2020 . 7 . 28

明るく目立つ格好いい女性。でも美しさには貪欲でゴージャスなルックスに似合います。今回は切れ長整形の追加に眼瞼前葉切除も追加します。さらに口角挙上術を施行します。これまでの経過も再掲します。

これまで多くの手術をしてきました。当院には10年通っています。途中他院に移りましたが、約1年前から戻られて私の得意の手術を受けに来られました。他院の修正も兼ねてきました。

10年前から5年前までには切らない眼瞼下垂手術2回、眉下切開、鼻唇溝プロテーシス、鼻尖軟骨移植、切らない下眼瞼下制術、付随して下眼瞼たるみ取り筋皮弁法、切らない鼻翼縮小術、6年前には白唇短縮術5㎜。

2年前の再初診時からの内容を書きます。眼瞼の窓が323065、頬骨幅136㎜で、患者さんは目尻に余白を感じる。3㎜切開で半分戻ってサイズが合う。水平に。眼瞼は重瞼ラインが緩んで開瞼が低下した。中間のラインで切除3㎜が適応。まず目尻切開とJowl Lift。その後切開LTに切れ長整形を併施。思ったよりも腫れなかったが、なぜか右外が弱った。追加した。その結果切れ長整形と眼瞼下垂手術の間の皮膚が余った。

その後鼻の手術に移った。そこからはブログに載っています。今回鼻が落ち着いたので切れ長整形の追加をすることにした。3㎜切除、ラインは内側から外は5㎜長く。術前に再検討し外は拡げる。強く止める。切除は2㎜。内側は余剰部まで。

下に術前の眼瞼部画像。

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右外1/3のライン上に皮膚が余って乗っかっています。目尻より外側の切れ長整形で造った重瞼線が甘くなっています。左も目尻付近からの重瞼線が落ちています。

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術前の状態に対して上に記したデザインのとおりに描きました。閉瞼時画像で診ると、切除デザインの下の線が重瞼線の延長線に沿っているのが判ります。

下に術後の開閉時画像。両眼瞼外1/3の弛みは取れています。切れ長整形は骨膜に止める強さで挙がり具合が変わります。右は前回弱かったので強く骨膜に縫い付けました。閉瞼時画像で診ると、引き込んでいます。

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術後1週間で抜糸しました。下に遠近画像。

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左の遠景(約1.5m)画像と右の近接(約80㎝)画像では、輻輳によって外側の白目の面積が違います。近接画像ではより目が大きく見えます。

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上の近接画像を診ると、右眼瞼の切れ長はまだ強いのですが予想とおりに落ち始めています。必ず後戻りしながら癒着していきますから、強めにしておくのです。

術後1ヶ月で画像を頂きました。

IMG_9444実は私が自粛の延長で勤務を減らしていましたから診察できませんでした。診たかったなあ!。画像をパッと診て、まだ左が強めです。

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近接像で左右眼瞼を比べて診ると、両側ともに切れ長整形の固定は効いています。右は綺麗に流れて、左も延長して、それこそ切れ長の=眼裂横径がある=顔面幅の中での比率が大きい=目尻の外側の余白が減った状態を造り上げられました。

IMG_8581IMG_9443 2その点をお見せするために顔面全体を載せることを承諾頂いています。上左図が今回の術前、上右図が術後1ヶ月。少なくとも、重瞼線が外側まで長いと目がより大きく見えるでしょう?。効果的ですね!。

IMG_8585IMG_8588見てのとおりにゴージャスな美人です。切れ長整形で全顔の雰囲気もさらにゴージャスになります。術後1ヶ月で診ました。左の線のカーブについては、なだらかになるでしょうが、診察の機会があったら検討しましょう。もしかしてその際も画像をいただけるかも。楽しみです!。

目元の画像も頂きました。

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切れ長整形についてはよく挙がっていますが、目尻より外側の線と眼瞼の境目がまだ余っています。いつか追加切除したいと思っています。

追加切除と骨膜固定の強化を行いますが、同時に口角挙上術を希望されました。先ずは眼瞼の画像を診ていきましょう。

IMG_0733上の画像と変わっていません。

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眼瞼部近接画像は耳前部まで載せます。こめかみの余白を見るためです。

IMG_0744デザインは、左右共ラインを延長して幅1.5㎜切除。骨膜に重瞼固定。眼瞼内で埋没を追加。

IMG_0750術直後は若干の腫脹で重瞼が乱れます。

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近接画像で傷がある分こめかみが狭くなって見えます。

そして口唇部を含む中下顔面の画像も診ていきましょう。下列に術前と術直後の画像。

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IMG_0739IMG_0757右斜位像。

IMG_0737IMG_0756左側面像。

口角挙上術の術前、デザイン、術直後です。

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ここでご好意により全顔面の画像を診ていきましょう。

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今後は版を変えて全顔面画像で眼瞼部も診ながら、口角挙上術の経過も診ましょう。

当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しブログを掲載しています。 医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。

施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

費用は、切開法の眼瞼下垂手術は保険診療ですが、切れ長整形は15万円+消費税がかかります。追加時は長さにより数万円です。口角挙上術は28万円+税です。なお顔面全体のブログ掲載を承諾して頂くと、40%offとなります。