加齢に因る上白唇の伸張は皮膚弛緩と口輪筋の脆弱化がもたらすと考えられます。統計を取っている訳ではありませんが、私は本邦最多の口周り手術の症例を診て来て、全症例とも必ず計測して来ましたから、平均値は判っています。成人後は10年で約1㎜伸びます。しかも元々長い人は間違いなく気になって来ます。人中部の白唇の長さは15㎜以下が標準です。ですから出来るだけ15㎜以下にしたいと思います。
また白唇が伸びて来ると逆に赤唇が薄くなって内反して来ます。赤唇は擬態と言って女性の象徴ですから、加齢による貧弱化は中性化を呈してしまい残念です。赤唇の露出は程度問題で調整が効き、私の得意手術です。人中やCupidの弓、赤唇中央の突である口唇結節の作製も症例ごとに調整して来ました。これは私のオリジナルですが、術前の
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カテゴリー別アーカイブ: 上口唇(鼻下)切除術
人中部白唇短縮術後には口角挙上術をしたくなります。
口角挙上術は丁寧にデザインすれば良好な結果が得られるのですが、1㎜以下の微妙な違いが起きると問題が生じます。これまでのブログ提示症例で読者の皆さんに視られているかも知れません。でも私はその点も治せます。また手術法として私の利用している上下を上に持っていく方法はよく挙がるのですが、たわみを生じない様にする技を要します。実はその点に置いて、最近でも日々進化していて、手術アシスタントとの共同作業が重要なのですがほぼ完成して来ました。結果こんなに見事な症例が続出です。
尚、他の手術法で綺麗に挙がらなかった人も居ます。最近増えました。創跡が短く出来るとの文句に惑わされて、上赤唇縁だけ切開する手術法で起きます。私に罹って治して欲しい人が少なからず来院します。でも症例に依っては完璧に治せません。下口
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上口唇短縮術単独=人中だけ短縮ではありません。術後3ヶ月で完成!
上白唇短縮術を施行する際に口角が相対的に下がるので、同時に挙上術をした方が適当です。近年私は口周りの手術の先走者として、最多の症例を手術しているでしょう。その結果他院での好ましくない結果に対する二次手術も増加傾向です。
例を挙げれば、富士山型!、後戻り!、創跡が拡がり目立つ。口角が下がった等々枚挙に暇がありません。中でも富士山型は人中部だけ多く切除して鼻翼基部を取っていないからです。そうすると確かに、鼻翼横の創を短く出来てDog earも減らせるし、創の縫合に自信がない非形成外科医がやりそうな事です。口角挙上術は創跡があるのですが、口紅でカムフラージュ出来るので併施する事をお奨めします。
数年前には白唇短縮術の切開を鼻翼を超えて鼻唇溝(法令線は人相学用語です。)まで切除して口角を
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人中部白唇短縮術と口角挙上術。先天性疾患に対応しました。やはり私だからできる診療を信頼してくれたのです。1年後にも画像を戴けました。
医学的に面白い症例でした。先天性疾患があり、その付随症状として上口唇が長く、下顎の後退もありE-ラインがプラス。口蓋裂の治療に付随しての構音障害はリハビリを継続しているため、口輪筋を訓練しているから厚みがあり上口唇が内反している。これまで診てきた症例と比べていろいろな点を留意しなければならないということです。知識を駆使する為に頭脳を駆使しなければならなくて難しいけれど、それぞれ解き明かしてみれば結果が予想出来て面白いのです。
今回1年経て来院されたのです。一つは疲労快復に対する点滴治療。高い知的作業の仕事で疲れるそうです。当初から頭の良い女性だと思っていました。もう一つはわずかな傷跡の処置。ブログを見てきて注射の意味を知って、来院されました。実はもう一つ、先天性疾患を私が1年前に解説し
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満を辞して口周りの手術。定番の人中部白唇短縮術と口角挙上術
本症例は典型的な美容上のいくつもの問題点を解消したという面でわかりやすい症例です。術後3ヶ月がきましたので、再掲します。画像を並べて比較説明します。
一目見て長い症例です。初診は昨年秋で授乳中でしたが、診察だけしました。
症例は39歳女性。人中部白唇長(鼻柱基部~Cupid's bow赤唇縁の弓型の底)21mm。十数年前に他院で眼瞼切開。目頭の蒙古襞は拘縮し、眼裂横径25mm:内眼角間37mm:角膜中心間64mmと数字的に離れていて、吊り目になっているため治すべきだとサジェストした。白唇は15mmを目標に6mm切除を希望。E-ラインは下口唇が5mm前方。上口唇はE-ライン上だが薄くなった。赤唇はバランスが取れている。外反は軽度希望。人中と弓は明瞭で結節もある。顔面部品横サイズが内
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