カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2019 . 1 . 17

本年第一番目の口周りの手術症例の提示です。今年も誠心誠意丁寧に手術します。

平成という元号も最後の31年、西暦2019年です。本年も忙しそう。昨年は口周りの手術に終始しました。日本国が現政権になって6年。私は(私に限らず)反知性主義政権を好ましく思いませんが、何とかミクスと称するまやかしの経済政策は、格差を拡大しながらも、一部に一時的な金銭的余裕を産み、本来不要不急である美容外科医療にも流入しています。外国人(中国が主)のインバウンドもなんとかミクスに因る円安の派生です。今や当院の売り上げの半分近くを占めます。もう一つ、国民の意識として美容医療に対する忌避観念が払拭されて来たからでもありますが、これも経済的高揚があってこそです。私は失われた30年間と共に、苦しみながら美容形成外科医療に携わって来ましたが、この何年かは様変わりしています。 先日患者さんに「先生は
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2019 . 1 . 14

昨年末は同時手術が週に5件。白唇短縮術と口角挙上術、他にも有って年越しで供覧。

今年もあと数日。大阪院での最終手術の症例となりました。まだ平成18年の症例統計を採っていませんが、おおよそ年に150例の口周りの手術を施行しました。それに今週は5例でした。もしこのペースでいけば年に250例です。それじゃ体力が持ちません。この手術は集中力を要しますから結構疲れるんですよ。いやあ〜!、だからこそ好結果を得られるのでしょう。今年も頑張りました。 そして平成30年最後の口周りの手術の患者さんは私を探してきた嬉しい患者さんです。父の時代(私も手伝っていた時代)に罹っていた人で、口周りの手術の医者を探していたら、よりによって私に行き当たったのです。ブログの紹介文にも書いてありますから、見出せたのでしょう。 昨年末に顔面何部位か脂肪吸引を受けた。目頭の創跡あり。17年前銀座美
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2019 . 1 . 12

グラマラスアイだか、アーモンドアイだか、垂れ目形成術だか、下眼瞼結膜側切除は対称性が重要。

日本人(東アジアの新モンゴル系人種)は、吊り目です。英語ではSlant eye:傾いた目として差別用語です。日本人選手がMLBで一悶着しました。吊り目の原因は3点あり、どれもが遺伝子の発現として、個体差はありますが、モンゴル系に特有です。日本では朝廷が典型例で、今上天皇も本年5月からの新天皇も吊り目です。 吊り目の原因は、1、蒙古襞の拘縮と被さりが内側を下げます。本ブログの読者のみなさんは知っていますよね。私達の得意の手術=Z-形成法で、コマーシャルしている下手な美容外科では不可能です。2、目頭と目尻の位置を決める靭帯の付着そのものが傾いています。内眼角靭帯の位置と外眼角靭帯の付着部は平均5度外が上に傾いています。白人は水平です。3、目尻の位置はどうあれ、下眼瞼縁のカーブがまっるみが足
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2018 . 12 . 19

白唇部短縮術だけにしようか?、口角挙上術も受けようか?、迷った結果は?。良かったんじゃない!

私は最多症例数の口周りの手術をして来ていると思われます。要因は丁寧に時間を掛けて手術出来る環境が整っているからです。診察して計測して、適応を決めるのにも、デザインを検討するのにも時間を掛けます。医療スタッフの充実も寄与しています。 とにかく丁寧に縫合しないと、創跡が拡がって後戻りします。患者さんの中には、未だに創跡が後で拡がる事があるのを知らない者が居り、説明に苦慮します。でも私は説明抜きに襟を正して、拡がらない様に一生賢明に縫合します。ただしその為の技術は、形成外科医療を研鑽しなければ身に付きません。いきなり美容外科に就職したり、他科研修後いきなり美容外科に転科した医師しか居ない、チェーン店の美容外科(TVCM中)には、形成外科的技術は求められません。一時は彼等も手を出していました後
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2018 . 12 . 17

両側鼻翼基部間での白唇部短縮術は精魂こめて丁寧に。

考えてみれば判ることですが、白唇短縮術に於いて、私は両側鼻翼基部の間だけを同じ幅切除しますから、口角は挙がらないので、術前と比べて相対的に口角が下がるのは当然です。約5年前には、口角を挙げようとして鼻唇溝部まで切除してみました。ところがやはり傷跡が見えてしまいます。3例だけで止めました。 でも、必ずしも白唇短縮術と口角挙上術を同時施行するべきとは言いません。私はこの何年か口周りの手術ばかりしているので、同時にしないでそれぞれの手術に専念して精度を高めようという気持ちも働いています。 2回に分けて順次していくか?、経過を診ながら二次手術にするかは状態によります。通常は口角も挙げた方が可愛さが増します。ただしそれは、好みでもあります。人格にも影響します。前にも述べましたが、美容外科治
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