本症例は初回手術から何回かの修正をしてきました。
上の画像は、左が11月初めの術前で右が先週の3回目の術前です。
こんなに良くなっています。ただし、左のラインのカーブを修正したくなりました。
そこで内側の埋没糸を外して、1㎜下げて付け替えました。上の画像で左が直後、右が現在です。これで完成だ!。とは、ぬか喜び?。確かにカーブが弧でない?。中央は挙筋縫縮を足したから重権が狭くなったので、重瞼術埋没法を足したから強いのですが、しかも内側を下ろしたので三角気味の重瞼線になっているとの訴えあり。でもよく見れば右も内側は低い。それに合わせたのですよ。では外は?。確かに右に比べ左が低いかも?。
という訳で、左外を僅かに挙げるsimulation:シミュレーションしてみると、より綺麗なカーブになります。いつか足しましょう。もうどれが私のせいのやり直しか、必要な微調整か判りません。でもいいんです。そういうものなのです。片側の手術、それも眼瞼下垂と重瞼の左右差を伴っていたのが、ここまで近づいたでしょう。筋を治せば線が変わる。線を治しても筋が緩むからまた変わる。これを短期間に修正していって、症例患者さんには面倒な負担をおかけしてしまっています。前にも書きましたが、本症例患者さんは、年齢に合わないう美しさで、均整の取れた顔立ちで、瞼の左右差だけがかなり顔貌を損ねていたのです。なので、出来る限りのことはさせて頂きたいと思います。
次回いつかこの続きをお見せする機会があると思います。