カテゴリー別アーカイブ: 鼻尖(鼻の頭)縮小術

2021 . 5 . 23

鼻は口周りですが、当初から改良の希望でした。何十年前のシリコンプロテーシスは危なくなくてもショートノーズ変形を来したのです。

シリコンプロテーシスによる隆鼻術は定番でした。アジア人は鼻が低く、戦前から数少ない耳鼻科医に手を着けられていました。象牙がよく使われました。私は抜いたことがあります。その後もアクリルや、他種の骨なども使われましたが、逆に人の生体に親和性があるものは中長期に合併症を起こすのです。1960年代半ばにシリコンプロテーシスが使われ始めました。シリコンはケイ素=石ですから、身体に対する物質的な障害は起こしません。逆に身体に癒着しないから動くという問題はあります。また加齢による経年変化で皮膚に負担がかかることがあります。 私の父は遅くとも50年前にはシリコンインプラントによる隆鼻術の名人として、特別な集団(芸能界と銀座のクラブ)のには有名でした。外人顔に近づける中心分野でした。戦後進駐軍のGIにぶ
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2020 . 11 . 27

鼻の形成はL型プロテーシスだけではありません、いろいろな手術法を駆使します。

鼻の手術は、現今のマスク装用義務化時には、ダウンタイムの間もカムフラージュ出来ますから、取り組み易いのは確かです。ただし鼻は眉間から鼻尖、鼻唇角または白唇までの縦長の臓器で、隠せるのは鼻稜(鼻スジ)の下半分までで、鼻根や眉間は露出します。 患者さんの生来の鼻の形態、また来院時の鼻の形態は様々ですから、理想的または希望の形態を手に入れるためには、多様な手術法を駆使しなければなりません。鼻尖を小さく高くするだけで良いなら、軟骨移植だけで造り出せることが多く隠し易いし、鼻唇角プロテーシスだけなら隠す時期も短期間で済みます。ところが外鼻プロテーシス挿入術のを要する際には、剥離が必要だと腫脹が眼瞼まで広がることが多く、また近年では、学会でも提唱されているように、I型プロテーシスが適切だと考えられ
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2020 . 11 . 20

これまで鼻翼を治してきて、ついに鼻尖に参ります。

男性は、美容形成外科の来院患者さんの多くても2割、平均1割程度でした。昨今のなんとかミクスに因る経済効果の恩恵は上下格差を増大していますが、女性では水商売系に恩恵が廻っていますから増加率が高い様です。男性は経済効果も受けていますが、何より美意識が向上した人が増えたのでしょう。元来私には2割以上の男性患者さんが来ましたが、増えています。ただし口周りは男性では傷跡が隠せないので減っていました。その意味で経済力よりも私の手術結果を視て「これだ!。」と思ってくれる患者さんが増えました。これはブログで改ざんなく画像を載せて、真面目に説明してきたのを視てくれる人がいるからで、有難いことですし、私はさらに書き連ねていく意欲に燃えるのです。 題名にある様に、鼻翼縮小術に腐心してきました。画像で視られる
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2020 . 10 . 22

口周りは口から鼻まで。骨、口、鼻翼、鼻尖、鼻唇角プロテーシスの順に来て、白唇短縮術を追加しました。

本症例は上の題名にある様に口周りの手術に邁進してきました。それもこれも上下顎分節骨切り術の影響で、バランスが崩れた口元を治したかったからです。口はストン、ペタンっとするし、頤は前にあるのですがE-ライン的に鼻の高さが足りない。鼻翼は骨切りの結果弘がった。バランスを取るのが難しい症例です。でも一つ一つ治して来て、今や素敵な中下顔面を造り上げられました。その一部始終を魅せていってくれる。それより何より、私が行う白唇短縮術の結果に満足しているから、今回追加切除を希望された訳で、では人中を含めた白唇短縮術の説明を下に加えます。 これまでの手術経過から載せます。当初口周りの手術3点セットも適応でしたが、初回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除
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2020 . 7 . 28

明るく目立つ格好いい女性。でも美しさには貪欲でゴージャスなルックスに似合います。今回は切れ長整形の追加に眼瞼前葉切除も追加します。さらに口角挙上術を施行します。これまでの経過も再掲します。

これまで多くの手術をしてきました。当院には10年通っています。途中他院に移りましたが、約1年前から戻られて私の得意の手術を受けに来られました。他院の修正も兼ねてきました。 10年前から5年前までには切らない眼瞼下垂手術2回、眉下切開、鼻唇溝プロテーシス、鼻尖軟骨移植、切らない下眼瞼下制術、付随して下眼瞼たるみ取り筋皮弁法、切らない鼻翼縮小術、6年前には白唇短縮術5㎜。 2年前の再初診時からの内容を書きます。眼瞼の窓が323065、頬骨幅136㎜で、患者さんは目尻に余白を感じる。3㎜切開で半分戻ってサイズが合う。水平に。眼瞼は重瞼ラインが緩んで開瞼が低下した。中間のラインで切除3㎜が適応。まず目尻切開とJowl Lift。その後切開LTに切れ長整形を併施。思ったよりも腫れなかったが
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