近年流行り始めた口周りの手術です。私は5年前に始めました。その患者さんはお悦びでした。たまに来院しています。次が銀座美容外科医院時代から20年来診て来た患者さんで、たまに来院されます。約4年前から患者さんが増えました。それは美容外科医療界でSNSが多用され始めた頃からです。ある患者さんが大喜びで載せたら、SNS上で繫がった患者さんが殺到しました。
最近他院でも、増え始めたところがある様です。美容外科医療では、広告に釣られて診療に到る患者さんが多く、何とかミクスの御陰で、見よう見まねのクリニックが雨後の筍の様に増えているからでしょう。でもその内容はまずい事になっています。一つは術前の診察技術が稚拙で、患者さんに合っていないデザインでの手術結果が見られます。もう一つ、手術の技術は医師により
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 口もとの美容
人中部中心の白唇短縮術で人中とCupidの弓と口唇結節を造りましょう。定番の口角挙上術は進化して綺麗。
これまでに幾つかの美容外科手術を受けている。現在最大のチェーン店で鼻プロテーシスを入れたり抜いたり。眼瞼も切開時に目頭を三日月型切除をされて形がよく無い。もう一方のチェーン店で鼻翼外側切除を受けたら、傷跡が凹凸。鼻尖は縮小術だけ再施行。これらの問題は眼瞼以外は画像で見えます。眼瞼は蒙古襞が突っ張っていてZ−形成術の適応です。
このところ同様の症例が増えました。昨今何とかミクスのお陰様で、国家的に経済効果が高揚しているように思わされていて、美容医療が賑わっています。決して美容医療に対する忌避観念が払拭されたわけではありません。なぜなら未だに宣伝広告を見て来院する患者さんが大多数だからです。私はこのブログを症例紹介としていますが、学術的に診察から手術法、手術経過を供覧して、皆さんに教育的配
▼続きを読む
▼続きを読む
適応なら鼻唇角プロテーシスは人中部白唇短縮術の際に同時に。その後口角挙上術。眼瞼も。
私は口周りの手術の専門家と思われている様です。違いますってばあ〜!。只の、ベテランの美容形成外科医です。でもそのカテゴリーを名乗れる医師は日本に百名は居ないと思います。
どの様な意味かと言えば、私は30年以上前に医師となって直ぐに大学病院の形成外科に入局しました。同時に父の銀座美容外科も手伝いました。先ずこの様な経歴の人は数少ないと思います。その後大学病院から派遣されて一般病院で形成外科を診療し、医療を詳しく勉強して、学会から専門医に認定されます。ただし大学病院形成外科では美容外科診療の機会が少ないので、大学病院では私が美容外科の教育担当として診療もします。
北里大学病院の形成外科に在籍した15年間で形成外科診療と知識の吸収、美容外科診療法と手術の経験を積み重ねて日本美容外科学会
▼続きを読む
▼続きを読む
人中部白唇短縮術単独が増えて来ました。助かります!
口周りの手術が大流行りです。毎日何人かが、即ち人中短縮術を求めて来院します。だからと言って人中部だけ短縮してはいけませんよ!。両側の鼻翼の下の間を同じ幅切除しないと富士山型唇になります。人中とは溝の部分です。
唇は赤い部が赤唇でせきしんと読みます。そに上の皮膚の白い部分も唇で、白い唇と書いてはくしんと読みます。英語で赤唇をVermilionと訳しますが一般用語です。朱の意味で口紅もその色が好まれます。白唇はWhite lipと読んで字のごとくですが、これも一般人に通じます。なぜこんなことにこだわるかというと、赤唇と白唇は一体に形成されるからです。だから口唇裂では両方割れます。そして人中部を中心とした白唇短縮術では赤唇にも影響が出るのは当たり前ですが、赤唇の露出度と白唇の外反、これをC−
▼続きを読む
▼続きを読む
加齢性の上口唇増長化には人中部白唇短縮術でバッチリ!
加齢に因る上白唇の伸張は皮膚弛緩と口輪筋の脆弱化がもたらすと考えられます。統計を取っている訳ではありませんが、私は本邦最多の口周り手術の症例を診て来て、全症例とも必ず計測して来ましたから、平均値は判っています。成人後は10年で約1㎜伸びます。しかも元々長い人は間違いなく気になって来ます。人中部の白唇の長さは15㎜以下が標準です。ですから出来るだけ15㎜以下にしたいと思います。
また白唇が伸びて来ると逆に赤唇が薄くなって内反して来ます。赤唇は擬態と言って女性の象徴ですから、加齢による貧弱化は中性化を呈してしまい残念です。赤唇の露出は程度問題で調整が効き、私の得意手術です。人中やCupidの弓、赤唇中央の突である口唇結節の作製も症例ごとに調整して来ました。これは私のオリジナルですが、術前の
▼続きを読む
▼続きを読む