カテゴリー別アーカイブ: 先天性と後天性

2022 . 3 . 4

くぼみ目にはNILT法=切らない眼瞼下垂手術=黒目整形が効果的で第一選択です。〜目の開きを強化して黒目(角膜)を魅せることです。〜

可哀想です!。若くしてくぼみ目が目立つ患者さんです。いや、だから、疲れて見えて可哀想です。私の書いたブログを観て、治せるといいな〜と想ったそうです。くぼみ目に対して切らない眼瞼下垂手術で治した症例を、私が何例かブログに載せているのを視た様です。かといって診断が必要です。ただし見た目の診断(視診)も役立ちます。美容形成外科医として医師として、真面目に診療する私の出番です。診断は治療方法の選択に役立ちます。 くぼみ目は幾つかの原因があります。1、眼窩骨が眼球よりも前にある人は、眼球と骨の間にくぼみを生じます。この場合家族性が多いです。2、眼窩脂肪が少ない。加齢で減る場合。羸痩=痩せて、眼窩脂肪も減った。後天的な経年変化です。3、脱水症状や日中顔が上方にあり水分が重力で減ってきた場合。疲れと
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2021 . 12 . 25

4年前からの患者さん。いつも明るい楽しい患者さん。目元を更に明るく、綺麗にして似合います。

症例は26歳女性。3年以上前に初診。先天性二重まぶたも前頭筋は収縮。LF右11:左12と右が弱かった。前転が必要。重瞼は右の上にすると蒙古襞が目立つから上から2番目の線。フェニレフリンテストで半分挙がった。術当日。平行型希望なので目頭切開が必要と説明すると、当日は予定が立てられないので、6ヶ月以内なら同時施行扱いですることになった。左のラインで2㎜幅切除し、1点ずつ挙上前転し、2点ずつLT法で重瞼固定した。前頭筋使わなくなって喜んでいた。その1週間後に抜糸時には、開瞼が良好で、腫脹で幅が1.5倍以上でも重瞼がくっきりしていた。その後来院をされずいつ出来上がったかは不明。いつ頃か後戻りが起きてきた。 今回、LF右13㎜:左14㎜で右が再発した。右は先天性後は性眼瞼下垂症を伴っていたからで
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2021 . 10 . 27

3年前の眼瞼下垂手術後、懸案の目頭形成術と右側切開手術に続けて左側切開手術に目頭部重瞼固定を加えました。

眼瞼下垂症は前葉性と後葉性。先天性と後天性に大別されます。鑑別診断が大事です。手術法の適応も変わります。そうしないとやってみただけになり、中期的に結果が得られなかったり、後戻りが起きたりします。偉そうな事を言っても、結果が全てと云われそうです。当院でも診察を疎かにして、手術適応を検討しないで、丁寧な説明を省く事がある様です。初診医師と手術時の医師が変わる事もまれにあります。本症例の初診時がそうだったかも知れません。短期的結果は得られても、中長期的結果は予想が着いても、説明していなければ、患者さんにとっては経過不良になってしまいます。何回か記しましたが、先天性後葉性眼瞼下垂症にLT法をすると、後戻りが起きます。短縮術でも起きる事があります。診断の下にきちんと説明しておかなければなりません。また
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2021 . 1 . 12

前葉性眼瞼下垂症にも後葉性眼瞼下垂症にも蒙古襞の拘縮を伴います。

これまた可愛い女子が、眼瞼をさらに可愛く改良したくて来院されました。売れっ娘みたいです。眼瞼下垂症は、先天性と後天性。前葉性と後葉性に鑑別します。そして一重まぶたは先天性前葉性眼瞼下垂症とイコールですから、蒙古襞が被さり、拘縮して突っ張ってつり目を呈します。 私のブログに載っている眼瞼形成術の典型的な症例は、一重瞼(奥二重は一重)と言う先天性前葉性眼瞼下垂症に対して切開法の重瞼術で固定し、軽度の先天性後葉性眼瞼下垂症に後天性後葉性眼瞼下垂を伴っている場合には結膜側からの眼瞼挙筋前転法(LT法)を加え、多くは蒙古襞の狗縮に因る吊り目を呈している為に、Z−形成法に依る目頭形成(この場合切開切除はしないので正しくは目頭切開でない)を併施します。 女の子らしさはパッチリとした目の開きとク
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2020 . 11 . 15

眼瞼下垂症は鑑別診断が必要です。”前葉性と後葉性。先天性と後天性。蒙古襞の拘縮の程度。等々”

眼瞼下垂症手術は眼形成外科領域,Ophthalmic Plastic surgery は20世紀後半には定式化していました。私が33年前に形成外科に入局した頃には毎日の様に手術されていました。でも解剖学的素養を身に付けていかないと意外と難しいので、私は6年目に初めて術者をさせてもらえました。その後市中病院に出向して形成外科医長や部長を務める様になってからは、積極的に患者さんを見出していき、毎日の様に眼瞼下垂手術をしていました。 その後眼瞼下垂手術をマスコミに広告して啓蒙していた信州大学の松尾教授にも教えを請い、さらに症例経験を積んでいった今から約20年前に、父が日本美容外科学会の一つ!、JSASを主催した際に会長招宴として、眼瞼下垂症手術の講演を1時間かけて紹介しました。形成外科の研修
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