最近のブログ提示症例は、眼瞼と口周りが半々くらいになりました。正直な術後経過と見事な完成結果を載せてきて、評判になっている様です。症例が増えても手を抜くことはしません。いえ、手術はもちろん診療も丁寧な行為を怠らないし、そのうちの多くをブログ提示するのですが、内容も一人ひとりの個性に応じてバリエーションがあることをご説明していきます。今回は特にその一例として皆さんにも判りやすい症例でしょう。
来月から、インターネット上で広告と見做される内容の画像提示が禁止されます。最新とか最高とかの客観的に証明出来ない文言も禁止されます。誘引行為といって、自分の医院に患者さんを呼び寄せる為に良好な結果と判断した症例だけ載せる。または結果良好な画像だけを提示したり、更に酷いクリニックは画像を改竄して、来院
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カテゴリー別アーカイブ: 医療
目の間が離れていなくても蒙古襞は突っ張っていない方が綺麗。
本症例は面白い例です。眼球の位置が近いので内眼角間距離は大きくないのですが、蒙古襞の拘縮と被さりがあり、目の窓が吊り目型です。本症例に目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術をしても良いのかを悩みました。でも結果は得られています。私はやってよかったと思います。経過を診ていけば、皆さんの評価も得られるでしょう。
症例は37歳、女性。実は昨年初診時から眼瞼部の修正を求められました。3年前に他院で挙筋短縮術を受けましたが、奥二重のままで皮膚の下垂が改善していないのを訴えました。しょうがないので来院時もアイプチしていました。重瞼の引き込みは弱く、他院で埋没法の重瞼術を受けてきました。その後私が、眉下切開での皮膚除去をしました。皮膚は持ち上がりましたが今度は開瞼が弱いのです。そして、吊り目状態は残存していま
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はっきりした目元が知的です。
今回は知的作業の社会人で、術中も楽しく勉強しました。そうであれば知的能力が高く見えた方がより似合うので、目の窓を大きくすることの有用性が高いと考えられます。
症例は25歳、女性。先天性一重瞼=皮膚性眼瞼下垂。LF,Levator Function;挙筋筋力(滑動距離)=13mと正常下限値。開瞼時前頭筋を常時収縮している。ソフトコンタクトレンズ装用的は2年で、後天性筋性眼瞼下垂は極軽度で、一重瞼に依る筋力成長不良が主体と考えられる。眼裂横径22㎜:内眼角間38㎜:角膜中心間58㎜で眼球は離れていないのに目の窓の間隔が遠いのは蒙古襞の被さりと拘縮の証拠。下眼瞼圧迫で上眼瞼全体が膨らむ眼窩脂肪ヘルニアである。
画像を視ましょう。
左は術前。下の二葉はデザイン後の開瞼と閉瞼。
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眉下切開と黒目整形非切開法の組み合わせは、アートメイクで傷は隠せますが、ダウンタイムはあります。
本来私は、アートメイクを美容的に容認できるものだと考えていませんでした。綺麗じゃないのや、デザインが恰好よくないのや、太くてゲジゲジになっているのをよく見かけます。まあその点について当院の施行者は改善されてきました。でも少なくとも、私は手を出しません。
でも実は、眉下切開術のためにはこんなに有用性が高いのです。術直後から傷が目立たない。それにデザインが恰好よいなら、すぐ下を切除縫合すればいいので眉下切開術のデザインがしやすい。逆にアートメイクが太すぎるなら眉下切開術のデザインで切り取る場合もあります。
眉下切開術にアートメイクの併施は有用ですが、同時に眼瞼の手術を施行すると、眉下から降りてきた腫脹が眼瞼に波及して、埋没糸の点だけが相対的に喰い込んで、術直後には異様な形態になります
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上口唇(白唇部)短縮術単独に人中明瞭化とCupid’s bow(赤唇縁の弓型)作製。口角や鼻翼は延期です。
今回の症例患者さんは明るい。顔面の印象は強い。なんせいろいろな点を改造したくて、なかなか進まないのはよく検討しているからでいいのですが、こちらは振り回される。性格が良いのでこちらも文句は言いません。いつもの様に真摯に真剣に真面目に診療して、むしろ楽しんでいます。様々な面での改良効果が見事にマッチしています。生来美しい鼻尖や、やや広く胡坐気味の鼻翼、長い下顔面の比率。私にとっても検討課題が噴出します。骨切りも効を奏しています。仲の良い骨切りの得意な菅原先生とも患者さんを介して通じました。なんかブログに書くのも楽しい患者さんです。
症例24歳女性。本年1月に来院。もちろんブログ症例は観察して戴いています。白唇(鼻柱基部〜赤唇縁)長16㎜で、上顔面(生え際〜眉下)62㎜:中顔面(眉下〜鼻下)
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