無理にお願いしてモニターになってもらった症例です。ただし英語のMonitorは、訳すと本来は監視装置や傍受です。医療者が患者さんを観察するのはモニタリング,Monitoringと言いますが、それでは対象が逆です。人に魅せて参考にしてもらう為の画像、または経過や結果を収集して提示するのはTesterで、患者さんが対象です。本来は受益者が見せてくださることです。そして受益とは本来、金銭的な対価=”得”を伴うはずですから、美容形成外科での自費診療では割引して、画像を使わしてもらいます。ただし保険診療では、法制上割引出来ません。お願いするだけです。更に個人情報保護法が制定されてから、画像提示は確実に承諾書を要します。学会発表でもかなり厳しく制度化しています。今回、手術直後の結果に大喜びされた症例の患
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カテゴリー別アーカイブ: 眉下切開術
眉下切開(切除)は保険適用の手術ですが、ご厚意でブログ掲示をさせてもらえました。
いきなり手術中に話が纏まって、眉下切開の画像を頂きました。ありがとうございます。患者さんは友人の紹介で手術に到ったのですが、その為かお互いの信頼関係が深く、そもそも明るくフランクな(私も)人で、今後も更に友人を紹介頂けるそうです。そんな話しをしていて、私もついお願いしてみたら、「皆さんに魅せてあげて下さい。」と、悦んで承諾して下さったのです。
眼瞼形成術は幾つかに分けられます。重瞼術は、一重瞼のアジア人には古来行われてきました。三国志にも載っています。日本でも戦前から眼科医が行い、論文も発行されています。戦後にUSAからGHQが戦傷外科として、形成外科医も含めて医師団を連れてきて、当時の形成外科のの眼瞼形成術の最先端を手解きしました。眼瞼下垂手術も含みます。昭和51年に日本政府が形成外
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眉下切開の2回目と、下眼瞼下制術の追加と、切れ長整形の修正を同時施行しました。
何度も登場して下さるゴージャスな女子です。私のモットーとする「美しく可愛い女性は常にもっと上を求める。」との名言に最も合致する女性です。どこが美しいかと言えば、首から下はゴージャスな体型で外人の様に均整が取れています。顔面も白人的な輪郭と部品は整っています。
アジア人(モンゴロイド)と白人(コーカソイド)の平均的な身体的差異を述べます。まず首から下ですと平均身長が10㎝以上違うのは誰でも知っていますが、骨格と筋肉の着き方(当然相関しています)も違います。白人は女性でも胸郭が厚く、だから胸?もゴージャスです。臀部もキュッと上っていて格好良いのです。他に何箇所も違いがありますが、この患者さんは、いくつもの面で身体的にゴージャスです。
顔面はまず正面の輪郭が違います。アジア人は丸顔で平
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眉下切開手術と重瞼術埋没法=MT法と下眼瞼シワ取り術は同時に出来ます。適応であればですが。
三つの手術を同時に行いました。トッピングでもぼったくりでもありません。逆に、適応をよく検討した結果です。診察を念入りにして、鑑別診断の下に決めますし、人格や周囲の目を加味して、ダウンタイムも選択の要素になりますし、過去に受けた医療も関係するし、生来の状態も関係します。これらを全て診察所見と言います。
上眼瞼下垂症を簡単に鑑別すれば、先天性と後天性及び前葉性と後葉性の要素の組み合わせで4種です。程度は計測値により、手術法は自ずと選ばれます。幾つかの選択肢が適するならダウンタイムと持続性も選択の基準に加わります。今回は先天性前葉性眼瞼下垂が主体でしたから、眉下切開と重瞼術埋没法が適応しました。
下眼瞼形成術はやはり多種に亘ります。シワが主か?、目袋が主か?。両方か?。下眼瞼は何と言っ
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