2017 . 9 . 14

眼の開きが強いのがお好き?。一度完成をみましたが、修正の為に追加しました。

本症例は面白かったので昨年分から一部を再掲します。1年前に手術を繰り返して、一度完成を見た症例です。他院で埋没法が行われた後に物足りなくて、当院で切開法を施行しました。開瞼の向上という結果は出ましたが、左右の微妙な開瞼の差と瞼縁のカーブという形態と機能の問題。前頭筋収縮の非対称、影響して重瞼の非対称が診られたために、修正してきました。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

上の画像が昨年の術前術直後です。両眼共に画像上で開瞼が向上しています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA何回か修正手術をして左図の様になりました。

初回手術からでは、数か月を経ました。ぴったり左右対称ではありませんが、とにかく両側ともよ~く開いていて、患者さんからはその時点でやっと、完成のお墨付きを得られました。本症例の患者さんは目の開きを最大限強化して、しかも二重もくっきりしたいと当初から希望されていました。当然複数回になり得ることも推測していました。切らない手術はダウンタイムが無いからできることです。その証明の症例となりました。ということで、症例経験に対する感謝致します。

そして約一年を経て、来院されました。一部に経年変化が見られるので、修正したいとの事。私は前年から「切らない手術は戻ることがある。でも切らない手術は複数回出来る。」と申し上げて来ましたから、希望に応じます。

右眼瞼の外側と左眼瞼の内外側にNILT法=切らない眼瞼下垂手術=黒目整形非切開法を追加しましょうという事になりました。

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そして1週間を経ました。

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上に術前と術直後の画像、下に術前と術直後の近接画像を並べました。

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更に術後1週間の近接像で比較しましょう。

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私としては「よく出来ました。」と思います。

毎回書いて来て、しかも本症例では前年のブログを診れば良く判りますが、術前と術直後の画像を比較すると、様々なファクターが重なり、結果としてよく判りません。患者さんも目が開いたのは判っても、動的形態の変化は理解に苦しむのです。私も評価が難しいのです。

でも、間違いなく切らない眼瞼下垂手術の効果で、目の開きは向上しました。重瞼の幅や形は動的形態ですから、今後経過を診ていくしかないでしょう。