Bifid nose と洋語で書いて、訳すと二分鼻尖と訳します。先天性疾患の病名で口唇裂の伴うことが多いので形成外科領域ではよく使われる言葉です。
知っての通り、顔は胎児のときに両側が離れていてだんだん中央に寄ってきます。中心線はその際に合わさるのですが、口唇裂は鼻孔の底から上口唇が合わさらなかった結果です。当然鼻尖も軟骨が離れています。これが二分鼻尖Bifid noseです。
しかし、先天性疾患ではなくても、鼻翼軟骨が離れている人は少なくないのです。鼻翼軟骨の形は鼻尖の形として顕われます。鼻尖の丸い人の中の多くは二分鼻尖に近いのです。
今回思いついて、取り急ぎフリーハンドで図を作ってみました。パソコン用のブルートゥ―スマウスでデスク上で書いたのでうまく書けませんでした。が
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カテゴリー別アーカイブ: 鼻の美容外科
鼻はDiamond型の鼻尖(鼻の頭)がポイントです。
今回の症例では、まず術後4週間の画像で美しい外鼻形態の説明をします。ポイントはダイやモンド型の鼻尖です。外鼻は全体のバランスが求められますから、目隠しで鼻稜まで描出します。
正面画像でのダイヤモンド型とは鼻尖の周りにある影がタイやモンド型です。上左画像で鼻尖真ん中にあるハイライトが凸。両側ダークです。影の形は上方に向かってすぼまり、下方は鼻柱に向かって細くなるのですぼまっています。上右図はこれをトレースしました。
鼻尖を下から見てもダイヤモンド型です。前方凸はもちろん強調して作り上げました。鼻尖の両側のくびれから鼻柱に向かっては細くなるので影ができます。鼻柱の皮膚は濃いので逆ハート型みたいになっていますが、ダイヤモンド型にカットされた形と言っておきます。
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この鼻なら、この手術の組み合わせが効を奏する。お任せあれ!
顔面の大きさに比して、外鼻が大きく鷲鼻であるのが残念な症例です。鷲かオウムか知りませんが、鳥の嘴状に鼻尖に向かって低くなっている形態は品が無く、しかも大きい。鼻翼は付け根は大きくないのに丸く張り出していて、鼻翼基部が鼻柱より下方にあるややアグラ型で野暮ったい。それは数字が表しますが、それより何より、形態をすっきりする方が似合う人格です。
先々週に手術して、先週に術前と術後と術後1週間の比較を載せました。その後1週間経て更に膣が進み形態が見えて来ました。また移植軟骨のシェーマは解り易かったと患者さんにも好評を得ましたので、2週間毎比較して再掲します。患者さんとしては術前の形態を見ても面白くないかも知れませんが、読者の皆さんにちゃんと経過を見せて行くのが私の務めですからお許しください。
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この鼻なら、この手術の組み合わせが効を奏する。お任せあれ!
今回の症例は外鼻だけが残念な患者さんです。何がっていうと、結構きれいな顔立ちの(今回の症例提示は部分的なのが残念。)まあまあの美人なのに、外鼻だけが大きくボテッとして、しかも鷲鼻で品に欠けるのがもったいないのです。顔面の周囲とのバランスを考えると治したくなる症例です。
今回は術前術直後の画像を、正面、下面、斜位、側面像の順に並べて、それぞれでの見るべきポイントを記していきます。
上の正面像では、鼻翼と鼻尖の大きさそれにその比率が良くなったのが判ります。術前は内眼角間34mmに対して鼻翼幅36mmで大きく、鼻尖は二分軟骨となっていて幅が20mmありました。鼻尖の幅は鼻翼の幅の半分が理想です。術前の数字からから、術後は画像のごとく半分になりました。術直後には腫脹がありますから
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上口唇短縮術の症例経過です。やりすぎか?。でも悦んでいます!。口周りの説明も。
口唇短縮術の症例の経過の画像を一通提示しますが、症例の評価はまだまだ完成ではありません。
このところ上口唇(白唇部)を短くしたい患者さんの来院が増加しています。このブログを見て来院する人が多く、経過が良好で(傷跡が目立たなくなる。)詳しい内容が説明してある為に安心だという患者さんの声を聴きます。ただしこの手術は経過が長い。しかも傷が見える手術ですから、すごい絵になります。今回は手術当日と1週間後を画像提示しますが、苦手な人もいるかと思い、途中の画像は縮小し、拡大写真は最下段に載せます。怖がりの人は、画像を見ないで読むだけにしてください。なお今回はその後に詳しい解説を載せます。濃い内容です。
症例は30歳、女性。USAの白人と日本人のハーフでタレントさん。白人の要素として、顔面が縦
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