カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2023 . 6 . 22

口周りの改造を求められましたが、人中溝の縦長が16㎜で切除は不可も、人中が10㎜と幅広く、赤唇が平坦ですから、寄せて強調すると可愛い。口角も挙げたい。

一時は口周りの手術が毎週の様にありました。年に50例以上の年もありました。4年前からのマスク対応で、カムフラージュが常道となっていたからです。しかしこの間に、この手術をする医師が増えました。でも多くの患者さんに聴くところによれば、口周りの手術を受けるなら、国内で三人に絞られるそうです。画像上の素晴らしさと、真摯な診療行為の結果が載っているからでしょう。また早期から中期時には3ヶ月以上の長期的な経過も載っているから、信頼されているのでしょう。 逆に、これもSNS上で、マスクが義務では無くなって、口周りを見せなくてはならなくなったから、むしろこれからが、口周りの手術を希望する患者さんが増えるという説もあります。そうでしょうか?。上にも書いた様に口周りの手術ができる美容形成外科医は数少ないで
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2023 . 6 . 20

若年でも鼻唇溝が目立つ美人には、ヒアルロン酸ではキリがないのでプロテーシス。

顰蹙、ひんしゅくという熟語があります。顰めると蹙めるの漢字部分を合わせています。意味は、眉を顰めると顔を蹙めるです。 眉を顰めるのは嫌な時や怖い時や怒った時などの感情が表情筋の一つである皺眉筋に伝わり皺を造ります。どれも良い表情ではありませんから、筋の動きを止めたいと考えてボトックスで止めるのが第一選択です。この面は他の機会に書きます。 顔を蹙めるという表情も同様に嫌な感情により起きますが、特に法令線が深くなる原因ではあります。法令線の下には頬骨筋群という鼻唇溝を斜め上に引き上げる筋達が付着していて顔の後方に引き込むから溝になります。頻回に引き込まれているうちに、皮膚に折り目が付いて刻まれてしまいます。ただし、法令線(医学的には鼻唇溝)は、骨の折れ返り線でもあります。皆さんも触れ
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2023 . 6 . 14

年齢不詳の明るい楽しい患者さん。次々と若返り手術。でも鼻翼の横の鼻唇溝上方の三角形の窪みは深い。プロテーシスが最適です。

法令線、ほうれい線、人相の用語ですが、最近になって一般化しました。何故でしょう。美容外科、いや昭和53年に標榜科目となる前は美容整形と称していた診療科では、広告が生命です。通常患者さんは、他科と違い本当の口コミを伝えないので、多額の費用を広告に掛けても、自由診療価格ですから元が取れる様なビジネス体系としてきました。過去の紙媒体の広告時代から、TVCMしかなかった時代は、診療内容を細かく記載できない法制でしたが、抜け道で本の広告のフリをして書いていた輩が横行していました。21世紀に入ってインターネット時代になり、(美容)医療広告も、ホームページに記載されます。HPは当初は広告と見做されず、改竄や嘘の内容がありました。その後多種のSNSが流行し、説明は簡易で、画像が主体ですが、改竄も横行しました
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2023 . 6 . 9

咋年末は手術が続きました。広範囲剥離Jowl Liftにはいいタイミングです。しっかり挙げます。

昨年12月中は手術三昧で、大きな手術が多く当然モニター希望の症例も多かったのですが、新たな版を描きませんでした。正直忙しかったからではありますが、実はもう二つ、ブログを書くアプリが更新されて使えなくなったのと、いつも大阪のクリニックで使っているPCが壊れたというか、古くなって動きが落ちたので書けなかったのです。やっとMacを買い換えて、ソフトの使い方も専門家に教えてもらって、今年に入ってやっと、順次ブログを書き始めました。ところで本当にブログは私が書き連ねているからこうなったのです。その証拠です。文章も面白いと言ってくださる方がいらっしゃいます。でも本年の何回かは前振りを割愛します。アッ、この文を前振りにします。それでは初まり始まりです。 一言添えます。年末はダウンタイムを過ごせる場合
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2023 . 6 . 3

こめかみリフトで顔の前に張り。重心を挙げましょう。目元もはっきり!

フェイスリフト手術は読んで字の如くなら、顔を挙げる手術ですが、顔を持ち上げても綺麗にならない訳です。頭蓋骨は加齢しても基本的に変わりませんが、それよりひょうっそうの軟部組織は緩み下垂するから加齢顔貌を呈するのであって、ならばどこをどう挙げるかは多岐に亘ります。 まず切開の長さと位置は多様です。切開線は通常挙げたい部位の斜め上、よく患者さんが指で引き上げる真似をしますが、そこです。長さは上はおでこや頭皮内から、こめかみ生え際やこめかみ頭皮内、耳を半周回って、耳の後ろから生え際まで切れます。全部ならフルフェイスリフトですが、8時間以上要しますから当院では不可です。私は上中下に分けてもらいます。 剥離層も多種です。皮下、SMAS (筋層)下、骨膜下までありますが、SMAS下には顔面神経
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