カテゴリー別アーカイブ: 目頭切開

2015 . 2 . 20

目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。Ⅱ

これまで何度か記載してきましたが、本邦には一重まぶた、眼瞼下垂、蒙古襞を呈する遺伝子が蔓延しています。モンゴル系遺伝子です。との内容で前回書き始めたのですが、とってもいい症例なので画像提示をたっぷり載せたら、長くなったので二度に分けました。 この遺伝子は、今から2万年前程前に東アジアの北部で突然変異が起きて発生したのです。その時日本には、既に南方からの移住者が居て(いわゆる現在でも南方系の濃い顔の人)その後北方から侵入した民族がモンゴル系遺伝子を持ってきて、国内に蔓延させたのです。典型的には、沖縄や、北海道の原住民には、南方系の遺伝子が色濃く残っています。皇室は北方系で、近親交配してきましたから、モンゴル系の遺伝子が濃く残っているのは見ての通りですよね。今世代から、平民と交配したので、
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2015 . 2 . 18

目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。Ⅰ

これまで、何度か記載してきましたが、本邦には一重まぶた、眼瞼下垂、蒙古襞を呈する遺伝子が蔓延しています。モンゴル系遺伝子です。細かいことは次回詳述します。 早速症例を提示します。一重瞼、眼瞼下垂、蒙古襞の併存するので、同時に治療した症例です。 下図の症例は、27歳女性。一重瞼(奥二重)で、他院で埋没をしたが左は浅くなり、右も内側が浅い。開瞼も、左右とも、内側が弱い。内眼角間距離/眼裂横径/角膜中心間距離=26/35/63と目の位置が若干離れていて、蒙古襞は一重まぶたなら普通。目の横幅はやや小さめ。蒙古襞の拘縮が典型的に内側の開瞼を阻害している。写真で見られるように黒目の上にかかる瞼縁が斜めになっているのはその証拠です。いわゆる寄り目で吊り目に見えるタイプです。黒目整形は内側を上げ
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2015 . 1 . 16

2015年もまぶたの診療に邁進致します。Ⅱ

前回、眼瞼形成外科の話題について記載したつもりでしたが、よく見たら、医学的な知識はほとんどない、らしくない内容でした。あえていえば、眼瞼形成外科:Ophthalmic Plastic surgery という言葉を初出させたことが、アカデミックかといえましたかね。 今回は、先天性眼瞼下垂症と、後天性(腱膜性)眼瞼下垂症の相違や鑑別を述べようかと思ったのですが、初出ではなかったのですね。そこで、前回の補足(むしろ今回が本論と言えるかも知れません)をしたいと思います。 まぶたの問題は、機能と形態のバランスを考えなければ取り扱えません。私はよく言うのですが、よい形態はよい機能に基づき、よい機能はよい形態を呈すると言えます。 解り易く言えば、ぱっちりした目元はきれいですし、魅力的な目
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2014 . 11 . 28

黒目整形は、大好評です!。切らない眼瞼下垂手術+当院独自の目頭切開Z法

今回の症例は、22歳女性。これまで軽い手術歴はあるようですが今回、目元をよりパワーアップする希望で来院されました。生来は奥二重で、埋没法で2回広げてきたのに、緩んだそうです。蒙古襞の拘縮(突っ張り)が原因ではないかと、このブログを見て気付いたそうです。ありがとう!!! 数字的には眼裂横径25mm、内眼角間30mmです。ウーン、目頭切開していいか迷う数字。でも当院のZ-形成術による目頭拘縮解除術なら、理論上と経験上からうまくいく自信があります。 顔が小さくて眼瞼の開きがいい=挙筋は効いている。もっと派手にしたいとのこと。実は人前に顔を売る仕事~芸術系とのこと。ならば、似合うでしょう。 切らない眼瞼下垂手術NILT法とZ-形成による目頭手術(拘縮解除術)は、いまや目元の美しさをアップするなら定
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2014 . 8 . 12

引き続き黒目整形=夏休みに殺到中

夏休みだから瞼の手術を受ける患者さんが殺到しています。先ずは症例提示を。 術前                              術直後 1週間後 今回提示させていただく症例は、他院での切開法と埋没法の術後です。ご覧のよう眼瞼下垂があるのに、手を打ってもらえなかったそうです。挙筋筋力(挙筋滑動距離)が12mmと正常下限で、眼裂縦径が7mmと小さい。MRDは2mmです。さらに眼裂横径が24mm、内眼角間距離が36mm。 要するに眼瞼狭小気味で、蒙古襞の被さりや、拘縮(突っ張り)が強く、いつも私が言う「水かき状」になっています。よく見ると、傷跡があり、目頭切開も受けたとのこと。私は「ゼーンゼン治っていないじゃない。」と叫びそうになりました。目頭切開
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