カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス

2023 . 10 . 20

7年前から診ている患者さん。徐々にJowl が垂れてきたら Lift が適応。広範囲皮下剥離なら効き、長持ちします。

題名にある様に、私のブログに載る手術症例はリピーターが多いのです。リピーターと言っても、注入や当て物だけでなく、手術症例もリピートされます。これには二つの理由があります。 一つには、それまで私が注入などの簡便な治療(いわゆるプチ整形)をした患者さんでも、ただ打つだけでなく、私が美容的素養を披歴して、患者さんもノって、美について語ってきたからです。そんじょそこらの若造と違って、美容形成外科医としてのキャリアーが長いのは経歴を見れば判りますし、幼少時から父に仕込まれました。前にも書きましたが、父に同行していたら、「あそこに歩いてるのが美人っていうんだぜ!。」とか教えてくれたものでした。美容的素養は目で見える外面的観点だけでなく、内面的または精神的観点、社会的観点まで仕込まれました。チェーン
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2023 . 9 . 16

症例の女子は美人なので、目力アップすると似合います。社会機能的に聡明性が高まります。中国でも”目は口ほどにものを言う”のだそうです。

美容医療は昨今始まったのではありません。外傷後の形成外科治療は第一次大戦後にヨーロッパで有用でした。UKは王国ですから、戦傷者を、戦争に行かせた王室が面倒を看たのです。使われた技術は発展して、美容医療にも流用されました。日本では戦前から数名の施行医(ただし当時は眼科医や耳鼻科医)が存在しました。学術誌にも載っています。戦後日本では原爆の研究のためにGHQ (主にUSA )の形成外科医がやって来ました。ついでに美容医療も教えました。学んだ医師が、GIにモテる為の美容整形を受ける女性の為に、美容医療手術を施行しました。その後高度成長期には、美容整形クリニックが雨後の筍の様に増えました。昭和30年代には、既に山手線の各駅に存在しました。昭和51年に形成外科が、昭和53年に美容外科が標榜科目(広告に
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2023 . 9 . 8

たまには注射系の治療も載せます。とは言ってもPRP療法は単なる再生医療でなく、Augmentation=増量です。

Augmentationとは組織の増量です。顔面の皮膚皮下組織を厚くして形を整えます。PRP注入はいくつかの部位には最適です。PRPとはPlatelet rich Plasmaの略で、訳すと多血小板血清です。自己採血して遠心分離して作ります。血小板は出血を止める血球の一つですが、組織成長因子を含みます。傷が治る際に働くからです。濃度を上げたPRPを注入すると、一度はまず血清の量で組織が増量し、水分は48時間から吸収されていきますが、成長因子も同時に働き、増量した組織が保たれます。ただし一般的には、表皮細胞を成長させて、皮膚(肌)に張りを作る作用が利用されます。この方法で確かに張りは造れますが、たるんで落ちたり、へこんで凹凸となった顔面の形態は治せません。加齢変形でも、顔面の生来の輪郭でその原
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2023 . 8 . 3

人中部の上を中心とした上白唇短縮術の二回目。実は一回目は私の初の症例です。同時に頬のコケ=頬骨弓部の下の段差にPRP

近々9月末に北海道札幌で日本美容外科学会 JSAPS, Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery があります。発表を依頼されました。日本に二つある美容外科学会の一方の形成外科トレーニングを受けた美容外科医の集まる側の学会です。お題はやっぱり、”Rejuvenation 口唇”です。Rejuvenation とはJuvenile,若年を、Re, 再現する、つまり若返りです。口唇は10年で1㎜伸びますから、若返りの為には欠かせない手術です。もっとも若年時から長い人も居ますから、Rejuvenationに限りませんが・・。ちなみに昨年にはもう一つの日本美容外科学会 JSAS, Japan Society of Aesthetic Surgery でも依頼
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2023 . 7 . 30

こめかみリフトは方向と切開線と剥離範囲を使い分けます。

広範囲剥離リフトの中でもこめかみリフトは受けやすい部位です。だから流行っているのかどうかは定かではありませんが、私がこれまで載せてきたブログで観ても、ダウンタイムが短いのは確かです。その仕組みは、さすがに剥離範囲が少ないからです。ですが、中顔面は顔の中心部なので効果は観て解り易い部位だから、画像を視るとやりたくなるのでしょう。もちろん剥離範囲が少なく切開も短いから手術時間が長引かないので価格設定も下げているから受けやすいとも言えます 私がよく行う皮下広範囲剥離リフトは、時間と侵襲度の為に上中下に分けています。その前に一般人や不勉強な医師は間違っている上中下を教えましょう。医学的な上顔面は生え際〜眉下、中顔面は眉下〜鼻下、下顔面は鼻下〜頤先端です。 中顔面リフトはこめかみから上下眼
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