最近症例がさらに増えています。口元の手術を毎日しています。他の眼瞼や鼻の手術やリフトの手術は糸だけでも入りません。当院は手術時間を3時間45分しか設定出来ないので、二時間以上掛かる白唇部短縮術+口角挙上術は日に一例しか受けられません。対して白唇部短縮術単独は1時間45分以内ですから日に二例出来ます。私は銀座で四日、大阪で二日勤務していますが、結果的に週に7例の口元の手術をした事もあります。その中で一定の割合でモニター(ブログ掲載症例)も増えています。今週は立て続けに四例載せます。その中でも特に結果が可愛い症例です。実はどの症例も可愛くしています。どの症例も悦びますが、本症例は特に悦んでいました。
症例は34歳、女性。本年6月に来院。
他院で目頭と下垂手術をして修正している。眼瞼の
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カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス
口周りのいつもの手術。順調な経過!。E-ラインプラスでも効果は?
一目で適応症例です。モコットした白唇の部分を切除するとすっきりします。E-ラインがプラスで口が出ている症例は切除で効果が得られるということが良く判ります。
症例は37歳、女性。これまでに頤プロテーシスを入れている。結果的にまだE-ラインは+5mm。白唇長25mm。歯槽骨が突で上白唇が内反している。上顔面(生え際~眉下)60mm:中顔面(眉下~鼻下)65mm:下顔面(鼻下~頤尖)70mmと下顔面が長く、その中で上白唇+赤唇長30mm:下赤唇~頤尖40mmで黄金分割比の5:8を当てると上が5mm長い。ひと目で上白唇切除の適応です。口が出ているのも目立たなく出来ます。外反=C-カールを作成したい。シミュレーションすると口角は当然に下がってしまう。内眼角間34mm:鼻翼幅35mm:口唇幅42m
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口まわりの手術にはこれもあります。鼻唇角鈍角化手術。実はプロテーシス。
症例は38歳女性。これまでにいくつもの手術を受けています。眼瞼や鼻、他にもいくつかの改善を図って来ました。今年には、私が口周りの手術をしました。ブログにもあります。
今回鼻唇角の角度を優しくする手術をしようという事になりました。鼻唇角下制術です。本名は鼻柱延長術兼鼻唇角鈍角化手術です。実はこの手術の効果は正面からは判り難いのです。斜位や側面像での変化が重視されます。患者さんも好きなタレントさんの斜位の画像を持って来て、この形が欲しいと求めました。
画像は上に記した通り斜位像と側面像を見なくては判りません。下に左斜位像。
左が術前、右が術直後です。
よく見て下さい。鼻柱:鼻尖(鼻の頭)の下方から白唇(鼻の下)に架けての、両側の鼻の孔の間が鼻柱です。術後は数㎜下方移動して
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黒目整形でくぼみ目解消。開きすぎではないですよね?。完成!
眼瞼下垂手術を`黒目整形`と称してきました。切開法と非切開法があります。
その選択基準は3点あります。1、先天性筋性眼瞼下垂症は切開法だけが適応する。後天性腱膜性眼瞼下垂症はどちらも適応する。一重瞼という先天性皮膚性眼瞼下垂症はどちらも適応するが、筋腱の処理を併用するべきである。ちゃんと診断の上で手術法を検討しないと結果が得られません。2、切らない手術は自費。切開法は原則的に保険適応。3、ダウンタイムは如実に差があり、非切開法=切らない眼瞼下垂手術NILT法では0〜2日(稀に10日)程度。切開法は平均的に2週間はかかります。年齢と共に長引いてきます。
本症例はNILT法が適応し、自費費用に対してブログ提示の承諾を頂いて20%オフをした上で、可能な日取りを直ぐ見つけて手術に到った幸
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若く見せたい願望にお答えしまして、久し振りに追加切除。
まずは一言!。GID(M to F)の患者さんには、必要なことが多い手術です。何故なら、GID患者さんは肉体的な性別と異なる精神的、または社会的性別で生活していますが、男性の肉体は女性と標準的構造が違うからです。口周りの中でも平均的に男性は白唇が長く、赤唇が薄いのは誰もが知っていますよね。だから、GID患者さんには手術適応の患者さんが多いと考えられます。
私は最近「口ばっかりな奴。」と呼ばれています。この分野では第一走者?奏者?となってきました。であれば適応者の多いGID患者さんがちょくちょく訪ねてくるのも当然です。真面目な美容外科医は容貌を治すだけでなく、社会性を持った人間を診るべきだと仕込まれました。その点でジェンダーは重要です。男性の肉体が女性的な容貌を得る為には、両性の差異を理
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