カテゴリー別アーカイブ: 真皮縫合

2019 . 2 . 23

出た~、また2回目の白唇短縮術

人中短縮術との手術名が横行しています。人中部だけ短縮すると富士山型になります。私は両側鼻翼基部(鼻翼の下)の間を同じ幅で切除するから富士山になりません。そのデザインでは鼻翼の横に皮膚が余るから、これを治すため傷が長くなりますから縫合が下手な医師には好まれません。実際非形成外科医が手術した痕で、形も良くないし、傷痕も幅が出てしまった症例が、引っ切り無しに私を訪れます。そもそも傷跡は長かろうが短かろうが、幅が出来たら見えるのです。逆に言うと幅が拡がらなければ顔面の前に傷跡があるこの手術(他には眉下だけ)でも見えなくなります。 それには真皮縫合の丁寧度と精密度に尽きます。毎日口を酸っぱくしての強調しています。美容外科医のうちチェーン店系の医師共は新人から就職するか他科からの転向者がほとんどで
▼続きを読む
2019 . 2 . 21

人中部白唇短縮術の単独施行ですっきり!

本症例はブログをご覧戴いていた患者さん。私は毎回細かい知識を書き連ねて来ました。皆さんに理解して頂きたいからです。そして皆さんも、何をどうすればどうなるかを解って罹られた方が経過が見えるし、結果も予想が出来るでしょう?。ダウンタイムが長い手術ですが、ブログを視ていれば経過が解りますから待てるし、日々軽快していきながら形態的な結果または機能的回復を期待出来るでしょう?。 最近私の患者さんで、ブログだけでなくツイッターやインスタグラムにも画像を載せてくれる患者さんが多く、形の良さと創跡の目立たなさを視て感動して来院される方が多くいらっしゃいます。それはそれで悦ばしいのですが、SNS状には説明は書いてありません。私は初診時に細かい診察と計測をして、説明しながら週打つの適応とデザインを提示し、
▼続きを読む
2019 . 1 . 25

人中部主体の白唇短縮術で可愛く!。口角は二次的に?、鼻は?、歯牙は?。

このブログを見てきた皆さんなら、お気づきになっているでしょう。昨年6月からブログの内容は手術日の画像に経過中の画像を積み重ねていって更新しています。そして術後3か月の際にはそれをコピペして3か月の期間を魅せています。そうするといい経過と治せるポイントも提示できるから読者のみなさんにも参考価値が高いと思います。今回は経過良好ですが、今後の治療も継続していきたい患者さんです。顔面の容貌はバランスが重要ですから、終わらないのです。それに、年齢を重ねるとまた修正したくなります。こう看ていくと、私が依存症にさせているような懸念を持たれるかも知れませんが、そうではありません。患者さんの全人格と特性,Talentを高めるために私はコンサルテーションをして、治療をしているのです。 本症例は、一目見て適
▼続きを読む
2019 . 1 . 19

口周りの手術3点セットも適応ですが、今回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。鼻翼縮小術を後日追加可能な症例です。

症例は34歳女性。上下歯槽骨切り術(セットバック)後の口周りの余剰が気になって来院。歯科口腔外科で手術を受けた。もちろん4抜き。歯槽弓が角張り、両サイド(3−3間)が平面的になり長い白唇が余計に長く見える。白唇長21㎜と確かに長い。骨切りの結果口は出ていないからE-ラインは直線上にある。5㎜切除。セットバックの結果もあって人中が浅くなった。弓もなだらかになった。上口唇結節(赤唇中央の膨らみ)がなくなった。両側鼻柱基部の部位で白唇を1㎜寄せて作製しましょう。 内眼角間29㎜:鼻翼幅40㎜:口唇幅50㎜で口角は横に3㎜上の3㎜を求めて45度方向に5㎜挙上する予定。 実は術前日になって鼻翼縮小術の併施も希望された。上にある様に40㎜なので適応で、両側鼻孔底に幅2.5㎜の皮弁を作り6㎜縮
▼続きを読む
2019 . 1 . 17

本年第一番目の口周りの手術症例の提示です。今年も誠心誠意丁寧に手術します。

平成という元号も最後の31年、西暦2019年です。本年も忙しそう。昨年は口周りの手術に終始しました。日本国が現政権になって6年。私は(私に限らず)反知性主義政権を好ましく思いませんが、何とかミクスと称するまやかしの経済政策は、格差を拡大しながらも、一部に一時的な金銭的余裕を産み、本来不要不急である美容外科医療にも流入しています。外国人(中国が主)のインバウンドもなんとかミクスに因る円安の派生です。今や当院の売り上げの半分近くを占めます。もう一つ、国民の意識として美容医療に対する忌避観念が払拭されて来たからでもありますが、これも経済的高揚があってこそです。私は失われた30年間と共に、苦しみながら美容形成外科医療に携わって来ましたが、この何年かは様変わりしています。 先日患者さんに「先生は
▼続きを読む