カテゴリー別アーカイブ: 鼻翼(小鼻)幅縮小術

2019 . 3 . 15

鼻尖と鼻翼の手術はセット。鼻陵が不要の症例もあります。

外鼻の手術は、種々あります。ところが顔の形態は個体差が大きいのです。鼻は特に足りないところと足りているところのバランスを取りたいのに一部の足りないところだけ欲しがって、例えば鼻陵(鼻スジ)は通っているのに鼻尖(鼻の頭)が下がってしまい鷲鼻(Drooping nose)になったり逆に鼻尖だけ高いアップノーズを越えたファニーノーズになってしまった症例をまま見かけます。 最近はヒアルロン酸等での治療が主体になっています。ところヒアルロン酸での治療中にも、患者さんが費用をケチったり、変化を少なくしたがって却って不自然な外鼻になってしまう事があります。これは患者さんの側が造る問題でもありますが、経験の足りないチェーン店系の若造の美容整形医師は美容学を学んでいないからでもあり、患者さんの言いなりに
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2019 . 1 . 23

鼻尖の手術は細かく調整して面白いけれど難しいよ!

症例は24歳男性。2年半前に鼻翼縮小術と鼻尖形成術を施行しました。その前には上歯槽分節骨切り術。鼻中隔延長術。鼻翼切除術。鼻翼外側切除。 鼻尖がオウムで丸かった。前回手術は鼻尖に10×15mmの耳介軟骨。鼻翼三日月型に最大幅3.5mm切除。形は格好よく、満足だった。 昨年末に来院。鼻柱が鼻中隔延長術で下がり、鼻尖は軟骨移植で前に下からその中間が平ら。でもそこに足したら長すぎる。鼻柱に入っている縦の軟骨を短くして取ったものを鼻尖に入れて1mm高くするプラン。鼻翼はさらに外の張り出しを取りたい希望。 その後もう一度診察し相談。鼻尖の移植軟骨が反ってきたのが見える。縦に沿って横に丸まった模様。鼻中隔軟骨の修正時には私の軟骨を一度外すので形を修正出来る。 多岐に渉り細かい点を
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2019 . 1 . 10

3点セットを久し振りに載せます。

昨年の最後の提示症例です。年末年始は休んだので今年になってまとめて載せます。口周りの手術とは言っても、全部載せの大変な手術です。術者もですが、患者さんも大変で、しかもダウンタイムが長い。結果がなかなか見えてこない手術です。 人中部白唇短縮術はブログ提示でも定番の手術で、結果は見えます。相対的に口角が下がらない様に挙上術を併施するのも定番です。私は初診時に診察する際に、顔面のバランスを計測します。医者は治療の為に診察します。特に顔は人それぞれで個体差が大きく、だからより適切な治療法を選ばなければ、美しさは作り出せません。誰にでもおんなじ手術を勧めるチェーン店系美容外科医はその素養を持っていません。だってチェーン店の医師は広告に無い診療内容は出来ないんだもの。仕方がないのです そうし
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2018 . 12 . 17

口周りの手術が流行っています。稀に必要な修正術を提示します。

口周りの手術に邁進しています。先ず人中部の白唇長を測り、15㎜以上は手術適応とします。その上で顔面縦長と上中下の比率を測ると、面長の人でも丸顔の人でも下顔面が中顔面より長い人がほとんどです。C−カールの程度も相談します。 人中やCupid's bow,赤唇縁の弓形も好き嫌いに応じます。その後口角の評価をする際には顔面部品の横幅を計測するのですが、鼻翼が大きい特に内眼角間距離と違い過ぎる場合には指摘しています。鼻翼縮小術をお奨めするのですが、白唇短縮術後に鼻翼縮小術をすると人中部が膨隆してしまうので、白唇部短縮術の際に鼻翼縮小術を併施して、ずらして縫合した方がよいのです。 こうして口周りは相関しますが、最近では鼻翼縮小術は皮弁法を頻用して後戻りもありません。すごい事です。三つの手術
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2018 . 11 . 27

切らない小鼻縮小術。鼻翼縮小術埋没法は繰り返せます。

鼻が丸い、大きい、低いのが目立つ。鼻は各部分のバランスです。鼻尖幅(影を見つける。):鼻翼最大幅=1:2が理想です。だからどちらを治すか、両方治すかは個体差を計測してから検討を要します。かといって鼻翼最大幅は小さければ小さいほどいいもというものではありません。顔の幅や目の間や口唇との比率も見なければなりません。画像でご覧になれる様に、顔の幅を見て検討しましょう。だから本症例では鼻翼幅の目標値を充分に検討しました。 実は患者さんはいくつかのアンチエイジング手術を受けています。鼻陵は高いのですが、鼻翼が大きいのです。 症例は59歳(私と同年)の女性。鼻翼最大幅40mm。30mmにして35mmまで戻るでしょう。実際には35mmまで縛ってから鏡で自覚的に見てもらい35mmで止めました。
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