鼻が丸い、大きい、低いのが目立つ。鼻は各部分のバランスです。鼻尖幅(影を見つける。):鼻翼最大幅=1:2が理想です。だからどちらを治すか、両方治すかは個体差を計測してから検討を要します。かといって鼻翼最大幅は小さければ小さいほどいいもというものではありません。顔の幅や目の間や口唇との比率も見なければなりません。画像でご覧になれる様に、顔の幅を見て検討しましょう。だから本症例では鼻翼幅の目標値を充分に検討しました。
実は患者さんはいくつかのアンチエイジング手術を受けています。鼻陵は高いのですが、鼻翼が大きいのです。
症例は59歳(私と同年)の女性。鼻翼最大幅40mm。30mmにして35mmまで戻るでしょう。実際には35mmまで縛ってから鏡で自覚的に見てもらい35mmで止めました。
先ずは術前の画像、正面像、下面像、
右斜位と左側面像
術直後の正面像と下面像。
術直後の右斜位、左側面像。
術後1週間で37mmまで戻りました。術前よりすっきりしています。
胡坐鼻を下方を寄せたので丸い鼻翼になりました。右斜位と左側面像も見るとすっきりしています
上の様に、切らない鼻翼縮小術をしました。所謂埋没法です。両側の鼻翼の付け根に任意の2点を設定し、八の字型に糸で繋げます。糸を縛りながら1knot,結紮して任意のサイズになった時点で更に2Knotsして、結紮の先に断端を1㎜残し切ります。予め針孔を作っていて、径約1.5㎜深さも約1.5㎜に、グリグリと孔を拡大していますから、結び目はすぽんと孔に嵌ります。数日で表皮が再生して孔は埋まります。
その後糸が更に孔に喰い込んで行きかねません。真皮層はコラーゲンですが、コラーゲンは裂けて行きます。でも刺激でコラーゲンが過剰に析出して、糸を包み込んで行きます。そうなればもう動きません。約3週間でコラーゲンが出来上がり後戻りは止まります。それまでにどれだけ戻るかが結果を左右します。ですから週単位で見て行きましょう。
術後1か月で後戻りはありますが、形が良く保たれているのでお悦びです。
当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しブログを掲載しています。」
医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。
施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
本年6月から費用の説明も加えなければなりません。今回の切らない鼻翼縮小術は18万円+消費税です。出演料として20%オフとなります。