カテゴリー別アーカイブ: 未分類

2015 . 4 . 4

形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅳ =美容医療の専門医=

各標榜科目と学会専門医との話をしてきましたが、その際他国の状況が気になりましたので、調べてみました。 まず判ったこととして、欧米先進諸国では科目標榜の際に、学会からの何らかのライセンスを持たないとならない、という条件を課していない国はないということです。 USAでは形成外科と美容外科はほぼ同一の科目で、専門医でなければ標榜して開業できません。ほぼ同一というのは、皮膚科医が美容皮膚科を、眼科医が眼瞼形成外科を、耳鼻医が耳鼻の形成外科を、乳腺外科医が豊胸術を診療することもできるからです。もちろんこの場合特別な研修を経ています。USAの美容形成外科専門医 Bourd of American Sosiety of Aesthetic Plastic Sugery は取得が難しく(費用が高
▼続きを読む
2015 . 4 . 1

【黒目整形】切らない眼瞼下垂手術=NILT法は、普通の男性でも、普通に受けられます。

今回の症例の患者さんは、遠方からいらっしゃって下さった大学生の方です。症例提示を承諾いただいた上に、ちゃんと1週間後には、写真を転送して下さり、2週間後には、写真と撮りにいらっしゃって下さったいい人です。 結果に満足されていて、しかもムードさえも変えて似合う眼鏡を選んで来院される程、気に入って下さった様で、我々としても、うれしい限りの症例です。 症例は、20歳男性。一重瞼で皮膚性眼瞼下垂が重篤。前頭筋が開瞼時に常時収縮している。挙筋滑動距離は12mmと正常範囲。眼裂横径が25mm、内眼角間距離35mm、角膜中心間距離57mmと、蒙古襞が被さり気味で、拘縮も強い。 このような症例は、埋没法では持続性に難があるとは言えますが、治療期間から考えて現在切開法をできる状況にはないとの
▼続きを読む
2015 . 3 . 27

形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅲ =学会専門医と標榜科目の関係=

各科目の説明を始めようと考えていたら、忘れていたことを思い出しました。学会の説明で専門医について触れましたが、どうやってクオリファイしているかを、書かなかったら意味がないではありませんか?。簡単に私の経験から、説明します。あくまでも、私の取得した日本形成外科学会認定専門医と、日本美容外科学会(JSAPS)専門医についてです。さらに今後の計画として各標榜科目に対して、各学会認定の専門医取得が義務づけられる予定なので、簡単に説明します。 私は医師になったのが、昭和62年ですが、平成5年に日本形成外科学会の認定する専門医(当時は認定医といいました。)を取得しました。日本形成外科学会の認定する施設で6年間の研修を受けた後に、申請しました。まず認定施設は相当する症例数を診療している、主に大学病院
▼続きを読む
2015 . 3 . 20

形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅱ =各科目の違いの前に標榜について=

前回本題からはずれ、話が長くなったので、ページを変えました。 各科目の意味を書いていこうと思ったのですが、何故かと言いますと、医師側にさえ誤解が生じているからです。ポイントは二つ。1:標榜科目は大学卒業後に誰でも何でも名乗れること。2:美容医療はほとんどは自費診療で、一部が保険担保だが、どちらもできる医師は限られていること。 先日、ある美容皮膚科の開業において、皮膚科医にお手伝いいただく為に談話していたら、「今度の院長さんは、美容皮膚科だけしてきたってどういう医師なのですか?。」といいました。いまや、美容皮膚科は標榜科目名として使えるので、開業時に美容皮膚科を標榜できるのです。研修歴などは条件として取り上げられません。上記の1にあるように、標榜科目は厚労省が認めたらどの医師でも認
▼続きを読む
2015 . 3 . 12

形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅰ =卒後研修の意味=

またまた、小難しい話を始めたくなってしまいました。というのも、日々患者さん方と接していて、美容医療の理解をされていないために、患者さん自身が損しているなあと思うことがあるからです。 何が言いたいのかといいますと、美容医療といっても範囲が広いので、どの科目の臨床経験がどれだけあるかで、診療分野が違うということです。 医師という職業は、医大を卒業して国家試験に通り資格を取得すれば、医師として何科を診療してもいいことになります。しかし、医師国家試験が求める知識は、最低限の医療を出来るだけの、広く浅い範囲ですから、医学部での教育カリキュラムはそれに応じた、やはり広く浅い知識の範囲となります。ですから、医師になりたての時には、美容医療に限らず、はっきりいって診療法さえ知りませんし、細かい専
▼続きを読む