世の中には、フェイスリフトを超本気でする、一部のマニアックな美容外科医がいます。かと思うと、超軽い手術をする美容整形屋も数多くいます。
⑴どこが挙って治って、どのくらいもつか?、⑵創跡がどれだけ目立たないか?、⑶合併症は無いか?。(それにいくらか?。)患者さんはそんなことを選択基準にします。実は手術直後には、どんな手術をしてもいい結果が得られるのですが、傷跡は数週間経ないと不明です。その違いは上手に縫っているかどうかです。後戻りはひどいときは一月以内に起きますし、1年で比べるとピンからキリまであり得ます。*後戻りとは、例えば何㎝挙げたら、齢と共に戻るという自然現象ではなく、手術の後に皮膚がちゃんと癒着して形を保てる様になるまでの何ヶ月に、緩んでいく為に起きると考えられます。数字的に例証
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美容医療の神髄本編―美容医療の基本―その2治療:形成外科的縫合とは
美容医療の中で、皮膚科的分野は置いといて、今回は形成外科、美容外科の分野での、侵襲を伴う治療について、その機序、生理、解剖について述べたいと思います。
まず、今回は切開手術に於ける、形成外科的縫合の意味、特徴、違いについて述べると共に、形成外科の優位性についても触れます。
縫合:これまで、26年間形成外科医として、診療してきて、もっとも啓蒙が不足で、そのためもっとも残念な点。何のために、形成外科を受診するのか?。なぜ形成外科医が顔面を手術するべきなのか?。何が言いたいのかというと、私達形成外科医認定医が手術したら、傷跡が消えるに等しいからです。本当?。また偉そうなこと言ってエ~。という声が聞こえそうですし、「だって顔出し,怖いし、傷跡が残るんでしょう?。」といわれると、「じゃあ!
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