今回の症例は17歳、女性。典型的なPuffy eyeです。パフィーアイとは、化粧パフのようなふっくらした目元という意味で、欧米の白人がアジア人を揶揄するときによく使われる用語です。まあ開瞼不良という機能障害が見られるわけですから、人体能力そのものを低いものとして見られているので残念ですが、だから可哀そうなのです。
もちろん症例の患者さんは、幼少期から開瞼不良というか目が小さいのは自覚(もちろん他覚的にも)していた。挙筋機能は12mmとやや低下。フェニレフリンテストでは、開瞼の強化が見られない。眼裂横径:24mm、内眼角間距離38mmで蒙古襞が目頭を隠し、内側の白目の面積が外側の白目の半分しか見えない。
術前、下図は左右近接像
いつものやつ!。一辺4mmのZ-形成術に
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カテゴリー別アーカイブ: 皮弁
美容医療の神髄42-歴史的経緯第42話- ”口頭伝承”:父は美容整形屋、私は形成外科医。自分史話へ”その19”
茅ヶ崎徳洲会総合病院での形成外科診療を紹介する事で皆さんに形成外科医療の真髄をお示ししようと思いました。形成外科とは何かを、一般人が知らないのが残念です。これは美容整形屋どもの妨害工作ではないか?、それとも、形成外科領域の医師の啓蒙不足が資金不足から来るものか判りませんが、一番判っていないのが他科の医師達と、マスコミです。未だに美容整形とほざき、美容外科と形成外科の区別もつかない奴らに教育の意味も込めて紹介します。
底で症例のカテゴリー分けをしてみようと思ったのですが、長くなりそうなので、今回要述します。例によって、日本形成外科学会の当時の認定医のカテゴリーに沿います。
1、新鮮外傷、新鮮熱傷;結構ありましたが、全身管理を要する様な重篤な症例は年に数例でした。ただし重症患者は救急
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眼頭切開が評判です。当院独自のZ-形成法による蒙古襞解除術はこのような症例にも使えます。‐1週間後の経過‐
立て続けに当院の売りであるZ−形成法による目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術をご紹介してきました。いかに素晴らしい結果かは画像が教えてくれます。
先ずは術前=3年前に他院でズレたW−形成法での目頭切開術を受けられています。ゼーンゼン数字が伴っていませんし、挙がっていません。
引き続き拡大像をお示しします。術後2週間です。
近接像です。
内眼角間距離は計算通りに36㎜となりました。画像上ではいい感じのサイズに変化が見て取れます。内眼角間距離は一つの数字的な目安に過ぎませんが、目安なしにはデザイン出来ません。数字的に言えば、理想のサイズである右眼裂横径:内眼角間距離:左眼裂横径=30:30:30㎜の人はアジア人では滅多にいません。これまでに2人だけ見た事があるだけです。ちなみに
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当院の眼頭切開術はすべての日本人に適応します。形態改善の目的はちょうどいい。
この数種間に症例提示の承諾を頂ける患者さんが頻出されました。目頭切開が続いています。要するに症例提示を見て「私も私も!」と芋づる式に希望されるからでしょう。良好な形態を作れて経過を正直に提示して来たからと自負しています。皆さんに悦んで頂いているので、私達としても嬉しい限りです。
症例の2週間目の提示を致します。
上左が術前、上右が術直後です。
上左が1週間の抜糸直後、上右が2週間で経過を見せて頂きました。
画像上術後しばらくは開瞼が不良とに写っています。痛いのでしょうか?、突っ張るのでしょうか?。目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術は、開瞼を阻害する皮膚の突っ張りを無くす事が主目的であると、これまで何度も言い続けてきました。なのに、術直後は腫脹と創の痛みで開き
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眼頭切開が評判です。当院独自のZ-形成法による蒙古襞解除術はこのような症例にも使えます。
これは難しい。形態をどれだけ作り上げるかは、デザインが60%以上の割合で左右するのですが、他院の修正手術では限定されるからです。しかも前医が医局の先輩で知り合いなだけに、逆に聴きにくいから詳細が不明です。手術当日中に解ってくる事がありました。
症例は35歳、女性。3年前に他院で目頭切開を受けたが、効果不足との訴え。
内眼角間距離39㎜ 眼裂横径26㎜ 挙筋筋力は13㎜だが、腱膜性眼瞼下垂症に対して切らない眼瞼下垂手術を受けている。顔が横に広がっている感じなのでもう少し目の窓を寄せたい希望に対して、一辺4㎜のZ−形成法による目頭切開を予定しました。
上左図が術前、上右図が術直後です。充分に効果が得られています。計算通り目頭が1.5㎜ずつ開いて内眼角間距離は36㎜にな
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