カテゴリー別アーカイブ: 輪郭

2023 . 3 . 21

鼻唇角(鼻柱基部)と鼻唇溝(鼻翼基部)はシリコンプロテーシスが有用で安全です。ヒアルロン酸等の注入では持続性がないので・・。

その時代の医療水準は学術的に成立します。医科大学や市中医療機関で研究された先端の医療行為法でも、本法では厚労省の管轄する日本医学会に加入している学会に於いて議論され、医学的に有用性が認められてコンセンサスを得た診療行為だけが保険収載されます。対して代替医療という言葉があります。医学的に学術的に有用性が認められていない医療行為です。サプリや自費治療は受ける側は有用性があると思い込んでいて良いのですが、大規模に治療結果を調べても統計的に有用性が認められなく、医学的に一般的に応用できないから保険収載(*脚注)できない訳です。 じゃあ、美容医療は保険収載されていないから、代替医療なのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。保険収載されていないのは、美容医療は不要不急の医療だから、保険
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2022 . 12 . 3

頤プロテーシスは、半円形でやや尖らせましょう。正中化には糸で引き出します。骨膜対筋も縫合して入り口を塞ぎます。

頤プロテーシスは、前に出すか?、長くするか?、幅はどれだけ欲しいか?。等いくつかのデザイン上の差があります。これまで、他院で入れたのに、格好良くないので入れ替えた症例は4例ありましたが、プロテーシスは全例同じデザインでした。もちろんチェーン店です。画像を載せます。 見ての通り、横長の半棒状ですから、前には出ますが、頤の幅が出来て、女性では男性化されます。E-ラインよりも口が前では人間らしくない(人間は口で啄まないから口が出てない筈)ので、頤を前に出したい人が居ます。この場合頤を前に出すのは賛成しますが、長くしたらしゃくれるし、幅が出来たら、強そうになります。USAの西部劇に出て来る様な強そうな頤になります。ちなみに割れたらもっと強そうですが、アジア人には絶対あり得ません。ヨーロッパの王家で
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2022 . 8 . 28

やはりいい考えだ!。鼻翼縮小術皮弁法は永続的効果があり、上口唇短縮術を併施すれば人中が膨らむ事もないです。

形成外科医と美容外科医は、医師としての質が違います。診療対象も違いますし、保険診療と自費診療の違いもあります。原則的に病気や怪我等の原因の結果としての形態的変形を治すのが形成外科で、保険収載の可否は厚労省が決めます。健康でも形態的に治したい場合は美容外科診療になります。しかしどちらも、対象は体表に近い形態を治すので、解剖学的(構造)知識と機能的知識は共有です。実はUSAでは、Plastic surgery,形成外科とAesthetic surgery,美容外科はどちらも自費診療です。診療科目名もAesthetic Plastic surgery等(他にも)と一緒くたにしています。 ところが、形成外科医は大学病院や大病院で研修しますが、美容外科医はいきなりクリニックに就職するか、他科での
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2022 . 2 . 21

スレッドリフトとPRP療法の組み合わせで明るく若々しく!。優しいキャラクターの女性には似合います!。

毎回患者さんに強弁しますが、美形な顔面の基礎は輪郭です。正面輪郭では細面で面長。逆に丸顔は可愛いですが、美人とは言いません。五角形や三角形の顔面輪郭は野暮ったい。側面輪郭ではE-ラインが重要です。E,Aesthetic–ライン,line は鼻尖と顎を結ぶ線ですが、口吻がその線上にあるのが美しいとされます。側面輪郭でも部品以外の凹凸が少なく前方に丸みがある方が綺麗です。瞼頬溝やゴルゴ線(ゴルゴ13の著者は先日亡くなったのですが、劇画は継続するので引き続き使います.)も斜めや側面から見えます。目尻や頬のコケは正面から見え、側面からも影が見えます。美形な顔面は、対する人を優しい気持ちにさせ、明るいムードを立てます。 輪郭が美人の部類なら、部品の改良で美人度アップされます。逆に輪郭を改造すれば
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2021 . 1 . 14

L型プロテーシスに鼻唇角プロテーシスを組み合わせるのを分離型と言います。

鼻唇”角”は読んで字の如く’角度’です。部位としては鼻柱基部の深部にプロテーシスを入れます。側面像で、鼻尖から後方へ鼻柱が造る線と、白唇(口唇は赤い部分だけでなく皮膚の白い部分も口唇で、皮膚色ですから白唇、はくしんと読みます。) の交わる角度が鼻唇角です。患者さんには、最低限直角以上にしたいと云われます。鋭角だと正面から視て、鼻が喰い込んで見えるからです。角度を変えるにはプロテーシスで鼻柱基部を前に出す事ができます。 鼻唇角プロテーシスは韓国で「ネコ手術」と称されて流行っている様です。確かに東アジア人に鼻唇角が鋭角で喰い込んでいる人が多いので、韓国には患者が多いのでしょう。もちろん日本人の半分は遺伝的要素が同じですから適応患者は多数です。ちなみに鼻唇溝の上の三角形の深い部分にプロテーシ
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