カテゴリー別アーカイブ: 鼻孔底隆起

2022 . 9 . 13

実物の結果を観たら、人中を含む両側鼻翼間の上白唇短縮術は、私の手術が最高に綺麗だと思うから、皆さんが希望します。

もう何年になりましょうか?。先日、初回手術症例の患者さんが、コロナ明けで久しぶりに来院されました。過去のブログとカルテを紐解いてみたら、2013年末でした。もう9年前です。ついでに、ブログになっている症例を数えてみたら、9年間で400例近くありました。多用する様になった6年前からですと、口周りは年60症例以上、人中を含む上白唇短縮術だけで、年に50症例以上手術してきました。毎週って感じです。 ただ症例数が多いだけではありません。丁寧に結果を出しています。週一例程度しか手術しないのは手術時間をかけるからです。切り取って縫う手術は取り戻せないからです。まず第一に術前初診時の診察にも時間をかけます。どの手術が適しているか?から検討し、切除量も重要です。手術とは、まず分解してから組み立てるので
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2022 . 8 . 28

やはりいい考えだ!。鼻翼縮小術皮弁法は永続的効果があり、上口唇短縮術を併施すれば人中が膨らむ事もないです。

形成外科医と美容外科医は、医師としての質が違います。診療対象も違いますし、保険診療と自費診療の違いもあります。原則的に病気や怪我等の原因の結果としての形態的変形を治すのが形成外科で、保険収載の可否は厚労省が決めます。健康でも形態的に治したい場合は美容外科診療になります。しかしどちらも、対象は体表に近い形態を治すので、解剖学的(構造)知識と機能的知識は共有です。実はUSAでは、Plastic surgery,形成外科とAesthetic surgery,美容外科はどちらも自費診療です。診療科目名もAesthetic Plastic surgery等(他にも)と一緒くたにしています。 ところが、形成外科医は大学病院や大病院で研修しますが、美容外科医はいきなりクリニックに就職するか、他科での
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2022 . 5 . 9

どこの出身にしても上口唇は伸びます。人中だけでない上代唇短縮術は適応。

中華人民共和国出身の患者さんが戻りつつあります。とは言っても日本在住者です。逆に中国には帰れないので、美容医療を日本でしか受けられないのでしょうか。 私は日本人です。日本人は東アジア人で、いわゆる黄色人種です。人類の人種を三つに分けると、他にも派生種はあるにしてもアジア人はモンゴロイドと呼ばれます。そして東アジア人は新古のモンゴロイドが混血しています。新モンゴロイドは、シベリアか満州で寒冷地適応で変異した民族ですが、一重瞼と非わきがを特徴とします。最終氷河期後に南へ移動して東アジア人と混血しました。日本には古墳時代までに少しずつ移動しました。中国では、その後も満州族の清国人と漢民族は混血しています。 人種間で顔面や身体の特徴は厳然とありますが、環境因子も影響しますし、加齢変化も必
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2022 . 4 . 26

いくつかの美容医療を私に託して来た患者さんですが、いよいよ口周りの手術を受けたくなりました。

おっとりとして優しい物腰の患者さん。この一年以内にいくつかの美容医療手術をさせて頂きました。実は当院に来院後、手術の得意でない形成美容外科医では無い医師に罹り、物足りない経過で私の方に移って来たのです。その際私が前医を批評して、患者さんに「ディする記事は面白いけれど大丈夫ですか?」と問われた事があります。いや〜私は、一般論を述べただけです。 美容医療を診療するのは、日本では美容外科と形成外科の二つの科目で、最近では厚労省が細分化して、美容皮膚科も”標榜科目”(脚注)に入りました。さすがに美容整形は診療科目名としては標榜禁止です。戦前は眼科医や耳鼻科医が細々と手を付けていた美容医療を、戦後(美容)整形外科と称して多くの医師が参入しました。GI相手の女性向けに始まり、芸能人が皆当然の如く受
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2022 . 4 . 18

年月を経ての上白唇短縮術の2回目が続々希望されています。ブログに多数載っているし、一回良くなるとさらに求めます。

外科系の医師は複数回手術をポリサージェリー,Poly surgery と言います。いろいろな部位を次々にする場合。一回目手術で上手く行かなかったから、直ぐ二回目をして治そうとする場合。更に上手く行かなくてもう一回と、どつぼに嵌る事もあり得ます。 いくつかのデメリットがあります。先ず創跡の瘢痕が成熟していない3か月以内の手術は、切りにくいし、創傷治癒過程も不良の可能性があります。ですから二回目の手術は必要性に依ります。麻酔は、局麻なら数時間で回復しますが、全身麻酔は回復に数日を要します。内臓への影響です。もちろん費用や手術スケジュールの負担も重なります。何れにしてもポリサージェリーは医療資源を消費するので、患者さんの利益とリスクのバランスに依存します。 そう考てみれば、年単位(4半
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