カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2018 . 8 . 15

こめかみ(側頭部生え際)リフトはこうやるんだぜ!

症例は46歳女性。これまで15年以上お馴染みの患者さん。13年前までは父の患者さんで、もちろん私も携わって来ました。定期的に御治しをしています。だからだけでは無く、とにかく若さと美しさを保って来ました。患者さんは美しさを保つのが大変なんです。もちろんアンチエイジングの年頃ですが、これまでにフェイスリフトも受けていて下顔面は綺麗!(自慢かよ?)、上口唇短縮術は私にとってのの第一号ですから、これも下顔面の若さを保っています。注:残念ながら5年間で再伸展が感じられますが、これは後戻りではありません。今回はまだ手を付けていないこめかみリフトをして中顔面の改善を図ります。 早速画像を並べてみます。 まず正面像の術前と術直後。 右斜位像 左側面像 術
▼続きを読む
2018 . 8 . 8

丸顔の可愛い印象なのに上口唇だけが長いと冗長感。

丸顔の症例と面長の症例に分けると、面長の人で下顔面が特に長い人の多くは、頤も長く、バランスに苦慮します。最近では骨切り術を受けてから上下口唇のバランスを撮る症例が増えました。対して丸顔の人で下顔面だけが長い人は冗長です。そして上下口唇のバランスを考慮しないでもとにかく短くしたら顔面3分割の上中下の比率が合うので、手術計画が立て易いです。本症例は典型的です。ご覧の様にすっきり感が得られます。 症例は27歳女性。人づてに聴いて来院されました。白唇長18㎜で平板。上顔面(生え際〜眉下)=53㎜:中顔面(眉下〜鼻下)=52㎜:下顔面(鼻下〜頤尖)=68㎜と圧倒的に下が長く、その中でも上口唇25㎜:下口唇43㎜と黄金比率の5:8と比して上口唇が長い。赤唇そのものも薄い。手術適応です。創跡の広がり
▼続きを読む
2018 . 8 . 7

目元の形態と機能アップで優しい雰囲気。

本邦に於いては美容医療は、美容外科と形成外科が別科目で、前者は自費診療、後者は保険診療が適要されています。実は多くの他国では同一科目です。昭和51年に美容整形(現在も過去も法律上の診療科目ではない。)を診療科目にする際に、形成外科を先に診療科目にして、昭和53年に形成外科医と美容整形医が手を組んで美容外科という新しい診療科目を設置しました。 結果として自費診療と保険診療の境界線が引かれたのですが、切らない手術はの多くは自費で、切開すれば保険が通るとのコンセンサスが得られています。ただしチェーン店では、非形成外科医のビジネスマン医師がほとんどで、保険診療機関を申請していませんし、厚労省も与えません。ところが、眼瞼下垂手術に目頭切開を併施して効果倍増を狙っても、二つの手術を眼瞼下垂手術に請
▼続きを読む
2018 . 7 . 28

若々しく童顔効果を得られましたが、追加手術?。

まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。 私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。御託を並べてばかりで手術が上手くないという意味でしょうか?。いや違います。口元の手術ばかりだという意味でしょう。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間
▼続きを読む
2018 . 7 . 12

口周りの手術:今回は術後1か月までを同時公開。上口唇短縮術+口角挙上術+鼻唇角プロテーシス

口周りの手術は白唇部短縮術と口角挙上術の併用法が主です。口周りと呼べば鼻や頤、歯や歯槽、周りの骨も関係します。骨格を治してから口周りを手術する症例が増加しています。鼻翼は同時に治す要にお奨めしています。鼻尖増高術を軟骨移植でする場合は、同時手術が難しく、しかも白唇短縮術と切開が近いので3か月以上明けなければなりません。本症例では鼻尖終了。鼻陵も入っていて不要。鼻翼は大きくない。頤も出来ている。唯一鼻唇角が喰い込んでいて上にある点が残っていました。その為に白唇が長いのを認識していました。鼻唇角の下制は移植が必要ですが、耳介軟骨では不足なケースが多く、シリコンプロテーシスが適応しますが、多くの若造の美容外科医は知りもしません。そもそも鼻唇角という言葉も知らない輩が多いのです。奴等には教えてあげな
▼続きを読む