カテゴリー別アーカイブ: 医学博士

2016 . 3 . 24

美容医療の神髄43-歴史的経緯第43話- ”口頭伝承”:父は美容整形屋、私は形成外科医。自分史話へ”その20”

7〜8年次の私は、茅ヶ崎徳洲会総合病院で形成外科医長を務めていました。レジデントを終え、スタッフとして、一つの病院の診療に責任を感じながら業績を伸ばしていく事が、楽しくて仕様がなかったのです。診療業績をかいつまんで前回説明しました。 同時に週に一日の研究日と土曜の午後を大学に研究に行くのではなく、暗黙の了解事項として、美容外科診療の勉強に、銀座美容外科にバイトに行く事が出来る自由を得ました。それまではおおっぴらに美容外科のバイトに行くのでなく、父に会いに行くという建前でしたが、バイト扱いが認められました。 同時に日本美容医療協会の動き=日本美容外科学会JSAPSとの関係と理事選の件。翌年には異動とJSAS側の美容外科院でのバイトざんまいの件。その延長として、日本美容外科学会JSA
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2016 . 3 . 22

鼻翼縮小は計測が生命−患者さんは戻りを楽しんでますが、定着に向かっています−

切らない鼻翼縮小術の経過を、とにかく数字でお示ししています。形態の評価は患者さんの主観に任せます。まずは画像と数字を! 術前:鼻翼最大幅39mm術前下面像術前計測術直後:34mm術直後下面像術直後計測術後1週間:37mm術後2週間:37.5mm このような数字的変遷をたどっております。数字的なカーブから推測するには、そろそろ戻りが無くなりそうです。では患者さんはどのような感想を訴えるのでしょうか?。これがまたころころ変わります。 術前に計測して39mmなので、私がまずびっくりしてあげました。内眼角間距離が35mmなので、アンバランスであることも説明しました。同数を求めるなら術直後は30mm以下にしておく必要がありますが、シミュレーションするといくらなんでも見られたものではな
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2016 . 3 . 17

鼻の手術なら、私達に任せてよ!2週間でイケてる。

2週間前に外鼻形成術の改良を行った症例です。相変わらず画像ソフトが調子悪くて正面像の比較しか出来ない事をお詫び致します。 先ずは画像から。下左写真が術前、中が1週間、右が2週間です。 これだけでは何が変わったのか、判らないかも知れません。もう一度説明します。 今回の症例は27歳、女性。18歳時にS美容外科でI型プロテーシスによる隆鼻術を受けている。自覚的に次第に短縮してきた。太い思うとの訴えで来院されました。 他覚的には⑴棒状でその割に鼻根が低く、またプロテーシスが上も下も短い。⑵鼻稜が太い。⑶鼻尖が上向いて、その下が平らで、鼻尖が角張っていて、横四角形。⑷触診すると骨膜上に入っている。そこでプロテーシスを作り替えて、軟骨2枚でダイアモンド型の鼻尖を形造りまし
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2016 . 3 . 17

眼頭切開が評判です。当院独自のZ-形成法による蒙古襞解除術はこのような症例にも使えます。‐1週間後の経過‐

立て続けに当院の売りであるZ−形成法による目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術をご紹介してきました。いかに素晴らしい結果かは画像が教えてくれます。 先ずは術前=3年前に他院でズレたW−形成法での目頭切開術を受けられています。ゼーンゼン数字が伴っていませんし、挙がっていません。 引き続き拡大像をお示しします。術後2週間です。 近接像です。 内眼角間距離は計算通りに36㎜となりました。画像上ではいい感じのサイズに変化が見て取れます。内眼角間距離は一つの数字的な目安に過ぎませんが、目安なしにはデザイン出来ません。数字的に言えば、理想のサイズである右眼裂横径:内眼角間距離:左眼裂横径=30:30:30㎜の人はアジア人では滅多にいません。これまでに2人だけ見た事があるだけです。ちなみに
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2016 . 3 . 17

当院の眼頭切開術はすべての日本人に適応します。形態改善の目的はちょうどいい。

この数種間に症例提示の承諾を頂ける患者さんが頻出されました。目頭切開が続いています。要するに症例提示を見て「私も私も!」と芋づる式に希望されるからでしょう。良好な形態を作れて経過を正直に提示して来たからと自負しています。皆さんに悦んで頂いているので、私達としても嬉しい限りです。 症例の2週間目の提示を致します。 上左が術前、上右が術直後です。 上左が1週間の抜糸直後、上右が2週間で経過を見せて頂きました。 画像上術後しばらくは開瞼が不良とに写っています。痛いのでしょうか?、突っ張るのでしょうか?。目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術は、開瞼を阻害する皮膚の突っ張りを無くす事が主目的であると、これまで何度も言い続けてきました。なのに、術直後は腫脹と創の痛みで開き
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