平成9年銀座美容外科医院に出向した際に、学会系の件では、父と協力もしました。パネルを作って患者さんにも説明しました。要するに父はJSAS系(非形成外科)とJSAPS系(形成外科系)の両翼に足場を築き、顔を突っ込み、重鎮化していき、二股の本領を発揮していきます。今回その件の後、翌年1999年、平成11年は、私が医師13年目にして久し振りに北里大学病院形成外科で診療、研究、教育の三職を受ける年となります。
何度も記載しますが、国民には理解が難しい話しですから、もう一度学会のグループに付いて説明します。
父がよくホザイていました。「整形外科医は大工さん。形成外科医なんて傘張り職人かせいぜい鋳掛け屋だ。どうせ外科のストレスに着いていけなくて落ちこぼれた奴が転向したんだろ。」とか、「美容整
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カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAS)専門医
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILTは万能に近い・・の2週間後
これまで重瞼術を繰り返して来て、満足を得られない患者さんにはこの手術をお奨めします。とにかく結果が良い。かといって目立ちすぎない。ダウンタイムは若干増えても日常生活には支障を来さない経過です。
上が術前術直後です。明らかに開いて、重瞼はくっきり入りました。
2週間後の経過画像です。
近接像でも見られるように腫脹が遷延しています。だから開瞼が不足なのか、それとも締めが弱いのかは解かりません。とにかく重瞼線の下が腫れていて、結果が出ていません。もちろん左の前頭筋収縮が強くて眉が挙がっているから重瞼の幅が動的に揃っていません。BTXが必要かもしれません。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形原法=NILT法は重瞼をクッキリさせ、目の開きをパッチリにします。何度も言
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眼瞼下垂症切開手術と眼頭切開(拘縮解除術)で黒目整形の一種の3か月後。=キレイね!=
当院の売り!、黒目整形が大流行となっています。こうなれば切開法も黒目整形の一種だと主張し、さらに眼頭切開=蒙古襞の拘縮解除術=Z-形成法も黒目整形の一種だとしてしまおうと考え、提示症例とさせていただいています。症例提示が続いたら、来院症例もひっきりなしです。症例の経過を経時的に追っていくのが私の務めですから、まだまだ終わりません。通例3ヶ月までは提示していきます。お一方の完成をお見せします。
症例は31歳、女性。チェーン店系でこれまでに3回埋没法を受けたが戻ってしまう。保険で切開をすすめられたがチェーン店系では危ないので、形成外科を標榜している当院を探してきた。挙筋滑動距離は15mmと充分あり、先天性筋性眼瞼下垂ではないと考えられるが、眉を挙げていることから後天性眼瞼下垂ではあり、その
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美容医療の神髄-歴史秘話第57話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その33「札幌編」”
12年次は平成10年、1998年です。突然思いついたのですが、毎回テーマがアッチコッチに飛んで時間軸もずれることがあるので、題名の後ろに何とか編と書き添えることにしました。
銀座美容外科におけるフルタイムの美容整形というか、美容外科的診療経験は私を一団飛躍させました。それまでいくつもの美容外科チェーン店にバイトに行っていたし、銀座でもバイトして美容外科診療に携わっていたのですが、フルタイムだと勉強になりました。患者さんに対する責任を感じながら、経営も考えていかなくてはならない。ところが、銀座美容外科の経営は傾いてきていました。前にも述べたように、銀座美容外科医院は父が常に一人で診療してきました。父が病気となったために私が常勤したのですが、患者さんは結局一人分しか来ません。そして、父の療
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PRP注入で増幅すると、こんなに若返ります。
PRP療法は、目の下の下眼瞼の半月形の膨らみ=目袋の下の半円形の溝=頬瞼溝=別名クマ取りと、鼻の横から斜め下に流れる溝=鼻頬溝=別名ゴルゴ13ラインを埋めて若返るには、第一選択の治療と言えます。
症例は57歳、女性です。実はこれまで切らない眼瞼下垂=黒目整形=NILT法を受けているので目元は元気な印象なのに、目の下が年齢を感じさせてしまう症例です。
まずは画像をご覧下さい。
上の画像は左が注入前、右が注入直後です。
上の画像で左斜位で、クマを斜めから見て比較してみましょう。
注入前には目の下に半円形の溝があり、これが影となってクマに見えます。クマは調子の悪い人が疲れている時に見えるので、いつも疲れて見える=先が短く感じさせてしまいます。
ゴ
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