口周りの手術3点セットも適応ですが、前回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。現在症例の患者さんは35歳女性。術後3ヶ月の完成を宣言する間もなく、鼻翼縮小術を希望されました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除して術後3ヶ月で16㎜と後戻りゼロで満足されています。実は前回手術の直前に鼻翼縮小術を併施する3点セットを希望されたのですが、予約時には迷っていた為に時間が取れなくて見合わせたのです。早速予約をされました。
鼻翼幅は37㎜です。両側鼻翼内側の壁から内側へ幅2㎜の皮弁を造る事を計画しました。鼻翼縮小術を後日追加可能な症例です。
前回の説明から書きます。症例は34歳女性。上下歯槽骨切り術(セットバック)後の口周りの余剰が気になって来院。歯科口腔外科で手術を受けた
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カテゴリー別アーカイブ: 医学
口周りの手術適応と術後経過を説明します。
近年流行り始めた口周りの手術です。私は5年前に始めました。その患者さんはお悦びでした。たまに来院しています。次が銀座美容外科医院時代から20年来診て来た患者さんで、たまに来院されます。約4年前から患者さんが増えました。それは美容外科医療界でSNSが多用され始めた頃からです。ある患者さんが大喜びで載せたら、SNS上で繫がった患者さんが殺到しました。
最近他院でも、増え始めたところがある様です。美容外科医療では、広告に釣られて診療に到る患者さんが多く、何とかミクスの御陰で、見よう見まねのクリニックが雨後の筍の様に増えているからでしょう。でもその内容はまずい事になっています。一つは術前の診察技術が稚拙で、患者さんに合っていないデザインでの手術結果が見られます。もう一つ、手術の技術は医師により
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美容医療の神髄-歴史秘話第112話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その87”「美容外科医は辛いよ!」
歴史に戻る前に前回書いたように現代と、前回のバブルについて書いてみましょう。ちなみにバブルは世界で定期的に起きますが、前回のバブルは日本に置いて最悪でした。しかもその後のバブル(リーマンショックなど)に対しては各国がすぐ手を打ったので収束しました。これも景気の話題ですから、美容医療の斯界における歴史においては大きなターニングポイントです。
今や前回のバブルを知っている人は引退しているか鬼籍に入っています。私の父も同様です。 今回のなんとかミクスは原則的に、金を刷る事と、円安にして輸出業の企業を儲けさせる事と輸入品の価格を上げて物価上昇のように見せる事です。他の”何本の矢?”とか称する成長戦略なんかはこれまでの政策の焼き直しに過ぎません。
今回のなんとかミクスがバブルか否かは収拾方
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人中部中心の白唇短縮術で人中とCupidの弓と口唇結節を造りましょう。定番の口角挙上術は進化して綺麗。
これまでに幾つかの美容外科手術を受けている。現在最大のチェーン店で鼻プロテーシスを入れたり抜いたり。眼瞼も切開時に目頭を三日月型切除をされて形がよく無い。もう一方のチェーン店で鼻翼外側切除を受けたら、傷跡が凹凸。鼻尖は縮小術だけ再施行。これらの問題は眼瞼以外は画像で見えます。眼瞼は蒙古襞が突っ張っていてZ−形成術の適応です。
このところ同様の症例が増えました。昨今何とかミクスのお陰様で、国家的に経済効果が高揚しているように思わされていて、美容医療が賑わっています。決して美容医療に対する忌避観念が払拭されたわけではありません。なぜなら未だに宣伝広告を見て来院する患者さんが大多数だからです。私はこのブログを症例紹介としていますが、学術的に診察から手術法、手術経過を供覧して、皆さんに教育的配
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美容医療の神髄-歴史秘話第111話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その86”「地方都市29:美容外科医は辛いよ!」
歴史を書いて来たのですが、まだまだ、15年以上前です。前回半年振りに歴史編を再開しました。でも疲れたので、現代に話題を戻しています。
前回書きましたが、歴史を知り現在の知性を膨らませないと、また間違いを犯します。勉強もその一つで、幼少時の勉強が足りないと、その後知性を高めようにも、本も読めません。例えば小学生の理科の実験で、光線エネルギーが熱エネルギーに変換されるのを今でもLASERの説明に使います。因みにLASERを英語でフルタームで言えばその意味は判ります。中学生で習う単語です。下段に説明します。中学生で習うユークリッド幾何学の三角関数は、形成外科の基本手技であるZ−形成術のデザインに欠かせません。
かくいう私も、大学医学部で医学を習う際にもっと勉強しておけば、理解が深く出来
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