今回の症例は、皆様に受け入れられることを期して掲載した訳ではありません。皆様に理論的説明のために提示したのです。何を説明したいかというと、美容整形屋には、理解できない科学的根拠があるかをです。
上2図は術前術後で前回提示しました。
術後1週間で抜糸しました。印象として、全体の目つきが改善しています。そうです、そこが目的です。これまで何回か、埋没法の重瞼術や、切開法の重瞼術を受けてこられたし、目頭切開も受けていますが、なんか変。綺麗と言い難い。精気がない目つき。違うんだなあ〜!っていう感じ。今回切開法の眼瞼下垂手術と、目頭の拘縮解除術を施行しました。
よく見て下さい。黒目の上に被さる瞼縁の傾斜が大事です。術前は黒目の上に掛かる瞼縁が斜めに内側が落ちています。術
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カテゴリー別アーカイブ: Z皮弁法
当方の目頭切開術=蒙古襞に因る拘縮解除術は、他院の術後再建にも応用できて有効です。Ⅰ
この数年、目頭切開の症例供覧が続きました。提示させて頂いた症例は全例新鮮例でしたが、今回修正例を提示させて頂くことになりました。
まずは術前、術直後の画像から。症例は29歳。先天性眼瞼下垂に対して、切開(皮膚切除)法の眼瞼下垂症手術も併施しています。
眼瞼下垂症は、いつも通りの手術です。先天性眼瞼下垂症なのに、11年前と、7年前に埋没法の重瞼術を受けていて、却って下垂が目立つようになったと思われます。いわゆる美容整形屋のよくやることです。当院での前回の手術から約5年経ていますから、皮膚が伸展して余剰となり、瞼縁に乗ってしまうために逆さ睫毛になって、ちくちくするとのことで、2㎜幅の切除を加えました。もちろん、挙筋腱膜の折りたたみを追加し開瞼を強化していますし、重瞼の固定も追
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目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。2週間後の経過
当院の得意とする手術:独自のZ−形成法による目頭切開=蒙古襞による拘縮解除術と切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=埋没方式による挙筋修復&重瞼術=NILT法 の2週間後の経過の提示を致します。
長ったらしい手術法の紹介をしてしまいました。最近、いくつかの名称をキャッチフレーズの様に使い分けてきたので、患者さんが混乱してしまうから、合体させました。
まず正面像で比較します。右が術前、左が術後2週間です。
何と美しい結果でしょうか?!。器用なんですね!、上手なんですね!、手術が丁寧だからですね?。よくいわれますが?。それだけではありません。症例患者さんがいい素材なんです。美しい、可愛い人は、よりきれいになることが容易なんです。しかもこの症例では、微妙な左右差があるので、左右
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目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。Ⅱ
これまで何度か記載してきましたが、本邦には一重まぶた、眼瞼下垂、蒙古襞を呈する遺伝子が蔓延しています。モンゴル系遺伝子です。との内容で前回書き始めたのですが、とってもいい症例なので画像提示をたっぷり載せたら、長くなったので二度に分けました。
この遺伝子は、今から2万年前程前に東アジアの北部で突然変異が起きて発生したのです。その時日本には、既に南方からの移住者が居て(いわゆる現在でも南方系の濃い顔の人)その後北方から侵入した民族がモンゴル系遺伝子を持ってきて、国内に蔓延させたのです。典型的には、沖縄や、北海道の原住民には、南方系の遺伝子が色濃く残っています。皇室は北方系で、近親交配してきましたから、モンゴル系の遺伝子が濃く残っているのは見ての通りですよね。今世代から、平民と交配したので、
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目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。Ⅰ
これまで、何度か記載してきましたが、本邦には一重まぶた、眼瞼下垂、蒙古襞を呈する遺伝子が蔓延しています。モンゴル系遺伝子です。細かいことは次回詳述します。
早速症例を提示します。一重瞼、眼瞼下垂、蒙古襞の併存するので、同時に治療した症例です。
下図の症例は、27歳女性。一重瞼(奥二重)で、他院で埋没をしたが左は浅くなり、右も内側が浅い。開瞼も、左右とも、内側が弱い。内眼角間距離/眼裂横径/角膜中心間距離=26/35/63と目の位置が若干離れていて、蒙古襞は一重まぶたなら普通。目の横幅はやや小さめ。蒙古襞の拘縮が典型的に内側の開瞼を阻害している。写真で見られるように黒目の上にかかる瞼縁が斜めになっているのはその証拠です。いわゆる寄り目で吊り目に見えるタイプです。黒目整形は内側を上げ
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