韓国では流行らせてくれましたが、今は渡航制限されますから、当地で手術も受けられません。だから私に罹るのでしょうが、毎回書いてきたように、鼻唇角プロテーシス挿入術は私と父の開発した手術です。台付きL型隆鼻術の一部を応用したのです。
プロテーシス挿入術は他医が抜いてみれば、どんな物かが解ります。父が馴染みの患者さんに頼んで、当時最先端のJ病院でわざわざ隆鼻術を受けてもらい、それを抜いてプロテーシスの形を調べたことがありました。コレクションしていたのを、見せてもらったことがあります。他の医師からも同様の手順を聴いたことがあります。
現在は昭和36年の国民皆保険制度成立以来、一般医療に於ては保険診療を主体とします。新たな医療の手技は学会やマスコミに発表して、医学界で有用性を議論して、厚労
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カテゴリー別アーカイブ: 鼻唇角プロテーシス
患者さんからお申し出を頂き、鼻尖の移植軟骨を移動させながら、鼻唇角プロテーシスを長くして、鼻尖を高くしてみましょう。
トータルコンセプトを求めて美容医療を受けて来た患者さんで、一人の美容外科医に頼る事をモットーとして、私に罹って来た患者さんです。何と嬉しい話しでしょうか?。そうです。出来れば顔面はバランスを診ながら美容医療を施行して行くべきです。見た目は皆差異があります。でも、理想的な形態と部品や輪郭の比率はあります。その点は真面目な勉強している美容外科医の独壇場です。ビジネスに特化したチェーン店系のクリニックでは評価する時間が取れません。
症例は49歳女性。顔面形成に邁進して来た明るい女性。目がパッチリした美人顔で、はっきりした顔立ちを活かすため、美容医療を受けて来た患者さんです。今回は鼻尖部から鼻柱基部への修正点を指摘されました。
そもそも2年前に私が隆鼻術を施行しています。鼻尖中心化+耳介
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鼻の形成はL型プロテーシスだけではありません、いろいろな手術法を駆使します。
鼻の手術は、現今のマスク装用義務化時には、ダウンタイムの間もカムフラージュ出来ますから、取り組み易いのは確かです。ただし鼻は眉間から鼻尖、鼻唇角または白唇までの縦長の臓器で、隠せるのは鼻稜(鼻スジ)の下半分までで、鼻根や眉間は露出します。
患者さんの生来の鼻の形態、また来院時の鼻の形態は様々ですから、理想的または希望の形態を手に入れるためには、多様な手術法を駆使しなければなりません。鼻尖を小さく高くするだけで良いなら、軟骨移植だけで造り出せることが多く隠し易いし、鼻唇角プロテーシスだけなら隠す時期も短期間で済みます。ところが外鼻プロテーシス挿入術のを要する際には、剥離が必要だと腫脹が眼瞼まで広がることが多く、また近年では、学会でも提唱されているように、I型プロテーシスが適切だと考えられ
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これまで鼻翼を治してきて、ついに鼻尖に参ります。
男性は、美容形成外科の来院患者さんの多くても2割、平均1割程度でした。昨今のなんとかミクスに因る経済効果の恩恵は上下格差を増大していますが、女性では水商売系に恩恵が廻っていますから増加率が高い様です。男性は経済効果も受けていますが、何より美意識が向上した人が増えたのでしょう。元来私には2割以上の男性患者さんが来ましたが、増えています。ただし口周りは男性では傷跡が隠せないので減っていました。その意味で経済力よりも私の手術結果を視て「これだ!。」と思ってくれる患者さんが増えました。これはブログで改ざんなく画像を載せて、真面目に説明してきたのを視てくれる人がいるからで、有難いことですし、私はさらに書き連ねていく意欲に燃えるのです。
題名にある様に、鼻翼縮小術に腐心してきました。画像で視られる
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鼻中隔延長術後に鼻柱基部が喰い込んだら品がない。鼻唇角プロテーシスで美形=上品=おしとやかに!。
鼻中隔延長術は一時流行りました。私も10年前くらいに何例か手術しました。鼻中隔とは、両側の鼻の穴の間の壁です。鼻尖や鼻柱には、(何故か)鼻翼軟骨と称する軟骨があって、鼻尖の形を造り、位置を決めますが、触ると判る様に鼻尖はゆるゆる動きます。それは、硬組織としての鼻中隔の軟骨と鼻翼軟骨は連続していないで、隙間があるからです。そこで鼻中隔軟骨の下端に軟骨を継ぎ足して、それを挟んで鼻翼軟骨を縫合すれば、鼻尖や鼻柱の位置を変えて固定出来ます。これが鼻中隔延長術です。ただし、延長する軟骨の材料には限りがあり、鼻尖を前に押し出すか?、下に下げるか?、鼻柱の途中まで下げるか?、等々鼻尖から鼻柱基部までの全体を下げられません。また余り硬い材料だと、鼻尖付近を全く動かせなくなり、ちょっと触ると痛みます。結果的に
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