最近続けている論文の参照。私達が科学的な正統性を持って美容医療を行っているとの証明をお見せしてきました。
ところで4回目までPubmedというUSAの(つまり科学の世界では国際的な)図書館からCitation(引用のための見出し)と抄録(抜き書きと言うか要点)を載せて説明してきましたが、今回図書館で論文の全文を手に入れることができることになりました。注文しようと思っていましたが、その到着に時間がかかるため、全文は次回以降として、再開します。
Arch Ophthalmol. 1977 Aug;95(8):1437-41.
The levator aponeurosis. Attachments and their clinical significance.
Anderson R
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カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
黒目をもっと出したい!まぶたのカーブを綺麗に!の1週間後
先週の症例;黒目整形=切らない眼瞼下垂手術;NILT法とZ−形成法による目頭(蒙古襞)拘縮解除術=当院の目頭切開手術の1週間後の経過です。
術前
術直後
術後1週間
上に3枚の画像を並べて見てみます。
術前の開きが良くないまぶたの原因が、蒙古襞の突っ張りのためであることが判ります。
術直後は、目頭が開きすぎて鋭角になってしまっています。これは襞を縦方向の突っ張りからの横方向へ方向転換したためです。そのため開瞼は明らかに強化され、強過ぎます。麻酔の影響で動きが変なのもあります。
1週間で抜糸したら、かなりいい形になっています。残念ながら一部に内出血したのがまだ見えます。もう1週間で引くでしょう。
術直後と1週間後の違いは
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スレッドリフトも捨てたもんじゃないよ!3か月後の経過
3ヶ月前に、スレッドリフト,Thread Lift をした患者さんの経過写真を撮らせてもらいました。
左図が術前、右図が術後3ヶ月です。なんかいい感じじゃあない?。スレッドリフト訳すと糸挙げ術も、材料がどんどんよくなっていて、保持力が持続する様になりました。
従来のフェイスリフトは、切開して余剰皮膚を切除し、皮膚の位置を引き上げれば、永久的効果が得られると説明してきました。それはそうで、確かに手術の「効果」は永久的ですが、手術は加齢を止めるのではない訳で、皮膚や軟部組織は何もしない場合と同じスピードで緩んでいきます。つまりフェイスリフトで10歳分引き上げたら(その程度が限界です。)いつまでも10歳若い効果は保てますが、例えば40歳の人が30歳に見えるのと、60歳の人が50
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美容医療の神髄16-歴史的経緯第16話- ”口頭伝承話”その16
前回、私が北里大学医学部を卒業するのは昭和61年ですが、昭和53年に美容外科が標榜科目となってからの数年で、美容外科界の情勢が変わっていきました。と話し始め、標榜の結果の変遷として、1、美容外科が標榜科目となったので、雑誌を始めとして宣伝広告が大手を振って行われる様になった。2、宣伝広告を全国に出すなら、東京を始めとした中央で一開業医でいるより、地方に支院を作り受け皿とし、売り上げを増やしたほうがプラスな訳で、チェーン店が林立した。3、形成外科系で美容外科診療をする開業医は、一人開業医がほとんどだったが、徐々に増えていった。4、形成外科を研修していない美容整形時代からの開業医でチェーン店化しなかった開業医もかなり残った。と説明を始めた後に、JSAPSとJSASの対立、開業医とチェーン店の関係
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美容医療の神髄15-歴史的経緯第15話- ”口頭伝承話”その15
私が北里大学医学部を卒業するのは昭和61年ですが、昭和53年に美容外科が標榜科目となってからの数年で、美容外科界の情勢が変わっていきました。
1、美容外科が標榜科目となったので、雑誌を始めとして宣伝広告が大手を振って行われる様になった。2、宣伝広告を全国に出すなら、東京を始めとした中央で一開業医でいるより、地方に支院を作り受け皿とし、売り上げを増やしたほうがプラスな訳で、チェーン店が林立した。3、形成外科系で美容外科診療をする開業医は、一人開業医がほとんどだったが、徐々に増えていった。4、形成外科を研修していない美容整形時代からの開業医でチェーン店化しなかった開業医もかなり残った。もちろん父はこの中の一人です。
という訳で、前回二つの美容外科学会の話をしましたが、形成系=大学系=
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