リフト手術は読んで字のごとく持ち上げることですが、他の部位と同様に切る手術と切らない手術があります。当たり前のことですが、切らない手術は糸で引っ掛けるだけです。眼瞼でも鼻でも必ず皮膚からずっこけてきますから、戻ってしまうことがあります。リフトでは昔は、溶けない糸を入れたら長持ちしましたが、かなり多くの症例で糸が露出してきたりしてトラブルを生じました。今は溶ける糸を使っていますから露出は無いにしても、当然戻ります。糸の跡が瘢痕になり保てるという説は眉唾ものです。
なお移植術は保てます。入れたものは残ります。対してたるみの皮膚を切除して引き上げても、後戻りは生じます。皮膚は術後早期にもまた伸びるからです。チェーン店では皮膚を切除して`テキトー`に縫うだけの"なんちゃってリフト"が横行してい
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 広範囲剥離
フェイスリフトの新しい試み。Jowlにすげえ効かせた。
症例は40歳女性。今回は全顔提示なのですが、画像を視れば判る様に、いくつかの部位に対して手術して来ました。今回いよいよフェイスリフトの画像のブログ提示です。
ブログを視てくれていて、しかも他院のネットの説明もサーチされていて、知性が高い人なので理解がよく知識が豊富です。フェイスリフトに対する知識も仕入れていて、私と細かいコンサルトを繰り返して来ました。前々から要望されていた訳ですが、他の部位が落ち着いてからにしました。
フェイスリフトでもなんでも、剥離範囲が大事です。切開して、切除して、縫合しただけでは引き上げられません。眼瞼でもそうです。鼻は何かを入れる際に適切なポケット作成(つまり剥離範囲)が必要です。上口唇短縮術でも切除だけでなく深さが大事で、筋を露出して処理することが重要
▼続きを読む
▼続きを読む