本邦に於いては美容医療は、美容外科と形成外科が別科目で、前者は自費診療、後者は保険診療が適要されています。実は多くの他国では同一科目です。昭和51年に美容整形(現在も過去も法律上の診療科目ではない。)を診療科目にする際に、形成外科を先に診療科目にして、昭和53年に形成外科医と美容整形医が手を組んで美容外科という新しい診療科目を設置しました。
結果として自費診療と保険診療の境界線が引かれたのですが、切らない手術はの多くは自費で、切開すれば保険が通るとのコンセンサスが得られています。ただしチェーン店では、非形成外科医のビジネスマン医師がほとんどで、保険診療機関を申請していませんし、厚労省も与えません。ところが、眼瞼下垂手術に目頭切開を併施して効果倍増を狙っても、二つの手術を眼瞼下垂手術に請
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学
上口唇(白唇部)短縮術単独に人中明瞭化とCupid’s bow(赤唇縁の弓型)作製。口角や鼻翼は延期です。
今回の症例患者さんは明るい。顔面の印象は強い。なんせいろいろな点を改造したくて、なかなか進まないのはよく検討しているからでいいのですが、こちらは振り回される。性格が良いのでこちらも文句は言いません。いつもの様に真摯に真剣に真面目に診療して、むしろ楽しんでいます。様々な面での改良効果が見事にマッチしています。生来美しい鼻尖や、やや広く胡坐気味の鼻翼、長い下顔面の比率。私にとっても検討課題が噴出します。骨切りも効を奏しています。仲の良い骨切りの得意な菅原先生とも患者さんを介して通じました。なんかブログに書くのも楽しい患者さんです。
症例24歳女性。本年1月に来院。もちろんブログ症例は観察して戴いています。白唇(鼻柱基部〜赤唇縁)長16㎜で、上顔面(生え際〜眉下)62㎜:中顔面(眉下〜鼻下)
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若々しく可愛い女になりました。
まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。
私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。御託を並べてばかりで手術が上手くないという意味でしょうか?。いや違います。口元の手術ばかりだという意味でしょう。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間
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男子も口周りは気になります。口元がすっきりした!。
これまで男子の口周り手術は数え上げても十例は居ません。何故かと言えば創跡を隠すのが難しいからです。これまで毎回書いて来ましたが、口周りの手術は美容外科治療の最終兵器となる場合が多く、女性にとって至上の武器ですが、男性に於いては如何でしょう?。見てきたら意外と手術の適応性は高いのかも知れません。
男性の社会的有用性を高める為に、美容医療を利用してもらいたいと願っています。実は口周りの印象は、特に男性にとって大きな意味を持ちます。鼻の下が長いと社会的が低下します。だから男性にとっても、口周りの手術の有用性が高い症例が多いのです。
症例は23歳、男性。口元が間延びしてるのを気にして、本ブログを見い出すに到り来院。白唇長を計ると20㎜で長い。早速最大限の5mm切除を求められました。契約上
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鼻、口の順で口周りを数次的に治してきました。
口周りの手術は周囲とのバランスが重視されます。口とは口唇の間です。唇とは赤い部分だけだと思っている人が大多数でしょうが、赤い唇は赤唇部、その上下の上は鼻の下までを白唇部と称します。欧米の言語では一般用語です。White lip: 白唇& Vermilion:赤唇です。赤唇や白唇は前後の傾斜が重要ですし、縦の数値は治せます。横のバランスは顔面部品および顔面の幅との比較が重要です。そして口の上は鼻です。口の下は頤です。
顔面の縦の比率は、上中下に三分割します。上は生え際から眉下まで、中は眉下から鼻下、下は鼻下から頤尖までを比較します。白人では上中下とも60㎜と同値が理想的ですが、アジア人の多くは上顔面は短い=頭が小さい。そして中顔面が短いのは寸詰まりだからで、比して下顔面が長い人が
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