今回は、スレッドリフトの症例の画像を供覧しようと考えました。これまでも、何回か載せてきましたが、今回の症例は若年患者で効果が見えるので、みなさんにも画像上の興味が高いのではないかと思われます。
実はスタッフですから、若い医師の練習でもある訳で、コストもないのでイヤイヤやっているのですが(嘘です。)、逆に言えばよくならなければ、毎日グズグズ言われるので、実はこっちも気合が入ります。
若年者でも、下顎のラインの、口角の下の後ろにたるんだ皮膚、皮下脂肪が乗っかってきます。口角から下顎にかけての溝は俗にマリオネットラインと呼ばれます。あやつり人形の割れ目の線を例えています。この溝には靭帯があって落ちてきた皮膚皮下脂肪は堰き止められます。だからあごのラインが凹凸になるのです。この膨らみを英
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カテゴリー別アーカイブ: 輪郭
遠方からの患者さんが増えています。PRP&スレッドリフト
先週いらっしゃった患者さん。今まで何回もの美容医療を受けている由。なんか違う。症例は55歳、女性。来院当日にいくつかの美容医療を希望されました。
今回PRP2ccによる目じり、ゴルゴライン(鼻頬溝)、鼻唇溝(法令線は人相学用語です。)、頤の凹凸(なんか入っているのが凸凹)の改善。3Dリフトとコグリフトの併用でJowlの改善。ついでにBTXで目じり下眼瞼の小じわも消せるといいですね(すぐには効果が出ないので今回の画像では提示出来ない。)
実は外国在住の患者さんです。でも、帰国するたびに美容医療を受けている模様。情報がないのか、よく判らないのか、受けている施術のコンセプトがバラバラで、どこがどうなっているのかさっぱり判らない症例です。よく視診して、触診するといろいろあるみたいです。
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小顔とは?Ⅰ -考察からー
長らく、ブログは夏休みとなってしまいました。実はたまたま症例が揃わなかっただけです。来院される読者の方はよく症例をご覧いただいているようで、この2週間「まだなの?」と催促されることもありました。症例は来週からとして、前知識から提示していきます。
またまた、人種論から入ります。日本人をはじめとしたアジア人の遺伝子には、身長が低い要素が生じています。というか、白人には身長と体格を大きくする遺伝子が存在していて、平均的な身長の差は歴然です。いくつかの資料を見ると、国別の平均身長で、トップからヨーロッパの国々(コーカソイド)が上位を占めています。USAは多民族国家なので上位ではありません。下位に行くと約10㎝の差をもってアジアの国々(モンゴロイド)が並んでいます。ベルクマンの法則によるといわれ
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美容医療の’真髄’Ⅱ 顔のの輪郭を分析しますⅠ。—輪郭は3次元—実際編
顔面の輪郭は、表面からいうと、皮膚(表皮と真皮)、皮下脂肪、筋膜と筋、骨、それに口では歯が決定していますよね。
皮膚の厚さはせいぜい3㍉ですから輪郭を左右しませんが、加齢で皮膚が伸びる(弛緩し、面積が増え、下垂)すると、輪郭が変形します。皮下脂肪は厚さに個体差があり、顔ではFat Padと言い、ブロック上の脂肪体がいくつかあり、これは輪郭を左右します。もちろん加齢で変位します。筋や筋膜は厚さはそれなりで、特に咬筋は加齢や歯ぎしりなどで肥厚したり、運動筋ですから鍛えたら厚くなります。また、筋や筋膜はトーヌスと言って覚醒時には無意識に収縮して形態を保っていますから、形を保持しています。加齢で弛緩してくると下垂してきて、輪郭形態にまで影響してきます。これらの要素は、変化します。前にも述べた「
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美しい女(ヒト)の楽しみ-ミニリフトの経過-
今回は写真だけ提示します。ミニリフト2月10日手術
2月28日経過
手術後18日でダウンタイムなんかなかったかの様に写真を撮って送って頂けました。
顎のラインの変化にお気付きでしょう。笑顔が自然に出ているのは、手術の影響が無い証拠ですよね。写真の取り方が上手なのでもありますが、画像はウソは付きません。すばらしい経過です。
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