カテゴリー別アーカイブ: 診断

2022 . 7 . 22

こめかみリフトが流行っていて慣れました。効果は高い。結果は出ます。経過も早い。適応も広い。いいことづくめです。

「慣れました。」と書くと、これまでは上手くなかった様に捉えられるかも知れません。違います。言い訳になりますが、広範囲隔離リフトは他では余りされていません。いや、剥離範囲を患者さんにお示しして教える様な親切で真面目な美容形成外科医は、他には聞いた事が無いというだけかも知れません。少なくともチェーン店系では出来ません。 何れにしても広範囲剥離リフトの効能は余り知られていません。私は今から25年程前に先輩医に教えてもらいました。「靭帯法が一番だが、大変だし危ないし難しい!。次に効いて長持ちするのは広範囲剥離皮下リフトだ。しかも比較的容易だ!。SMAS法よりもいいよ!。」それ以来たまに、”適度”な広範囲剥離リフトをしていました。その後試行錯誤して、剥離範囲を拡大して、今から5年前からは、定番の
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2021 . 12 . 22

鼻唇溝は顔面の周囲の部品との前後関係。美人なのにここが目立つなら、プロテーシス挿入手術の適応性高い。

日本人(アジア人)は両顎歯槽の前突が強く、上顎骨から頬骨が横長で平板:つまりフラットフェイスなので、鼻唇溝の上方の三角が深い傾向があります。どんなに美人でも、逆に美人だから目立ちます。鼻唇溝は法令線と呼ばれますが、人相学の用語です。二次元的には、画に線を書かれますが、立体的には溝で、上記に書いた様に上方は骨格に因る陥没です。そして鼻唇溝は、上方の三角形の陥没を埋めれば、溝も見えなくなります。それは、これから画像を診れば判ります。 上に書いた様にアジア(中華圏)では鼻唇溝を法令線と称しますが、その角度が人相学的に重要です。窄まっていると暗い性格に見え、凶相と見立てられます。鼻翼の横から外側に向かって、丸く弧を描いていると笑顔に見え、優しい顔に見えます。人相はキャラクターから表出される形態
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2021 . 11 . 24

鼻翼縮小術の外側三日月型切除は適応が限られますが、鼻翼鼻背溝までの切除で鼻翼吊り上げも加えられます。

アジア人は身体に特徴があります。一説に因ると、アフリカで発生したホモサピエンス(現存人類種)がシナイ半島を経て旅立った後に、寒冷地のヨーロッパでは身長が高くなり(ベルクマンの法則といって、例えば白熊の方が南方の熊より大きいのがそれです)、更に冷たい空気を暖める為に鼻が高くなりました。白人の皮膚や目や髪の色素が少ないのは、日照が少ないから無駄な材料(メラニン色素は重要な栄養素から作られる.)を消費しない様になったからです。アジア人は進出時に中間の気候地を経由してきたので、黒人よりは黄色くなり、鼻は大きくなっても高くならなかったのです。更に2万年前の最終氷河期に東アジアに進出した集団は、寒冷地適応で一重瞼となりました。この遺伝子は大多数の日本人に混じっていて、日本人の半数は発現し一重瞼です。
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2021 . 3 . 12

男性でも口角挙上術は似合うでしょ?。メイクでカムフラージュしなくても、マスクで隠していれば、数ヶ月で傷跡は目立たなくなります。

暮れも押し迫ってきました。手術も押しています。年末年始の休業体制を使っての患者さんも多く、いや緊急事態宣言中か9ヶ月間ずっと忙しかったです。そのため今回のブログは、まず症例説明から提示します。細かい手術等の説明は、追い追い書き加えていきます。 症例は34歳男性。幾つかの美容外科治療を行ってきたが、今回口角挙上術を希望された。いきなり人中部の白唇の上下長を測ると19㎜あり、短縮術の適応でもあるが、ダウンタイムが長いのは知っていて、見合わせる希望。口角挙上術はマスクで隠せば数週間でやり過ごせると知っている。ブログを見て理解している。計測し、内眼角間距離31㎜:鼻翼幅37㎜:口唇幅57㎜ですから、黄金比率の5:8にするなら口唇幅を1.5㎜拡大したいので、口角を斜め上30度方向に5㎜移動するプ
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2021 . 1 . 14

L型プロテーシスに鼻唇角プロテーシスを組み合わせるのを分離型と言います。

鼻唇”角”は読んで字の如く’角度’です。部位としては鼻柱基部の深部にプロテーシスを入れます。側面像で、鼻尖から後方へ鼻柱が造る線と、白唇(口唇は赤い部分だけでなく皮膚の白い部分も口唇で、皮膚色ですから白唇、はくしんと読みます。) の交わる角度が鼻唇角です。患者さんには、最低限直角以上にしたいと云われます。鋭角だと正面から視て、鼻が喰い込んで見えるからです。角度を変えるにはプロテーシスで鼻柱基部を前に出す事ができます。 鼻唇角プロテーシスは韓国で「ネコ手術」と称されて流行っている様です。確かに東アジア人に鼻唇角が鋭角で喰い込んでいる人が多いので、韓国には患者が多いのでしょう。もちろん日本人の半分は遺伝的要素が同じですから適応患者は多数です。ちなみに鼻唇溝の上の三角形の深い部分にプロテーシ
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