JAASのライブサージェリー中に写真を沢山撮ってもらったので、提示してみます。この回は主に私の手術時の画像です。こんなシーンを一般の人が目にする機会はまず無いでしょう。これも、「包み隠さずお見せする。」モットーの下に選び抜いてみました。
なお、局麻手術ですから患者さんは意識があります。ですから下手なことは言えませんから、真剣です。そして、これがもし動画なら、私達や患者さんや見学者の声も聴こえますし、器具の音もします。リアル過ぎるかも知れませんが、次の機会には提示したいと思います。
下の画像は会議場に集まったJAAS会員の面々です。誰が居るかは判りませんがプライバシーは守られるでしょう。念のため申し上げますが、この研究会は二つの日本美容外科学会JSAPSとJSASとは別の任意法人で、それこそ二股の会員が三つ股になったりしています。
症例の患者さんは前回のブログで紹介しました。デザインしました。見学者に見せています。
電気メスで切開と止血している森川一彦講師。向かって右に第一助手の吉沢医師。
目頭切開=Z−形成法の細かいデザインを書き直しています。手前で婦長が第二助手をしています。手術介助が上手なんです。右図は切開していますが、患者さんの影に隠れました。
シーンが跳んで、挙筋腱膜前転と重瞼作製の場面です。図の左下から時計周りに、私の右手、左手、吉沢先生の右手、婦長の左手と交錯していて、端から見てみると何やっているんだか判らないものです。
右図では婦長の身体に隠れて私の手許は見えませんが、助手の吉沢先生の上半身が見え、その後ろには池田先生の顔が見えます。こっちが真剣に手術を進行している間に、隣のベッドで知らないうちに手術を始めていました。もう一例の診断したのも私なんだからあ!、ちゃんとコンサルテーションしてから始めてよお!。でも私の指示通りに手術した様で、好結果を得られた様です。画像を集めて提示したいと思います。
こうして静止画像の羅列では判りにくいかも知れませんが、適切な手技を経て上記の如くの結果を得られました。
JAASの口演やライブを見て、実演していて、美容医療に携わる医師達の医学的水準が垣間見えました。ここに来ている医師は第一線ではありますが、手術治療に精通している医師は数少ない。手術する医師もそのメカニズムの理解が遅れていて、レパートリーも広く無い。まあだから、私達が実演する価値があるのかも知れません。
池田先生は「JAASでは、どの医師が施行しても、一定で同様の結果が得られる様な手術を紹介するべきだ。」と言っていましたが、結局私達二人の手術結果は、見学者誰もが「オオッー!お見事!」とか、「腫れも少なくて綺麗ですね。さすがあ!」とか言われる様なハイレベルなものです。
ここまでの手術結果を得られる様になるまで、私は29年、池田先生は19年の、血の出る様な修養の年月を経て来ているのです。そしてその年月を、美しさを求めて生きて来ましたし、その為の勉強も欠かさなかった。
偉そうにいうと、JAASでは二つの日本美容外科学会JSAPSとJSASでの口演や症例提示やライブも超えたハイレベルの内容を提示しているつもりです。JSAPSでは、知識と技術は深いが症例が狭く、経験豊富なのは一部の医師(歴史で述べた奴等)に限られている。JSASは広く浅くて、一部ではビジネス的であるからアカデミズムは感じられない。私達はハイレベルで判り易い美容医療を広めていきたいと思います。