広範囲剥離リフトの中でもこめかみリフトは受けやすい部位です。だから流行っているのかどうかは定かではありませんが、私がこれまで載せてきたブログで観ても、ダウンタイムが短いのは確かです。その仕組みは、さすがに剥離範囲が少ないからです。ですが、中顔面は顔の中心部なので効果は観て解り易い部位だから、画像を視るとやりたくなるのでしょう。もちろん剥離範囲が少なく切開も短いから手術時間が長引かないので価格設定も下げているから受けやすいとも言えます
私がよく行う皮下広範囲剥離リフトは、時間と侵襲度の為に上中下に分けています。その前に一般人や不勉強な医師は間違っている上中下を教えましょう。医学的な上顔面は生え際〜眉下、中顔面は眉下〜鼻下、下顔面は鼻下〜頤先端です。
中顔面リフトはこめかみから上下眼
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カテゴリー別アーカイブ: こめかみリフト
広範囲皮下剥離を旨としたリフト手術は部位ごとにしましょう。今回はこめかみリフト。遠方からでも次に進みます。
先日に日本美容外科学会,JSASがありました。我が国には同名の日本美容外科学会が二つあります。一方の形成外科医が作ったのがJSAPSで、もう一方は非形成外科医が作ったJSASです。JSASはビジネス系でチェーン店やその出身者がほとんどで最近では美容皮膚科医も参入しています。JSAPSは大学病院等で、最低でも6年間は形成外科を研修してからでないと正会員になれないので、学門的です。最近は二股の医師が増えましたが、数年前までは一方しか入れませんでした。私の父はJSAS側でしたが、JSAPSと二股でした。私は大学で研修しながら当初からJSAPSに入会し、10年目にはJSASにも入会しました。
ビジネス系なら、患者(彼らは客、またはクライアントと呼ぶ)を増やすために、やはり”切らない”痛くない”
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男性でもハンサムで若造りな症例は、こめかみリフトで目元をさらにキリッとさせるのが効果的です。
何か変な題名ですが、私には、昔から男性患者さんが多く罹りました。銀座美容外科医院では20%近かったと記憶しています。それは、特有の地域性かもしれません。美容医療は昭和53年までは美容整形と呼ばれていました。敗戦後に占領のために進駐してきた連合国特に米軍によって、形成外科医療が指導されました。日本人女性の一部は米軍人にモテるため(食わせてもらうため)に、外人に似させる美容医療、主に重瞼術と隆鼻術が流行りました。父が銀座で開業した昭和36年は高度成長期に入り、銀座の飲食店(クラブ)は盛況となり始め、ホステスは稼ぎを上げるために、こぞって美容整形を受けました。クラブ歌手出身の芸能人も多かったです。Dさんは典型です。それなら銀座近辺の華やいだ地域で働く男性の中でも、当然ハンサムを売りにする人が多くな
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咋年末は手術が続きました。広範囲剥離Jowl Liftにはいいタイミングです。しっかり挙げます。
昨年12月中は手術三昧で、大きな手術が多く当然モニター希望の症例も多かったのですが、新たな版を描きませんでした。正直忙しかったからではありますが、実はもう二つ、ブログを書くアプリが更新されて使えなくなったのと、いつも大阪のクリニックで使っているPCが壊れたというか、古くなって動きが落ちたので書けなかったのです。やっとMacを買い換えて、ソフトの使い方も専門家に教えてもらって、今年に入ってやっと、順次ブログを書き始めました。ところで本当にブログは私が書き連ねているからこうなったのです。その証拠です。文章も面白いと言ってくださる方がいらっしゃいます。でも本年の何回かは前振りを割愛します。アッ、この文を前振りにします。それでは初まり始まりです。
一言添えます。年末はダウンタイムを過ごせる場合
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こめかみリフトで顔の前に張り。重心を挙げましょう。目元もはっきり!
フェイスリフト手術は読んで字の如くなら、顔を挙げる手術ですが、顔を持ち上げても綺麗にならない訳です。頭蓋骨は加齢しても基本的に変わりませんが、それよりひょうっそうの軟部組織は緩み下垂するから加齢顔貌を呈するのであって、ならばどこをどう挙げるかは多岐に亘ります。
まず切開の長さと位置は多様です。切開線は通常挙げたい部位の斜め上、よく患者さんが指で引き上げる真似をしますが、そこです。長さは上はおでこや頭皮内から、こめかみ生え際やこめかみ頭皮内、耳を半周回って、耳の後ろから生え際まで切れます。全部ならフルフェイスリフトですが、8時間以上要しますから当院では不可です。私は上中下に分けてもらいます。
剥離層も多種です。皮下、SMAS (筋層)下、骨膜下までありますが、SMAS下には顔面神経
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