昨年12月中は手術三昧で、大きな手術が多く当然モニター希望の症例も多いのでしたが、新たな版を描きませんでした。正直忙しかったからではありますが、実はもう二つ、ブログを書くアプリが更新されて使えなくなったのと、いつも大阪院で使っているPCが壊れたというか古くなって、ブログアプリが動かなくなったので書けなかったのです。やっとMacを買い変えて、ソフトの使い方も専門家に教えてもらって、今年の入ってやっと、順次ブログを書き始めました。ということは本当にブログは私が書き連ねているからこうなったのです。その証拠です。文章も面白いと言ってくださる方がいらっしゃいますが、本年初頭の何回かは前振りを割愛します。ではこの文を前振りにします。それでは書き始めます。今年も始まります。
さらに言い訳を書き加えま
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学
鼻唇溝プロテーシス(鼻翼基部とは間違い)と鼻唇角プロテーシス(鼻柱基部も間違い)の同時手術は2回目です。診断根拠があります。
何度も書いてきましたが、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスは私と私の父が発明した手術です。必要は発明の母とことわざにある様に、ニーズがあるからです。
鼻唇溝(ほうれい”線”は人相学用語で、正しくは溝)は、加齢変形と骨格の影響で深くなります。法令線は表情ジワですが、鼻翼の横の溝の上方に三角形の深い窪みがあります。従来からその部位を注射で埋めてきましたが、ここにたっぷり入れると”線”も引き出されて浅くなり目立たなくなることを、父は昔から知っていました。私が美容形成外科医となった34年前にも、真っ先に指示されました。注入物は種々ありましたが、吸収されるか、吸収されない物は肉芽化します。そこで父は、当然(父はシリコンのオーソリティー)ながらシリコンゴムを入れたくなります。となるとどのルート
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Jowlと下顎下には広範囲剥離皮下リフトが効果的です。Jowlに脂肪注入されていて、予め吸引を要しました。
数年前から、私の中で広範囲皮下剥離リフトは定番です。一種のブームです。ところで費用を決める手術名はMACS Liftとしています。フルネームではMinimal Access Cranial Suspension Liftです。訳すと最小の切開で頭蓋骨に吊り上げるリフトです。剥離範囲は関係ありません。顔の軟部組織を、支えるために骨という硬組織に引き上げて吊り上げる方法は、これも定番で、しかも比較的安全で別に難しい手技ではありません。また、切開が少ないのは患者さんに受けが良いのでしょうが、当然剥離が難しいから手を抜かれます。確かに剥離範囲が広いと止血が難しく、また剥離操作は層を一定にするための技術を要します。ですが私は、そのために修練して技を磨いてきました。クリニックのスタッフは学術的に勉強して
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切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILT法は片側でも適応しますが、ダウンタイム中はどんなに軽くても微妙な左右差が診られます。1か月の経過待ちです。
この1年程前からは、切らない眼瞼下垂手術がよく載っています。その為ブログを視て私に罹る患者さんが多くなりました。嬉しい限りです。じゃあ、なんでこれまであまり載せなかったのかと言いますと、はっきりしないのですが、他の手術が多かったからでしょう。私のブログの読者の患者さんならお解りでしょうが、切開手術が多かったからですし、もっと言えば、ブログのお題はいくつかの手術に特化しています。
ブログはいわゆるモニター患者さんだけ載せます。もちろん個人情報ですから、掲載の御承諾を頂いて、手術費用から20%引くことが契約の条件です。これまでも書いてきましたが、自由診療である美容外科手術の料金は、同様な手術を保険で受けて医療機関がいただく代金の2〜3倍に設定することが多いのです。特にTVCMを多量に流して
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やはりいい考えだ!。鼻翼縮小術皮弁法は永続的効果があり、上口唇短縮術を併施すれば人中が膨らむ事もないです。
形成外科医と美容外科医は、医師としての質が違います。診療対象も違いますし、保険診療と自費診療の違いもあります。原則的に病気や怪我等の原因の結果としての形態的変形を治すのが形成外科で、保険収載の可否は厚労省が決めます。健康でも形態的に治したい場合は美容外科診療になります。しかしどちらも、対象は体表に近い形態を治すので、解剖学的(構造)知識と機能的知識は共有です。実はUSAでは、Plastic surgery,形成外科とAesthetic surgery,美容外科はどちらも自費診療です。診療科目名もAesthetic Plastic surgery等(他にも)と一緒くたにしています。
ところが、形成外科医は大学病院や大病院で研修しますが、美容外科医はいきなりクリニックに就職するか、他科での
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