何故スレッドリフトと切開リフトがブログに載るのかは、モニター価格(20%オフ)だからでしょう。ですが、スレッドリフトは持続性がない為、年単位で繰り返すから、実は負担が増えるのです。少しでも負担を減らすために、モニターを申告される患者さんが多いのでしょう。なお、さらに今回は、眉下切開も載せます。保険の手術で3割負担ですが、今回混合診療を避けて、保険手術の翌日に自費手術を行いました。同時にブログ提示をさせてもらえることになりました。
糸によるリフトは多種の方法があります。糸の種類も多様です。まず二つに分けます。リフト効果を求める方法と、張りを造る方法です。前者は始点を顔の上方のどこかに置いて、下方に向かって入れた糸に棘などの引っ掛かりが着いていて、それで持ち上げる方法です。後者は更に二つの方法に分けられます。一方は棘が着いていますが、始点を設定せず、糸を入れた後に手で皮膚を抑えて平坦化させるだけです。もう一つは金の糸の様に棘の無い糸を、格子状に入れて、加齢に依る弛みを防ぐ方法です。金!。中学生時代に”カソウカナ・・ヒドスギルシャッキン”とかイオン化順位を語呂合わせして唱えて、金はイオン化しないと覚えました。つまり金は錆びませんから、一生体内に入れておいても生体に害がないのです。ただそれだけのことです。しかも金を入れていると金持ちを自慢できるだけです。いずれにしても後者にはリフト効果はありません。
今から10年以上前に3D糸を導入しました。直径5㎜程度のアイスクリームのコーン型が糸に1㎝毎に着いています。Jowlは皮下脂肪の下垂ですから、コーンで抱え上げられます。後方に溜まった脂肪はトゲトゲの着いたコグ糸で平坦化します。下に患者さんに説明した記事を載せました。この様に、Jowlには効果的です。Jowlは一般英語で辞書に載っています。訳すと動物の垂れた顎です。日本ではブルドッグと比喩すると通じます。
下顔面リフトは切開法なら耳の周囲を切開しますが、Jowlは支点となる耳垂(耳たぶ)から遠く、小さい私の顔でも、今測ったら8㎝ありました。JowlにはSMAS(筋と筋膜)はありませんから、耳前からJowlまで皮下で剥離する必要があります。簡単に言えば、切開して→剥離して→引いて→その位置で余った皮膚を切除して縫合すると→剥離した皮膚とベースの皮下脂肪層が、皮膚が挙がった位置で癒着して、引き上げ効果が半永久的になります。ただし加齢は止められませんから、経年的に伸展は再発します。そこで糸リフトでは、3D糸はJowlまで挿入して、Jowl fatを抱え上げますから、効果が得られます。コグは支点が無いのでイマイチですが、皮膚の平坦化には有用です。私はその様にして、非切開リフトでも効果を得てきましたが、持続性は1〜2年です。まず糸は溶けないと、経年変化で皮膚が菲薄化してきたら露出してきたり、生体反応を引き起こします。長くても1年で解ける糸を使うべきです。溶けた糸の跡に筒状の瘢痕(創傷治癒の結果の硬いコラーゲン)が出来ますから、これが引き上げ効果をある程度残します。私はスレッドリフトの2年後に切開リフトをしたことがありますが、剥離時に瘢痕が引っ掛かりました。とは言っても瘢痕のコラーゲンは、3ヶ月毎に正常のコラーゲンに置き換わりますから、半永久的ではありません。
ところで眉下切開とは、眼瞼下垂手術の一種と認められています。後天性前葉性眼瞼下垂症への適応があります。眼瞼の皮膚は身体中で一番薄く、加齢に伴う伸展と菲薄化が先行します。後天性後葉性眼瞼下垂症の本態である挙筋腱膜の進展と菲薄化は、加齢とコンタクトレンズが原因ですが、進行速度は個人差が大きいのですが、眼瞼部の手術を要します。対して前葉性がメインだったら、眼瞼で切開するよりも、経過のダウンタイムが軽い眉下切開で引き上げることをお勧めしています。検査法(シミュレーション)としては、患者さんに目を閉じてもらい、眉を挙げていない位置で、検者(私)が眉を抑えて動かない様にして、眉下に定規を当ててゼロ点を設定して、患者さんに目を開いてもらいます。患者さんは必ず瞼が重く感じるので、私は抑えた指で徐々に眉を挙げていきます。見た目で動く量を決めます。また前頭筋の筋力が強い人の場合は、手を離しますと、眉が挙がります。いずれにしてもその時眉が動いた距離を測って、切除幅とします。
症例は51歳女性。10年前から診てきました。当初から重瞼が狭く、診察の結果、切らない眼瞼下垂手術をしました。開瞼時に常に前頭筋が収縮していて、眉を挙げて目を開いていたため、おでこの横ジワも刻まれていました。額ボトックスも適時注射してきました。また、患者さん本人もJowlを気にされていて、スレッドリフトもしました。その後も定期的に来院されて、ボトックス注射やヒアルロン酸注入、PRP注入を定期的にしながら、シミ取りLASER等もしてきました。長年のリピーターで、私に取ってはお馴染みの患者さんです。
その中で久しぶりに手術治療の希望を戴きました。昨年夏には、毎年の額ボトックス注射の際に私、”眉下切開、眉を挙げる7㎜切除が適応”と述べています。都合が付かず、一年間見合わせていました。今年7月にいつもの再来時、患者さんから「今回こそ予定を立てたい。」と依頼されました。患者さんはブログも覧ていて、内容は解っていました。切除幅は昨年と変わらず眉を挙げる7㎜です。そこで、今まで常時前頭筋収縮していたので、癖が治らない可能性が高いと考え、眉下の創が引っ張られない様に、予めボトックスを注射しておくことをお奨めしました。
さらに患者さん、Jowlを指差しながら「ここのたるみが酷くなりましたから、糸でのリフトもどうですか?。」と訊きます。私「8年ぶりになりますね。糸リフトは2年は保たないのですが、定期的に出来ます。」と応じます。念の為手術法の説明をしました。「Jowlは脂肪がエラ方向から落ちてきています。まず3D糸、小さいコーンが1㎝おきに着いている糸を耳前部の2点から入れてJowl fat 皮下脂肪を後に抱え上げます。すると耳の前に溜まるので、次にコグ糸、トゲトゲの糸を真皮の裏側に沿って入れて平坦化します。」用手的シミュレーションをしながらの説明ですから、患者さんは嬉しそうに聴いて下さいました。
手術は眉下切開を先行して、切開手術は保険ですから、翌日診ますので、その日に自費のスレッドリフトを行います。保険手術と自費手術を同日に行うと混合診療になってしまうからです。
画像は1日目の眉下切開から載せます。翌日のスレッドリフトからは同時に撮影しましたから、次々に画像をフォローしていきます。
ご覧の様に眉アートメイクは古いけれど薄く残り、眉尻も残っています。普段はブロウを描いているそうです。上の様に目尻と目頭の真上をマーキングして、その間は予定の7㎜切除します。目尻の1㎝外側までも7㎜切除出来ますねと言ったら患者さん「そうなんです。外側が特に弛んでいるんです。」用手的にシミュレーションしたら「嬉しいです。」とお悦びでした。切開のデザインはアートメイクの直下を切り、その下を7㎜幅切除します。
今回デザイン時画像と術中画像は撮り忘れ、いきなり眉下切開術直後の画像です。
近接画像は正面からと斜め外から。眉尻の傷の長さも解ります。眉よりも長く切りましたが、描く部分です。傷は眉のアートメイクの下にピッタリ沿っています。
左眼瞼部近接画像です。やはり眉尻は越えましたが描くそうです。それに傷跡は消えていきます。
さて翌日のスレッドリフトです。まず正面像で手順を追います。
上左図は術前の中下顔面部。Jowlは外下に膨らんで、骨格は大きくないのに下膨れ的です。上右図はJowlに2点、糸を差し出す点をマーキングしました。
上左図は両側に3D糸2本+コグ糸2本ずつ挿入後。Jowlに3D糸を出して座位で診ます。先端のコーンが引っ掛かっています。患者さんに見てもらうとお悦びでした。上右図はJowlに出した3D糸を皮膚直上で切り出来上がりです。軽い凹みは解消します。
下からは斜位像と側面像。
斜位で見ると各点が判ります。耳垂前に1㎝間隔で2点、Jowlに2点。
予め糸孔は針で作っておきます。耳前部から3D糸を刺して長いコの字型に、皮下脂肪層の中を通して、Jowl部の皮膚から出します。出した糸を思いっきり引っ張ってコーンを1個皮膚に引っ掛けます。その後耳し前の同じ孔からコグ糸を二本挿入して皮膚を扱く様に引っ掛けてから引きます。
座位で見てから出ている糸を切ります。
側面像でも判り易いでしょう。まずマーキング。
糸を挿入後。
糸は切っても孔は見えます。各孔に軟膏を塗って、翌日までテープで保護します。
下には術後1週間の画像群。
リフト効果はまだ全く後戻りしていません。でも「1年後以降には後戻りし始めます。」と告げたら、患者さん「その際は切開リフトを予定したいです。」と気持ちを昂らせます。
Jowlが挙がると、マリオネットラインが見えなくなります。ただしこの方向のスレッドリフトでは、下顎縁の下は挙がりません。
側面像ではマリオネットラインの消失が明らかです。
術後1週間で眉下切開術の創は全抜糸しました。
創癒合良好で眼瞼も開大してお悦びでした。
術後2週間ではリフト効果は保たれています。開口時に左咬筋部に運動痛を感じましたが軽快中ですと。筋そのものには引っ掛けていませんが、触ったか、SMASを通ったかと考えられます。
若干マリオネットラインが見えてきました。
ただし側面像でのJowlの膨隆のハイライトは見えてきません。
ところが・・!、ボトックスを予め打ったのが一部切れてきていて、右眉尻が動くのを診ました。同部の創跡の幅もゼロでは無くなっています。結果重瞼ラインも乱れています。まず直ちに同部にボトックスを追加しました。
でもよく診ると、9年前の切らない眼瞼下垂手術=NILT法の右外部の埋没重瞼も弱っています。当日埋没法=MT法で重瞼を再建しました。
元のラインに1箇所掛け直したら、ちゃんと綺麗なラインが再建されました。
当院では、厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しブログを掲載しています。
医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。
施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
費用の説明も加えます。3Dリフトは14万円+消費税。コグ糸は一本3万5千円+消費税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。眉下切開術は眼瞼下垂手術の一種ですから、保険診療です。点数は6000点×2=12000点。出来高請求で薬剤代等込みで、3割負担では約4万円です。モニター制でも、この費用をカットしてはいけないとの厚労省からのお達しですが、個人情報提供のための同意書は頂いています。つまり眉下切開術のブログ提示はご好意です。ありがとうございます。
今回7年前のNILT法の重瞼固定が1本外れました。MT法1糸は3万円+税です。通常3年間までは割引サービスしています。