唇も両方長く、上白唇の切除幅のバランスを取らなければなりません。でも、先ず白唇部短縮術から入る人も多く、逆に頤骨切り術を受けてから口周りの手術を受ける人も多いのです。 対して顔面の幅がある人で縦横の比が丸顔なのに、下顔面のしかも上白唇が長い人はアンバランスですから、白唇部短縮術の適応性が高いのです。そうなれば頬骨骨切りやエラ手術との前後して受ける症例もあり得ます。 顔面縦横の比は頬骨幅:顔面上+中+下長+髪で表わせます。またぞろ黄金比の5:8を当ててももアジア人では縦長の人は少ないのですが、頬骨幅が130㎜以下の
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2018 . 6 . 20

小さな目の窓を標準に近づけました。お悦びです。!

数年前は眼瞼下垂手術と目頭の蒙古襞Z−形成術を多く提示していました。1年半前の症例等は来院患者さんがスマホで開いて「こうして欲しい!」と頼まれる程の評判です。ところが、数年来口周りの手術のブログ提示が急増して、毎週の様に提示してきました。最近眼瞼のモニター症例が少なかったのですが、先月に4例提示症例が続きました。私は術直後から定期的に経過を追って画像提示していきます。切開手術が主なので術直後はすごい画像となりますが、皆さんに経過を知っていて欲しいからです。その結果を参考にして手術スケデュールを立てる患者さんが沢山来院します。こうして術後3週間までの画像を提示します。 症例は31歳の女性。先天性一重瞼でアイプチではしわは出来ても引き上げはできない。しかも画像で見られる様にかぶれている。開
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2018 . 6 . 16

上白唇短縮術と口角挙上術で、このタイプの症例も上手に仕上げます。

症例は31歳、女性。鼻の下が長いので来院。白唇長20㎜。15㎜以下が適当です。当初は切開手術のチャンスが取れないとのことだった。仕事が変わるので日程が立てられる様になったためやはり切除手術を希望されました。白唇が内反していて赤唇が露出していない典型的な適応症例。よく見ると、上口唇小体が2本ある異常で右の更新が左に比べて挙がり難い。外反を求める。上口唇26㎜/下口唇42㎜と上下の比率は良いが頤が後退している。口角が下がっているし鼻翼幅37㎜:口唇幅45㎜で口唇が小さい。口角挙上は5㎜45度が適応。切らない上口唇引き上げ術の際に口角だけ併施しようと考えていたが、やはり白唇短縮術と同時に手術することとした。 正面画像を二葉。   上右図で笑ってもらったのですが、
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2018 . 6 . 14

切らない眼瞼下垂手術は当院の一押しです。

眼瞼下垂手術を`黒目整形`と称してきました。切開法と非切開法があります。その選択基準は3点あります。1、先天性筋性眼瞼下垂症は切開法だけが適応する。後天性腱膜性眼瞼下垂症はどちらも適応する。一重瞼という先天性皮膚性眼瞼下垂症はどちらも適応するが、筋腱の処理を併用するべきである。ちゃんと診断の上で手術法を検討しないと結果が得られません。2、切らない手術は自費。切開法は原則的に保険適応。3、ダウンタイムは如実に差があり、非切開法=切らない眼瞼下垂手術NILT法では0〜2日(稀に10日)程度。切開法は平均的に2週間はかかります。年齢と共に長引いてきます。 本症例はNILT法が適応し、自費費用に対してブログ提示の承諾を頂いて20%オフをした上で、可能な日取りを直ぐ見つけて手術に到った幸せな患者
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