日本人(東アジアの新モンゴル系人種)は、吊り目です。英語ではSlant eye:傾いた目として差別用語です。日本人選手がMLBで一悶着しました。吊り目の原因は3点あり、どれもが遺伝子の発現として、個体差はありますが、モンゴル系に特有です。日本では朝廷が典型例で、今上天皇も本年5月からの新天皇も吊り目です。
吊り目の原因は、1、蒙古襞の拘縮と被さりが内側を下げます。本ブログの読者のみなさんは知っていますよね。私達の得意の手術=Z-形成法で、コマーシャルしている下手な美容外科では不可能です。2、目頭と目尻の位置を決める靭帯の付着そのものが傾いています。内眼角靭帯の位置と外眼角靭帯の付着部は平均5度外が上に傾いています。白人は水平です。3、目尻の位置はどうあれ、下眼瞼縁のカーブがまっるみが足
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カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス
3点セットを久し振りに載せます。
昨年の最後の提示症例です。年末年始は休んだので今年になってまとめて載せます。口周りの手術とは言っても、全部載せの大変な手術です。術者もですが、患者さんも大変で、しかもダウンタイムが長い。結果がなかなか見えてこない手術です。
人中部白唇短縮術はブログ提示でも定番の手術で、結果は見えます。相対的に口角が下がらない様に挙上術を併施するのも定番です。私は初診時に診察する際に、顔面のバランスを計測します。医者は治療の為に診察します。特に顔は人それぞれで個体差が大きく、だからより適切な治療法を選ばなければ、美しさは作り出せません。誰にでもおんなじ手術を勧めるチェーン店系美容外科医はその素養を持っていません。だってチェーン店の医師は広告に無い診療内容は出来ないんだもの。仕方がないのです
そうし
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瞼頬溝から目尻には若年者でもPRPが最適!。キーワードは眼窩。確かに綺麗!
目の下とか上、鼻の下とか横。口の下等顔面の部位を示す際に部品名を使わずに称する事がありますが、上下左右は際限なく長いのでどこを指しているのか判りません。顔面は解剖学的構造が細分化されていて夫々の部位に名称があります。部位ごとに境界があるのです。
眼窩とは目(眼球)の周りでまぶた(眼瞼)で覆われた部位です。開いている目の下と上ですが、眼窩とは読んで字の如く眼球の入っている窩(くぼみまたは孔)です。窩は骨で包まれた箱ですが、中には眼球の他に血管や神経や筋もある他に、前には軟部組織の蓋(つまり眼瞼)があります。そして上に書いた様に眼窩の前とその周りには境界があります。眼窩前縁の骨の円周から軟部組織のなかを皮膚にに向かって靭帯が立ち上がっているからです。それは眼窩隔膜と眼窩支持靭帯,Orbit
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白唇部短縮術だけにしようか?、口角挙上術も受けようか?、迷った結果は?。良かったんじゃない!
私は最多症例数の口周りの手術をして来ていると思われます。要因は丁寧に時間を掛けて手術出来る環境が整っているからです。診察して計測して、適応を決めるのにも、デザインを検討するのにも時間を掛けます。医療スタッフの充実も寄与しています。
とにかく丁寧に縫合しないと、創跡が拡がって後戻りします。患者さんの中には、未だに創跡が後で拡がる事があるのを知らない者が居り、説明に苦慮します。でも私は説明抜きに襟を正して、拡がらない様に一生賢明に縫合します。ただしその為の技術は、形成外科医療を研鑽しなければ身に付きません。いきなり美容外科に就職したり、他科研修後いきなり美容外科に転科した医師しか居ない、チェーン店の美容外科(TVCM中)には、形成外科的技術は求められません。一時は彼等も手を出していました後
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両側鼻翼基部間での白唇部短縮術は精魂こめて丁寧に。
考えてみれば判ることですが、白唇短縮術に於いて、私は両側鼻翼基部の間だけを同じ幅切除しますから、口角は挙がらないので、術前と比べて相対的に口角が下がるのは当然です。約5年前には、口角を挙げようとして鼻唇溝部まで切除してみました。ところがやはり傷跡が見えてしまいます。3例だけで止めました。
でも、必ずしも白唇短縮術と口角挙上術を同時施行するべきとは言いません。私はこの何年か口周りの手術ばかりしているので、同時にしないでそれぞれの手術に専念して精度を高めようという気持ちも働いています。
2回に分けて順次していくか?、経過を診ながら二次手術にするかは状態によります。通常は口角も挙げた方が可愛さが増します。ただしそれは、好みでもあります。人格にも影響します。前にも述べましたが、美容外科治
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