人中短縮術との手術名が横行しています。人中部だけ短縮すると富士山型になります。私は両側鼻翼基部(鼻翼の下)の間を同じ幅で切除するから富士山になりません。そのデザインでは鼻翼の横に皮膚が余るから、これを治すため傷が長くなりますから縫合が下手な医師には好まれません。実際非形成外科医が手術した痕で、形も良くないし、傷痕も幅が出てしまった症例が、引っ切り無しに私を訪れます。そもそも傷跡は長かろうが短かろうが、幅が出来たら見えるのです。逆に言うと幅が拡がらなければ顔面の前に傷跡があるこの手術(他には眉下だけ)でも見えなくなります。
それには真皮縫合の丁寧度と精密度に尽きます。毎日口を酸っぱくしての強調しています。美容外科医のうちチェーン店系の医師共は新人から就職するか他科からの転向者がほとんどで
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カテゴリー別アーカイブ: 口もとの美容
人中部白唇短縮術の単独施行ですっきり!
本症例はブログをご覧戴いていた患者さん。私は毎回細かい知識を書き連ねて来ました。皆さんに理解して頂きたいからです。そして皆さんも、何をどうすればどうなるかを解って罹られた方が経過が見えるし、結果も予想が出来るでしょう?。ダウンタイムが長い手術ですが、ブログを視ていれば経過が解りますから待てるし、日々軽快していきながら形態的な結果または機能的回復を期待出来るでしょう?。
最近私の患者さんで、ブログだけでなくツイッターやインスタグラムにも画像を載せてくれる患者さんが多く、形の良さと創跡の目立たなさを視て感動して来院される方が多くいらっしゃいます。それはそれで悦ばしいのですが、SNS状には説明は書いてありません。私は初診時に細かい診察と計測をして、説明しながら週打つの適応とデザインを提示し、
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鼻翼挙上術はこの様に手術します。
標題にある様に鼻翼挙上術の症例ですが、これも標題にある様に、画像を見せながら手術法の説明から入ります。またこの部位の形態は、美容形成外科的診療に於いて、周囲とのバランス(=比率)がいかに重要かも説明します。美容医療は技術だけではありません。空間認知能力つまり視覚的認知能力とそれを処理する頭脳的知識と経験がものを言います。この面で私は、31年の美容外科・形成外科医のキャリアーを持ちますから、学問的知識と診療経験を積み重ねてきて身に着けています。チェーン店にいる様な、医師になったばかりの若造には備わっていない素養です。
症例は30代の女性です。目を凝らしてご覧になればお判りの様に、口周りの手術も受けていますが、私の手術後はよく判らないでしょう?!。さらに鼻唇基部(=鼻唇角)下制術(=実はプ
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口周りのいつもの手術。順調な経過!。E-ラインプラスでも効果は
一目で適応症例です。モコットした白唇の部分を切除するとすっきりします。E-ラインがプラスで口が出ている症例は切除で効果が得られるということが良く判ります。今回術後3か月を経ましたが、傷痕の若干の問題点に対して今後も診ていくことになるので、コピペして新しい板を作ります
症例は37歳、女性。これまでに頤プロテーシスを入れている。結果的にまだE-ラインは+5mm。白唇長25mm。歯槽骨が突で上白唇が内反している。上顔面(生え際~眉下)60mm:中顔面(眉下~鼻下)65mm:下顔面(鼻下~頤尖)70mmと下顔面が長く、その中で上白唇+赤唇長30mm:下赤唇~頤尖40mmで黄金分割比の5:8を当てると上が5mm長い。ひと目で上白唇切除の適応です。口が出ているのも目立たなく出来ます。外反=C-カー
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人中部主体の白唇短縮術で可愛く!。口角は二次的に?、鼻は?、歯牙は?。
このブログを見てきた皆さんなら、お気づきになっているでしょう。昨年6月からブログの内容は手術日の画像に経過中の画像を積み重ねていって更新しています。そして術後3か月の際にはそれをコピペして3か月の期間を魅せています。そうするといい経過と治せるポイントも提示できるから読者のみなさんにも参考価値が高いと思います。今回は経過良好ですが、今後の治療も継続していきたい患者さんです。顔面の容貌はバランスが重要ですから、終わらないのです。それに、年齢を重ねるとまた修正したくなります。こう看ていくと、私が依存症にさせているような懸念を持たれるかも知れませんが、そうではありません。患者さんの全人格と特性,Talentを高めるために私はコンサルテーションをして、治療をしているのです。
本症例は、一目見て適
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