カテゴリー別アーカイブ: 美学

2016 . 1 . 22

美容医療の神髄35-歴史的経緯第35話- ”口頭伝承から、自分史話へ”その12

まだまだ話題は尽きません。標題を見たら歴史を35回書いてきました。24回は父との人生を邂逅しています。私と父の医師としての交流はやっと12回です。近年の美容医療の歴史です。そして形成外科医と非形成外科医の交流です。ここで、一大センセーションが勃発しました。日本美容医療協会の発足です。 何がセンセーショナルかと言いますと、形成外科と非形成外科の美容外科界での椅子の奪い合いが顕在化したからです。 またその話ですかあ?。私と父の医師としての人生は美容医療の世界の軋轢に満ちています。その世界での社会的行動でも、個人的な行動においても、父子はいつも尊敬し合い、反目し合い、憎み合いながら、愛し合ってきました。どこの家でも父と子はそうして成長していくのでしょう。特に高度成長期を生きた前世代と、
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2016 . 1 . 15

美容医療の神髄34-歴史的経緯第34話- ”口頭伝承から、自分史話へ”その11

茅ヶ崎徳洲会総合病院形成外科に一人医長として出向したのは平成5年4月からです。7年目に研修医を卒業して、医長として出向したので、研究日をもらえることになります。 前回述べた通り、大学医局員のデュティは教育と診療と研究ですが、出向者はあくまでも病院に雇われているので診療に邁進することが第一義です。医局に下の学年の医師の派遣の余裕があり、病院が採算面から受け入れられるなら教育も要求されますが、この年はまだ症例が少ないので、一人医長でしたから、教育はオフデュティです。でも通常出向者にも研究日は与えられます。大学医局と出向病院の交渉時に契約しているのです。派遣元の優位性があるためです。ところが別に大学医局から研究(さすがに一般病院では出来ない)に来る様には義務づけられないので、出向者は研究日の
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2016 . 1 . 6

片側の黒目整形で合わせたい。経過を追いましょうⅦ→完成としました。

本症例は初回手術から何回かの修正をしてきました。 上の画像は、左が11月初めの術前で右が先週の3回目の術前です。 こんなに良くなっています。ただし、左のラインのカーブを修正したくなりました。 そこで内側の埋没糸を外して、1㎜下げて付け替えました。上の画像で左が直後、右が現在です。これで完成だ!。とは、ぬか喜び?。確かにカーブが弧でない?。中央は挙筋縫縮を足したから重権が狭くなったので、重瞼術埋没法を足したから強いのですが、しかも内側を下ろしたので三角気味の重瞼線になっているとの訴えあり。でもよく見れば右も内側は低い。それに合わせたのですよ。では外は?。確かに右に比べ左が低いかも?。 という訳で、左外を僅かに挙げるsimulation:シミュレーションし
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2015 . 12 . 24

片側の黒目整形で合わせたい。経過を追いましょうⅥ→完成でしょ?。いやいやまだまだ

本症例は初回手術から何回かの修正をしてきました。 上の画像は、左が11月初めの術前で右が先週の3回目の術前です。 こんなに良くなっています。ただし、左のラインのカーブを修正したくなりました。 そこで内側の埋没糸を外して、1㎜下げて付け替えました。上の画像で左が直後、右が現在です。これで完成だ!。とは、ぬか喜び?。確かにカーブが弧でない?。中央は挙筋縫縮を足したから重権が狭くなったので、重瞼術埋没法を足したから強いのですが、しかも内側を下ろしたので三角気味の重瞼線になっているとの訴えあり。でもよく見れば右も内側は低い。それに合わせたのですよ。では外は?。確かに右に比べ左が低いかも?。 という訳で、左外を僅かに挙げるsimulation:シミュレーションし
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2015 . 12 . 11

美容医療の神髄32-歴史的経緯第32話- ”口頭伝承から、自分史話へ”その9

6年次はシニアーレジデント4年目でチーフレジデント学年です。現在の臨床研修制度下では後期研修医または専修医3年次と称され、いずれにしても専門医試験に向けての知識集成と症例収集の学年です。北里大学形成外科医局では、チーフレジデントは2人しか枠が無いため、同期4人のうち二人は、関連病院の中でも症例が豊富な2つの病院に出向して、チーフレジデント業をすることになります。こういう時私は、一般病院での臨床研修がふさわしいとされます。開業医の子で、将来開業すると思われているからです。そう言えば、その後も進路の選択の際にそう云われました。そう言う訳で、6年次は横浜南共済病院形成外科勤務でチーフレジデント学年を過ごすことになりました。 そこでは、6年次の私がチーフレジデントクラスで、他に3年上の講師級の
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