本症例はこのブログを観て手術に到りました。実は当東京皮膚科・形成外科の他の医師が読む様に薦めてくれたのです。患者さんは品川院を受診して前医が診察しました。目頭形成術の適応であり、患者さんも希望されたのですが、前医は最近美容外科診療を始めたばかりで説明のしようがなく、私のブログを見る様にすすめました。患者さんが早速画像を視たらその症例も結果が素晴らしいので、希望に萌え、すぐ銀座院を受診し私に罹ったそうです。実は私の医師としての姿勢が問われたのでしょう。
美容外科診療や形成外科診療に於いても、初診時の診察はまず病歴聴取から入ります。他の科目と同じです。
どの様な目的を持って来院したのか、何を治したいのか、何を情報のソースにしたのかなどから聴き始めます。主訴とか病歴です。
眼瞼な
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カテゴリー別アーカイブ: 医学
美人なのに可愛い女子。美容医療に理解が深い。素敵な患者さんです。Jowl lift と目尻切開
久しぶりに来院していきなり、手術のプランを立てた患者さんです。と言っても充分に時間をかけて診察して計測して、手術の適応を検討しました。実は逆に、これまで幾つかの部位を治してきたから、治すべき部位は限られます。そしてだから綺麗で素敵な顔立ちです。今回は一つ、懸案事項を治します。もう一つはアンチエイジングです。
症例は36歳女性。8年来のこれまでの経過は多岐に渉ります。画像を視ればある程度判るので説明は割愛します。今回5年ぶりに来院されました。これまでの結果には満足されているからです。
いきなり、いろいろな治療について相談されました。若年時から他院でも罹り、その後私たちも長らく診てきた患者さんですが、さすがに年齢的に治したい部位が生じたそうです。それと懸案だった顔面と目の窓のバランス
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間の抜けたモンゴル系の目元。目頭形成術で蒙古(モンゴル)襞だけでも外しましょう。
本当にすごく目が離れているモンゴル系。日本人でこのサイズの人は珍しいでしょう。お魚型です。蒙古襞は今から約2万年前にモンゴルで発生した突然変異遺伝子の発現ですが、その後中国や朝鮮を経て日本にも蔓延しました。一重まぶたの遺伝子も同座で、蒙古襞の程度も重瞼線の高さも連続的にバリエーションがあります。
現世人類,Homo Sapience は約20万年前にアフリカで発生して、地球上に徐々に進出しました。2万年前の最終氷河期に、モンゴルやシベリアでは一重まぶたで前葉性眼瞼下垂、つまり目が開きにくいから目が凍らない人が突然変異で発生して、寒冷地適応者として彼らの末裔だけが生き残りました。白人や黒人は全員二重まぶたで蒙古襞を持ちません。これは北東アジアに特有の遺伝子です。これは現在最先端の集団遺伝
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さすがに白唇短縮術は不要です。比して口角は下がっていますから、挙上術したい。
口角挙上術単独の適応症例は数少ないのですが、計測に依る診断上あり得ます。では患者さんはどうして知り得るか?。ブログを見れば判ります。最近はSNS上に症例が散りばめられています。でも手術法として、横径の改良まで触れている医師は少なく計測も為されていない様です。私の手術術式と適切な診療方針は唯一かも知れません。私に行き当たった人は幸せです。ご覧の様に悦びをもたらします。
症例は29歳女性。昨年末に来院。白唇長13㎜と長くない。一目見て口角だけ下がっている。上下の口唇(赤唇)が接する線を交連線と言います。波を打っていながら中央と両端が同じ高さなら口角が下がっていないと認識されます。当たり前ですが、口角の高さが中央の上口唇結節の高さよりしたなら口角が下がっていると認識されます。内眼角間距離33
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やはりこれもしたい。口角挙上術はアンチエイジング
表題にある様に、やっぱり口周りの手術を追加したくなった患者さんです。この数年私は、口周りの手術の先達の如く捉えられています。私は日本中に100人以下の形成外科と美容外科の専門医であり、しかもその中で口周りの手術に積極的に取り組んできたのは数名しか居ないのをご存知の方も少なくありません。その意味は、形成外科の先進の技術と美容外科の美容的知識と経験を積み重ねてきた医師だけが、この手術を上手に出来るからです。そして私の様に念入りに診察して、丁寧な手術を行える環境にある美容外科クリニックは数少ないからです。さらにこのブログの中でご覧の様に多くの症例を提示してきて、それもちゃんと経過を全て包み隠さずに観せてきているから、患者さんも知識を持ってから来院するので安心感があるからでしょう。
本症例の患
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