カテゴリー別アーカイブ: 下膨れ顔貌

2025 . 10 . 15

口角挙上術を立て続けに2回しました。デザイン追加です。効果ありました。

今回の患者さんとも話題になりましたが、口角部は後に隠れていて、赤唇縁の畝,うね=土手状の膨らみ,Mucocutaneus rigdeが見えませんから、赤唇縁を切開切除しても良いのです。でも口角より内側へ向かうとリッジがあります。ただしその範囲は個体差があります。昔に父が、赤唇縁全長を切除して口唇短縮術をした患者さんが何人か居ます。確かに効果はありますが、赤唇がベタっとして貧弱になります。今でも診ている患者さんも居ますが、その内のある患者さんは、アートメイクして誤魔化しています。 私は未だに口角挙上術を、下図の様なデザインで行なっています。ただし最近色々な手術法が考案されています。多くは、赤唇縁を切開しない方法で、口角分の口唇の裏側を操作しています。それでは少なくとも、口角の上の白唇を切
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2025 . 1 . 21

ブログで評判のこめかみからの2Vector,広範囲リフト。ここはSMAS下の剥離は不可で、皮下剥離します。。

ブログは画像を載せられ、経時的に経過を追えるので、患者さんにとって有用です。説明も詳しく書きます。美容医療では宣伝広告が必要です。本来の意味の口コミが難しいからです。 ところで美容医療とは、美容外科と形成外科が標榜科目です。最近では美容皮膚科という科目も標榜できます。その違いは何でしょうか?。 形成外科は、形態的異常と機能を治す医療となっています。もっとも、形態を”治す”だけの場合もあります。”治す”の言葉がポイントです。つまり原因がある形態的異常を正常化することが形成外科医療です。原因は先天的異常や腫瘍。外傷や病気など多様ですが、異常である形態が形成外科治療の目的です。なお異常とはどこで線を引くのかと言うと、所謂偏差値で決めます。単なる遺伝的な美容的差とは違います。英語では、P
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2024 . 7 . 5

今回は2vectorこめかみリフト。Malar,ゴルゴ線方向とJowl,Buttress方向へ。時間を用意して長くなくても超広範囲剥離で、ドッグイヤー修正も必要。

こめかみリフトの3部作が載っています。そして遂に、今回は複数方向への剥離操作が加わりました。リフト手術は切開線の長さでフルフェイスリフトとかミニリフトとか呼びます。当院で定番のMACS lift (私はJowl liftと呼んでいます)は切開線の長さが中ぐらいです。主に下顔面を目的にします。結果的にこめかみ部からの中顔面へのリフト効果を追加したくなります。ただし剥離方向で中顔面と下顔面を使い分けることが出来ます。 でも患者さんは、「何故バラバラにリフト手術を執り行うのか?。」と訝るでしょう。 二つのポイントがあります。一つは、長い切開のリフト手術では、全身麻酔が必要だからです。全身麻酔や静脈麻酔は設備と道具を要します。当院にも備えていますが、専門に麻酔に携わる人が必要です。しかし
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