眼瞼下垂手術を`黒目整形`と称してきました。切開法と非切開法があります。
その選択基準は3点あります。1、先天性筋性眼瞼下垂症は切開法だけが適応する。後天性腱膜性眼瞼下垂症はどちらも適応する。一重瞼という先天性皮膚性眼瞼下垂症はどちらも適応するが、筋腱の処理を併用するべきである。ちゃんと診断の上で手術法を検討しないと結果が得られません。2、切らない手術は自費。切開法は原則的に保険適応。3、ダウンタイムは如実に差があり、非切開法=切らない眼瞼下垂手術NILT法では0〜2日(稀に10日)程度。切開法は平均的に2週間はかかります。年齢と共に長引いてきます。
本症例はNILT法が適応し、自費費用に対してブログ提示の承諾を頂いて20%オフをした上で、可能な日取りを直ぐ見つけて手術に到った幸
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カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
若く見せたい願望にお答えしまして、久し振りに追加切除。
まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。
私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間を診るべきだと仕込まれました。その点でジェンダーは重要です。男性の肉体が女性的な容貌を得る為には、両性の差異を理
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鼻の自然にあり得る形態。完成!?
久し振りに外鼻を手術した症例を掲示します。チェーン店系では、のべつまくなし同じ形の(出来合いの)シリコンプロテーシスを短時間(<1時間)で廉価で入れるので、症例数では叶わないですが、チェーン店ではトラブルも多いし、患者さんに合わない形が頻繁に見られます。
私達美容形成外科医は、主に軟骨移植とシリコンプロテーシスの併用手術を行なっています。今や定番で学会でも認められています。これが綺麗ですし、症例に合わせて作るので自然状態を損ねない。トラブルも少ないし、半永久的に長持ちします。ただし手術時間は圧倒的に長く、本症例でも約3時間を要しました。だから症例はチェーン店系の半分以下です。
実は更に、他の手術が多発しているからでもあります。ブログをご覧いただけば、口周りと眼瞼の手術が多発してい
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口周りの手術は可愛い女子をさらに可愛くします。
丸顔というよりは目が離れている人は面長でないので可愛い!。というよりは子供っぽいのです。顔は生下時から、成長に伴い長くなりますが、標準的には特に下の方が倍率が高いのです。子供の方が下顔面が短くおでこが広いのです。だから、顔が長くない方が子供っぽく見え可愛いのでしょう。ところが下顔面が長くないのに(=面長でない。)、上口唇特に白唇が長いとバランスが取れていない訳です。典型的にここの改良が効を奏する症例ですね。
症例は20歳女性。人中部白唇長19mm。上顔面62㎜:中顔面62㎜:下顔面65㎜で比率的に下顔面がやや長い。上白唇が内反している。赤唇が薄い。外反C-カールが欲しい。眼瞼に特徴があり内眼角間(平均値34㎜)41㎜と目の間が離れているが、角膜中心間(平均値60㎜)72㎜と眼球が解離し
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定番の上口唇(白唇の人中部中心)短縮術と口角挙上術の併施は素敵な結果!
症例は20歳女性。来院後早速診察します。5月に鼻を手術しています。オープンで鼻柱を横断する傷跡がありますが、3か月経て成熟瘢痕になっているので鼻柱基部を切開出来ます。
白唇長(鼻柱基部~人中の最下点)=20mm。側面から診て白唇が直線的なので外反=C-カールをが欲しい。人中とCupidの弓は明瞭なので作成不要。上顔面(生え際~眉下)67mm:中顔面(眉下~鼻下)64mm:下顔面(鼻下~頤尖)70mmと下顔面が長い。上口唇(白+赤)27mm:下口唇(赤~頤尖)43mmと黄金分割比の5:8に充てると上下とも長い。顔面部品の横比は内眼角間34mm:鼻翼幅36mm:口唇幅47mmで口唇横幅を拡大したいので口角挙上術は45度方向に5×8mmの三角形切除部に引き上げる適応。画像をご覧ください。
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